梅ちゃんのナレーションは姉妹ならではのノリもあって、かなり楽しく聴いてられる。
梅ちゃん自身の好みとかも反映されていて、今までのナレーションとは少し風合いが違うかも。
物語は登場人物それぞれが新たな道を目指して一歩踏み出すと言うもの。
特に今回は鉄男君がついに新聞社を辞めて東京に出てくることや、祐一君にとって運命的な出会いとなる新たな作詞家が登場してくる。
そしてなんといっても音ちゃん。
いよいよ椿姫のレッスンが始まるのだが。
鉄男君の決断
希穂子さんと辛い別れの後、どうやら社長令嬢との結婚は断ったみたいだね。
その結果、社長は左遷だのなんだの言い始めたので、めんどくさくなったのでそのまま会社を辞めたとのこと。
福島の家も全て始末して東京でやり直すつもりでやってきたらしい。
なるほど、思い切った決断だわ。
鉄男君は今でこそイケメンの男子として知れ渡っているけれどもともとは乃木大将と呼ばれたガキ大将。
喧嘩っぱやいこと、腕っ節の強いことでは勇名を馳せていた。
唯一自分がやりたかったこと。
詩を書くこと
そのことに集中するために全てをなげうって再出発。
もっとも仕事もなくなったわけだし、住むところもなさそうだけれどね。
村野鉄男のモデルは作詞家の野村俊夫。
彼も苦労人で泥棒以外のあらゆる職業を経験したと答えているようだ。
コロンブスレコードではけんもほろろ
祐一君のツテを頼ってコロンブスレコードで作詞家として雇ってもらえないかどうかと鉄男君。
しかし、受け答えた廿日市氏の反応は驚くほど冷ややかなもの。
そういえば福島行進曲は全く売れていなかったのだ。
そんな曲を作詞した輩など誰が雇うものかとけんもほろろ。
そう簡単にうまくはいかないよね。
音ちゃんのレッスンは⁉️
最初の舞台げいこが始まったようだ。
見事に主役を勝ち取った音ちゃん。
ヴィオレッタを演じるのはかなり責任が重い。
思わず双浦先生に駆け寄って挨拶をしてみるが、一生懸命がんばりますとの報告に先生の答えは、
かなり頑張らないと厳しい
ナレーションの梅ちゃん曰く
いきなり直球‼️😱
舞台の監修も務めているので、お世辞を言ったりするようなこともない。
歌劇を完成させるために必要なことを準備し、出演者に指導しなければならない立場。
分析してみせた現状は驚くほど厳しいもの。
それは、たまたまいくつかの巡り合わせで勝ち取った主役の座。
審査員たちは音ちゃんの可能性にかけたとも言っていたよね。
要するに期待に応える責任が生じたってこと。
大きくプレッシャーがかかる。
久志君にお願いをして特別レッスンをすることになった。
祐一君新たな出会い
同じコロンブスレコードの作曲家として活躍している木枯君。
彼はテイコクレコードにヘッドハンティングされたのだ。
超売れっ子の作曲家だから、出す曲はすべてヒットする。
その彼のとりなしで作詞家高梨一太郎を紹介される祐一君。
実はこの出会いこそがこれからの祐一君の運命を大きく変えることに。
明日以降説明されるけれど、彼が提示した詩
船頭可愛や
この詩に曲をつけることで作曲家古山祐一はメジャーな作曲家として世の中に認められることに。
その作曲に至るまでの流れが詳しく描かれる。
ここからはさらに物語に新しい登場人物も加わる。
エールでは登場人物はモデルがいてフィクションにはなっているが、作品たちはすべてオリジナルの作品をそのまま使用しているので、誰の手になる作品かすぐにわかる。
ここから本格的に楽しめるストーリーに。。