不思議なもので怖いもの見たさってのは何歳になってもそのまま残る。
ただし、若い時ほど怖がる事は少ないかも。
よほどのことがない限り恐怖を覚える事はなくなったのだが、それでも怖い映画とかテレビとか見てみたい気持ちは一向に減りそうもない。
子供の頃は怖い夢を見るのがとても嫌で、なかなか寝付きが悪かった記憶もあるが、今の私は寝付きについての心配は全くないな。
さてホラー映画とかオカルト映画をちょっと考察。
ホラーとオカルトは意味が違うらしい
ちなみにホラーもオカルトもよく似ているんだけれど、宗教色が前面に出てくるのがオカルトらしい。
ホラー映画は一般的に恐怖心を煽るためのもの。
古い作品で言うとオーメン、エクソシストこの2つはオカルト映画
バイオハザードとかその他のゾンビ映画などはホラー映画に分類されるらしい。
分類上はともかく、この手の映画はものによってはR15に指定されたりもする。
それぐらい刺激的で残虐なシーンが含まれるってことかな。
ただし、映画好きな人ならこの手の作品を1度や2度ぐらいは絶対に見るだろう。
かく言う私も大抵のものは1回は見たと思っている。
その中でも記憶に残っているのは70年代のエクソシスト。
この映画の描写力は秀逸だったと思う。
主役を演じたリンダブレアがとにかく素晴らしかったと記憶。
メイキャップももちろんだがあれは全部彼女が演技してたんだよね。
さらに、あの時エクソシストの役柄を演じていたマックス・フォン・シドーはおじいちゃんでメイクして出ていたが実際はまだ44歳だった。
およそ30年後に撮影したのがマイノリティーリポートである。
年齢的にほとんど差を感じないんではなかろうか。
エクソシストの時にまだ50歳前だったのは意外。
かなりよぼよぼのおじいちゃんに見えたけれど、メイクと演技であのように脚色されていた。
むしろ、30年後に撮影したマイノリティーリポートの時の方が若々しく写っていた気がする。
途中に驚くほどの年月が経っているのだが、そのことを全く感じさせない役作りは、ハリウッドの底力を見た気がする。
日本のものはやっぱり恐怖心をあおられる
映画リングは海外でもリメイクされるほどの大ヒット作品。
この映画の中で描かれる恐怖心は、誰もがみんな1度はハマる。
やはり一番恐怖を感じるのは初回の作品だろう。
俳優たちも皆若く初々しい。
新しいタイプのホラー映画だと感心して何度もリピートしてみた記憶が。
恐怖心がどこからやってくるのか、そのことに特に特化した作品だったと感じる。
この映画から恐怖映画のブームが始まったかもしれない。
昔から怪談話には事欠かない
日本には昔から怪談物の物語がずいぶん存在している。
これは日本独特の描かれ方をするもので、大抵の場合は女性が幽霊となって出現するもの。
ここで描かれる恐怖心もかなりのものがあるだろう。
様々なものを見さしてもらったが1959年の四谷怪談がとても優れていると思っている。
主役は天地茂と若杉嘉津子。
この女優さんは女優として本も出版しているので昔の俳優さんでは有名どころかな。
確かこの映画は映画の最初のタイトルコールの中に総天然色とあった気がする。
59年度の映画なのでかなり古い。
よくカラーで撮影できたなと思うくらい入念にお金をかけて撮影しているのだ。
日本には独特の精神世界があって、そこで描かれる様々な恐怖映画は廃れる事は無い。
いくつかのブームを経て今もなお進化をし続けるホラーとオカルト映画。
さらにまた作品が作られることになれば、これを見ずにはいられない。