いつものようにネットのニュースを点検していたら白鵬や貴景勝も休場との報道。
結局誰もいなくなっちゃうのか!
そんな気持ちが湧き上がってきた今場所。
あれだけ調子良さそうに見えたけれど、やはり15日間取り続けるとこんなことになるんだなと。
さて誰が優勝力士になるのかと予想するんだけれどね。
休場力士で様子は一変
今場所は1番強い時の白鵬が戻ってきたと大いに期待をしていたが、後半に来て2連敗。
ここで力尽きた感じがある。
体力的にもいっぱいの状態で相撲をとってきたので、歯車が1つ来ればあちこちに抱えた爆弾が炸裂して相撲どころの騒ぎではなくなる。
案の定最後に負けた相撲で膝を負傷してしまった。
実はこの膝は4日目の相撲で痛めたらしいのだが、11日目でとどめを刺されたようなもの。
もうそれ以上の相撲にはならなかったのだ。
鶴竜は初日に負けてから早々と休場を決めた。
解説の北の富士さんを始めずいぶんと非難が集まっていたね。
大体、まともに相撲を取っていないので、評価のしようもないところ。
この横綱は1年間通して見たときにもうまともに相撲が取れる状態ではない。
年齢を考えてみてもそろそろ引退の声がかかるだろう。
やはり厳しい世界に身を置いて相撲をとってなんぼの世界。
今のままでは進退伺いをしなければいけない状態。
周りの人も本人も今場所のカド番を脱出しなければ気が気ではなかっただろう。
何とか勝ち越したその相撲が潮時だったのだ。
珍しく、自ら親方に申し出て相撲が取れる状態ではない旨を報告したようだ。
この大関は自分から弱音など絶対にはかないことでよく知られる。
その本人が自ら申告したのだから、よほどひどかったに違いない。
怪我を治して来場所からきちんと相撲が取れる状態にするしかあるまい。
朝乃山対照の富士一騎討ち
実は、この2人が今場所の優勝候補と言っていい。
大関の朝乃山と幕尻の照の富士。
一敗同士の対決で、星のつぶし合い。
今日の相撲を見た限りでは再入幕を果たした照の富士に分があっただろう。
もともとこの2人は右四つの相四つで、左の上手をどちらが先に引けるかで勝敗が決まる。
朝乃山が早いようにも見えたが、すぐに照の富士によって切られてしまう。
逆に照の富士の左上手は全く理想的な位置をしっかりと握っていた。
解説の北の富士さん曰く、小指からしっかりと握っているので朝乃山の差し手を殺しているんだと。
確かに横ミツの理想的なところにしっかりと食い込んでいたように見えた。
左上手同士の対決になると元大関照の富士の力も大変なものが。
体勢を崩された朝乃山に挽回するだけの力は残っていなかった。
優勝予想
ここへきて幕尻の照の富士が一敗で単独トップ。
数字から行けばもっとも優勝に近い位置にはいるが、あと2日でどのように形が変わるかやってみないと何とも言えない。
中盤、力強さを感じた朝乃山は後半に来てから少しずつ焦りのようなものが見える。
どたばた焦って、星を落とした相撲が多いような気がする。
残りの2日でどのような景色になるのかはやってみなければわからないが、
朝乃山か照の富士のどちらかで優勝が決まるものと推定。
Twitterを見ていてもどちらが優勝しても微笑ましいようなコメントが多かった。
私も個人的にこの2人ならばどちらに優勝してもらっても文句は無い。
しかし中日を過ぎた直後位だと、こんな状況は全く想像できなかった。
やはり、高齢になってきた上位力士たちの休場が場所の様子を一変させてしまう。
体の管理をしっかりとやっておかなければ相撲を取ることができないのだ。
千秋楽に向かってしっかりと場所を務めあげて欲しいもの。