今週1週間のエールはなんといっても古山家にやってきた新しい登場人物。
田ノ上 五郎君
関内 梅ちゃん
この2人にまつわるエピソードが集中して描かれていて、ある意味スピンオフドラマのような作りになっていたね。
日村くんの1週間振り返りを見なくても、その様子がありありと想い浮かぶので、振り返ることがとても簡単。
目次
弟子入り希望の五郎君
放送が再開される最後のエピソードで弟子入り希望青年としてほんのわずかに紹介されていた彼。
丁稚奉公先を逃げ出してきた設定で、祐一君の曲に励まされて今日まで生きてきたとのこと。
つらく苦しい過去を抱えていて、憧れの先生に弟子入りして作曲を学びたいとのこと。
最初は断られるも何度も何度も訪問。
そのうち古山家でも名物に。
特に華ちゃんに受け入れてもらえたのがこのエピソードの中では彼の性格を物語る上で大切なポイント。
辛い過去を抱えているのに彼の心の奥底は優しさで満ちあふれているのだ。
その彼も音楽活動では思い通りにいかずに悩みを深めてしまう設定。
新人賞受賞の梅ちゃん
梅ちゃんは文芸雑誌の新人賞を受賞して、小説家として活躍するべく上京してきた。
頼るべきところは音ちゃんの古山家。
長女の吟ちゃんの所では息が詰まるとのことでこちらを選んだとのこと。
彼女の場合同じ女流作家として先輩で活躍している幸文子さんがいるのだが、実は彼女は幼なじみの結ちゃん。
この幼なじみの性格の悪いこと。
出版業界でも有名なハラスメントの作家としてその名前が知れ渡っていた。
当然のごとく梅ちゃんにも激しいライバル心を抱いて、何とかして貶めようと画策する。
ひどい仕打ちをされてたじろいでしまう梅ちゃん。
この2人のエピソードは最後の話でお互い思っていることを素直に白状しあって、少し打ち解けるような雰囲気もあったね。
知らず知らずに芽生える恋心
最初2人は簡単に打ち解けるような間柄ではなかった。
梅ちゃんはもう22歳になっている設定だけれど、驚くほど人見知りが激しい。
好き嫌いがはっきりしているばかりか、人前に出ることや人と話すことを大の苦手としていたみたい。
そしてそれは大人ばかりでなく、子供に対しても同じ。
華ちゃんとも最初は簡単には仲良くできなかったのだ。
上京してきて最初の変化は祐一君の音楽仲間の久志君。
なんと彼が梅ちゃんに恋心を。
久志君がどんなにアプローチをしても決して心が揺れる事はなかった梅ちゃん。
彼のキラーウィンクもプレゼント作戦も全く功を奏さなかったのだ。
驚きなのは、梅ちゃんが恋心を抱いていたのはなんと五郎君。
その事実を知って驚きを隠せない久志君。
この辺の話の面白いところは、古山家の家族、
特に祐一君と音ちゃんがまるで気がついていなかったこと。
古山家では華ちゃんだけが鋭いカンで2人の仲をしっかりと把握していた。
ハッピーエンド
物語はいくつかのエピソードを織り交ぜながら梅ちゃんが五郎君に告白する形で2人の恋が成就する設定。
梅ちゃんは東京に来て過ごしたことで、自分にとって1番大切なのは豊橋の家族や仲間たち。
そして自分が好きになった五郎君を豊橋に連れて帰ること。
そのことをちょっと強引なやり方で五郎君を説得。
まぁ、かかあ天下になるんだろうね。
豊橋に帰った時は、連絡の手紙と本人たちの到着が同時になってしまう意外な配慮がなされていて、みんな驚くシーンが描かれていた。
光子さんと岩城さんのそれぞれの反応が極めつけだったのかも。
豊橋では馬具職人としての修行が始まっている五郎君。
演じている岡部くんのインタビューコメントをみると、豊橋でのエピソードはこれからのエールでも所々で描かれるらしいよ。
あの戦争が始まることがこれから詳しく語られるけれど、その中の物語の1つとして紹介されるみたい。
それにしても、エールは新しい登場人物が加わってさらに物語を加速させる。