昭和16年12月8日ついに日本はアメリカへ攻撃を開始する。
今週からのエールは戦争に突入した時代で古山家がどんな暮らしをしていくのか。
ちなみに、日本が優勢で戦えたのは真珠湾攻撃のみ。
確かに東南アジア方面でも優勢は語られていたが、全てが事実だったわけではない。
開戦の翌年からは徐々に国民も耐乏生活が余儀なくされた。
そんな時代福島三羽ガラスにもそれぞれの進む道が。
目次
久志君徴兵検査を受ける
この頃の徴兵は赤紙と言って赤い葉書がお国からやってくる。
久志君は覚悟を決めて出征しようとするのだが、その前にまず徴兵検査なるものを受けなければならない。
やる気満々で検査を受けてみたところが、なんと彼は痔が悪くて徴兵検査を落ちてしまった。
ドラマの中で語られていたが、この当時痔が悪くて徴兵検査を落ちた人は結構多かったと聞いている。
確かに、持病があって出征したところで良い働きはできそうもないから。
世の中には様々な検査があるが、例えば宇宙飛行士のための検査は歯の検査だと聞いている。
虫歯がちょっとでもあると宇宙に行く事はできないらしい。
おそらく気圧の関係が影響するのだろうか。
治療しても影響は変わらないらしく、全く無傷な歯の持ち主でなければ、宇宙飛行士にはなれないらしい。
登山家も同じようなことが言われる。
女性初のエベレスト登頂した今井通子さんはもともと歯医者だけれど、登山の途中に歯痛を訴える仲間が非常に多くなって、診察をしてみたところ皆治療した後が痛いと訴える。
かぶせものを外してやると痛みはおさまったらしいが。
兵隊も同じような健康が求められたのかもしれない。
検査に落ちた後の久志君は地元の故郷に里帰りするとの事。
忙しさに忙殺される祐一君


毎日放送されるニュース番組の最初の部分にタイムリーな音楽を作曲する仕事が祐一君の仕事。
ニュース原稿が出来上がって、報道されるまでの時間は3時間とのこと。
その間に作曲をしてしかも編曲までやり終えてさらに楽団員たちも練習を終えてスタンバイできるようになっていなければならない。
正直天才でなければこなせないね。
そういった活動忙しい中こなしていた祐一君。
既に日本国内でもかなりの有名人として認識されていたようだ。
さて同じように活動をしていた鉄男君は、故郷の新聞社から応援を頼まれて、彼もまた里帰りをすることになった。
福島三羽ガラスはこうして一旦はバラバラになってしまうようだ。
音ちゃんの音楽教室もいよいよ閉鎖が近い
音ちゃんの音楽教室はいよいよ閉鎖が近い。
子供たちもみんな成長して11歳12歳くらい。
華ちゃん役が田中乃愛ちゃんから根本真陽ちゃんに変わっていたね。
もうすぐ12歳になる女の子。
でも芸歴はかなり長い。
かなり昔から活躍していて、NHKではお馴染みの顔のようだ。
子役といえども新人が出てくる可能性は低いのかもしれないね。
彼女が演じる時代もそれほど長くは無い。
この後、回数を重ねるとまた別な役者さんが用意されているようだ。
戦争へ進む世の中
戦争で耐乏生活が長くなると食べるものにも事欠くようになる。
食料の配給なんて私の世代でも全く覚えがない。
私の両親の世代で一体どんなことになっていたのだろうか。
私の場合、両親ともに農家の出だったので食料は自給自足だったと思われる。
また、海が近かったこともあって魚等は容易に手に入ったようだ。
また私の祖父の時代は山で罠を仕掛けてウサギなどの動物も食料にしてきたらしい。
戦争中はそんな時代だったと聞いている。
それでも、私の父親は自ら志願して兵役に入って南方戦線配属のほんの数日前に終戦となったのでかろうじて戦地へ行くことを免れた。
この頃はテレビなどあるはずもなく、ラジオがたまにやってくる映画くらいが楽しみだっただろう。
エールのこの後のストーリーが大いに気になる。