昨日からの続き華ちゃんのエピソードはどうやら丸く収まりそう。
なんといっても、音ちゃんのラボエームのオーディションは合格しちゃう。
びっくりするほどの快挙だけれど、どうやらいわく付き。
あれだけ、厳しいオーディションを勝ち抜いた結果は賞賛なんだけどね。
今日のエールはその辺のいきさつが少しずつ開かされる。
目次
華ちゃんと吟ちゃん
ネットでは昨日のやりとりがとても良かったとあちこちで書き込みされてた。
その中でなるほどと思ったものが1つ2つ。
エールに登場している彼女たちの年齢。
吟ちゃんを演じている松井玲奈ちゃんは現在29歳。
そして華ちゃんを演じている古川琴音ちゃんが24歳。
わずか5歳差なんだけど、もっともっと年齢差があるように感じる。
ところで音ちゃんを演じている二階堂ふみちゃんは26歳。
娘役とはわずか2歳差しかないのだ。
女優は役になりきって演じているので、こんなものかなと感心するばかりで、芸達者な彼女たちに驚くことしきり。
皆、母親やおばさんや娘の役どころを違和感なくしっかりと演じている。
もちろん、メイキャップとかその他諸々の条件を加味しなければいけないが、ドラマの作り手の意気込みも伝わると言うもの。
オーディション合格
このオーディションは振り返ってみると音ちゃんの考えでは自分が精一杯やったとしても合格の可能性は薄い印象だった。
実は自分以外の最終選考に残った人たちの実力はかなりのものがあったようだ。
それでもなおかつ彼女が選ばれたことには、今日の物語の終わりの方で種明かしされていたが、訳ありの理由が。
本来ならば音ちゃんは選ばれていないはず。
実は他に優秀な2人がいたのだが、この公演を主催している担当者が古山音を強く押したようだ。
どうやら夫である古山祐一の知名度を当て込んで、宣伝効果を狙ったらしい。
こーゆーのって、様々な人選をするときに結構ありがちな話。
本来の実力とは関係のないところで、全く別な思惑で選んでしまう。
正直なところ、これをやると選ばれた人はもちろんだが、選んだ側も後々苦しむことになるんだけどね。
音ちゃんの音楽学校時代もこれと似たようなことがあったような。
椿姫の主役オーディションで、本来実力的に勝っていたはずの夏目千鶴子さんが本来の実力を発揮できずに、音ちゃんが主役に抜擢されたことが。
結局その主役は実現せずに音ちゃんには華ちゃんが生まれることに。
オーディションの結果だけで人を選ぶと必ずしも良い結果につながるとは限らないんだよね。
もっとも、試験は試験なので、結果は尊重されるべきだとは思うけれど。
華ちゃん家事手伝い
華ちゃんは音ちゃんときちんと向き合えたようだが、まだ少しぎこちなさが残る。
彼女は特に何かやりたいことがあるわけではなく、昔風のよくできたお嬢さん。
家の中の細々したことや、困っている人たちの世話とか、そういったことにも違和感なくすぐに行動に移すことができる。
福祉関係の仕事をするならばうってつけの人材だと思うけれど、今はまだそういった話が出てくるわけではない。
家の中のことをそつなくこなして、弁当もどうやら自分で作るらしい。
今日のドラマの流れの中では特に気になるのは華ちゃんと言うよりは音ちゃんのラボエームの練習風景。
実力で選ばれたわけではないので、どうしても練習中にダメ出しが多くなってしまう。
選ばれた本人は精一杯頑張ろうとするのだが、最初から不足している部分があるのでそれを補うのはいかんしがたい。
この公演の演出家を演じているのが橋本淳。
今回のドラマがオムニバスで何話か作ったときに閻魔様を演じていた。
ちなみにこの裏事情をオーディションの審査員を担当していた夏目千鶴子さんはよく知っている。
彼女は音ちゃんを選んでいなかったね。
審査員の意見を無視する形で音ちゃんを選んでしまっていることを夏目さん本人は結構危惧しているみたい。
さて、問題を孕んだまま稽古は動き始めている。
この先、物語はどんなふうになるのか。
正直なところ心配の種が増えた印象は否めない。
このまま、音ちゃんががんばり続けるとどこかで弊害の出る可能性が。
時代は戦後の復興期
ここは孤児院を兼ねた教会。
祐一君と音ちゃんが初めて出会ったのも教会だった。
讃美歌を歌う音ちゃんを祐一君が見初めた。
実はここで行われるイベントがこれからのエールの物語を大きく牽引することに。
華ちゃんは自分が進むべき道をここで見つけることになる。
そして、音ちゃん。
彼女がどうしても叶えたかった夢の続きが明日以降でしっかりと描かれる。
残りの放送回数でエールはいよいよ総仕上げに入るだろう。