コロナ騒動で影響受けていないところはないだろう。
大相撲も先場所は中止になった。
やっと今日から7月場所として開催したが、本来の場所ではなく両国国技館を使って開催するとの事。
本来なら大阪とか名古屋とか地方場所になるはずだが、大きな距離の移動は避ける形になっている。
多くのイベントが自粛を迫られる中、工夫をしながら大相撲興行は無事挙行されている。
大相撲ファンにしてみればありがたい限りで、少し調べてみることに。
目次
両国国技館で開催する意味
コロナ騒動の影響は計り知れない。
どうやら今年は地方での場所開催は難しいようだ。
すべて両国国技館で行うことに決めたようだ。
なんといっても相撲部屋その他を含めて地元なわけだから、管理がしやすいことがあるだろう。
今回の場所を開催するにあたって専門家を呼んできちんと対応していると。
両国国技館は10,000人以上の観客を収容できる。
我々がいつも見ている満員御礼の垂れ幕が下がったときには、最大の収容人数が入ったと見て良いのだが、今回は上限2500人と決めたようだ。
つまり通常の4分の1の観客で行うと言うこと。
それでも、無観客の開催も視野にはあったはず。
そこをあえて観客をきちんと迎えることを決断した勇気には感服する。
興行収入は4分の1しか入らないわけだから、場合によっては赤字も覚悟しなければならないところ。
様々な方策を講じて場所は開催されている。
コロナシフトを敷いているようだ
専門家の意見を細かいところまで取り入れたことがよくわかる。
土俵周りのたまり席は観客なしで決めている。
また4人収容の枡席も1人のみとしているようだ。
関取衆の控え室も書く力仕事に仕切りが設けられて、さらに相撲教習所も臨時の支度部屋として準備されていたね。
伝統行事なわけで、ファンにしてみればどうしても見たい気持ちが強い。
様々な経済活動が制約を受ける中、スポーツに関わるイベントも、いろいろ対策を講じながらどうやら挙行されつつあるのは嬉しいことだと言える。
いつもとは違うよね
解説を聞きながらの取り組みをずっと眺めてみたが、
まず観客の掛け声がほとんどないよね。
こちらはあらかじめ案内があって声を出したりしないようにとの事。
その分を全て拍手で行う要望がなされていた。
普通はヒイキの力士を掛け声をかけて呼ぶので、テレビを見ていてもそういった音声があちこちから聞こえる。
今場所に限りそれはない。
また様々な方策がなされていて、勝ち名乗りを受けた力士が次の力士に力水をつけるのだが、それもどうやら作法だけで実際に水を含む事はしないと聞いた。
テレビをずっと見ていたけれどあまりしげしげ見ていなかったので、明日以降確認してみたい。
基本的には、ほぼマスク着用が義務付けられている。
場所に入る前の稽古でも、出稽古は禁止にされているようだ。
普段の生活にも大きな制約がかかるので、力士たちはやりにくいはず。
部屋にもよるが、出稽古で稽古を成り立たせているところもかなり多いはず。
横綱大関といえども必ず出稽古に出向く。
相撲取りは各部屋ごとに家族単位の集まりにはなっているが、出稽古の形でオープンに交流しあえる間柄でもあるのだ。
そうなると出稽古なしはかなり大きな制約を受けていると言わざるを得ない。
大勢の相撲ファンに配慮
やはりファンあっての大相撲なので、テレビの放送を始め、インターネット配信も盛んに行われているようだ。
私はもっぱらテレビで観戦するが、ネットの配信も解説がユニークなので見ていても面白い。
とにかく見ていて希望する事は、出場している力士たちが怪我をしないこと、全力で相撲を取れること。
そのことに尽きる。
場所の運営に期待すること
首尾よく場所入りすることができたお客さんたちはかなり幸運なのでは。
このまま無事に15日間過ごして欲しいもの。
今回は相撲関係者の中でもコロナに感染して亡くなられた方もいるようだ。
そういったことを考えると、場所も運営そのものも応援しなければの気持ちをみんな抱くはず。
私が場所を見ていていつも感じるのは、体の大きくなった力士たちがとにかく怪我をすること。
そのことがいつも気になって、ハラハラドキドキせざるをえない。
しかし、今場所を見るとあの幕下の遥か下まで落ちていた照の富士が戻ってきている。
こういった嬉しい話も所々にちりばめられているので、相撲観戦はやめられない。