くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ピアニスト 今回注目したのは?

 

興味津々なピアニストたち

なんといっても歴史が深く、大御所と呼ばれる人たちも音楽史の中に燦然と輝く。

特に魔術師と呼ばれたリストなど、またショパンなど、有名人が列挙する世界。

その中で今回、選んでみたのは女性2人。

調べてみてびっくりしたのでこちらに紹介をする。

 ユジャ・ワン

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中国生まれ現在32歳 演奏はほぼ天才の領域

目次

実はネットで調べるまで彼女のことを存じ上げなかった。

まだとても若いのはわかるのだが、ステージ上の彼女の出で立ちはまさに今風。

フィギアスケートの選手と見間違うぐらいの超ミニスカート

オーバーリアクションで行う激しいパフォーマンス。

それでいて純然たるクラシック音楽を寸分違わぬ正確さで演奏する。

まさに今日のクラッシック音楽界を地で行くピアニスト。


Yuja Wang plays Turkish March

このトルコ行進曲を聞いてどう感じるだろうか。

あの神童モーツアルトの手になる超有名曲だが、モーツァルトがもし存命だったとしてこの演奏を聞いたならばおそらく彼自身もこの演奏に加わったに違いない。

この演奏はジャズテイストに味付けされたアレンジ

彼女のこのトルコ行進曲は他にもYouTubeにいっぱい上がっているが、どうやらどれも即興の部分があって同じ演奏ではなさそうだ。

音楽の楽しみ方を考えるときに、脚本通りにきっちりと演奏することももちろん楽しいが、まるで会話を楽しむように自分の感性を楽しむように思いのままに演奏することも、これを見るとありだなと痛感する。

まさに新しいタイプの音楽。

 しかしこちらを聞いてみたらどうだろう。


Yuja Wang - Scriabin, Selections for Solo Piano

この演奏をきかされて、一発で彼女のファンに。

私が思うピアノの演奏の理想的な形に近いと言えるのだ。

このようにたおやかに歌うように聞かされると、心の琴線に激しく響く。

現代の最も影響力のあるピアニストの1人とされているようだ。

北京生まれで33歳の彼女だが、地元にいる事はほとんどないようだ。

これだけのビジュアルである。しかも超絶技法の演奏があって引く手あまたと聞く。

なるほど納得。

調べてみると日本にはあまり来ていないようだ。ほとんどはアメリカヨーロッパが中心。

年に120回ほどのコンサートをこなしている。つまり3日に一回

移動の時間を考えれば自由時間などあるはずもなく。

一流のピアニストとしてかなりの葛藤があったと聞く。

彼女は日常の会話はほとんど英語ばかりで、育った母国語を話すことなどほとんどないのでは。

しかし、まだまだ若い。これからは長く活動するためのマニュアルを決めてもらっても決して悪くはないと言える。 

マルタアルゲリッチ

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六カ国語を普通に話す 3度の結婚歴

この人は1941年生まれで現在78歳

高齢ではあるのだがびっくりするほどの美人。日本に何度も来ていて、有名なのはピアニスト以上に美人であること。

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80年代の時。来日した時は長女と一緒


マルタ・アルゲリッチ BWV.826 Capriccio

彼女のバッハを聴いてみて驚くほどの力強さに圧倒される

バッハをピアノで奏でるピアニストはいっぱいいるが私の知るところではグレン・グールドくらい。

バッハをこの圧倒的なパフォーマンスで演出できるところが彼女の魅力なのか。

こちらは彼女の若い頃の演奏を特集したもの。


The History of Martha Argerich

彼女の24〜5歳位から30歳ぐらいまでの演奏。

この演奏を聞いてみても第一に感じるのは力強さ。そして打鍵の正確さ。

指先の骨が骨折するのではないかと思う位の叩き方である。

そして一つ一つの音の驚くほどの主張。

決してなだらかな甘ったるい演奏ではない

現存するピアニストの中でも世界中の頂点の何人かにカウントされるピアニスト。 

彼女の演奏はテンポが早いことでも知られている。

しかしその中でもこれだけのパフォーマンスができるのだ。

この持ち味はおそらくは彼女の性格からやってきているに違いない。

多分に情熱的で自分の意見がはっきりとしていて、ストレートに物事を表現する。

そのような人柄が感じられる演奏だ。

また母国語はスペイン語なのだがそれ以外にも英語やフランス語など全部で6カ国語を話すことができるらしい。

ピアニストになる前は通訳とか翻訳家とかを考えていたようだ。

彼女を調べてみてゴシップネタが1つ。

日本でお馴染みの有名な指揮者シャルルディトゥワ氏が 2番目の夫である。

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指揮者の元ご主人とともに

ちなみにこのときの結婚は4〜5年で終わっているのだが、 原因はご主人の浮気とのこと。

ばれちゃえば、大抵は許してはもらえない。

音楽家のご夫婦の場合、気をつけなければ年間を通してすれ違いの生活になるはず。

私がよく知っている日本人のバイオリニスト神尾真由子さんはロシア人のピアニストのご主人とご一緒に演奏活動をしている。

ほとんどすれ違いになることはなさそうだ。

実は、夫婦が長く一緒でいるためには当然のごとく、それなりの努力が必要なのだが、手っ取り早い条件として挙げられるのは、

  • 一緒に住むこと
  • 一緒の寝室に寝ること
  • 食事の時同じものを食べること

この3つさえきちんと守れれば、別れる事はほぼ100%近くありえないと言える。

この3つのうちのどれか1つ欠けても別れる可能性は出てくると言える。

しかし人の人生は味なもの。

幸せの形は他人にはなかなかわからない。

まとめ

日本にも著名なピアニストがいっぱいいて、しかもその演奏は世界的に評価を得ている。

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実はこの若い世代以外にも有名な人たちはたくさん

 

私が以前日本人のピアニストとして2人紹介してみたので。

 

www.kuwa-chu.com

辻井さんは目が見えないハンデを負いながらその神がかり的な演奏で世界的に知られる。

彼の持ち味はやはり超絶技巧と言えるだろう。

彼のラカンパネラはさすがにすごいと言える。

ただ、このときのブログで私が特に紹介したかったのはフジコヘミング

彼女は実は耳が不自由で片側の耳が補聴器でやっと聞こえるレベルでしかないのだ。

それでいながらあれだけの演奏。

彼女の演奏の特徴はとにかく耳に優しい。聞きやすいのである。

マルタアルゲリッチのたたみ掛けるような演奏とは真逆と言えるかもしれない。

しかし様々な演奏パターンを聞き比べてみても、フジコヘミングの演奏は優しさを感じる。

今回はピアニストについて自分なりに調べてみた。

ピアノの演奏でも様々なものがあって、もともとピアノでない楽器のものをピアノで演奏する場合があるのだが、そういったものも私なりに調べてみてアップしてみたい。