くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

エール 家族の物語鉄男バージョン

 

今日から描かれるエールは昭和26年の設定。

いよいよ私の生まれる2年前。

戦後の復興が軌道に乗って世の中に活気が出た頃だと記憶。

子供の頃の我が家にはテレビはなかったが結構大きなラジオがあって、確か、お袋がよく聞いていたような気がする。

そんな中エールの登場人物にもそれぞれの人生があって様々なエピソードが描かれることに。

今週はどうやら故郷福島に関わる物語になりそうだ。

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いよいよ養子として吟ちゃんのところで本当の家族になったケン

目次

鉄男君が抱えるわだかまり

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家族を題材にした映画の主題歌はお断りすることに

 昭和26年というとすでに

鉄男君くんのモデルだった野村俊夫は46歳くらいだったと推察。

物語上でもおそらく祐一君をはじめ、40歳過ぎの中年に差し掛かっていた頃だと思われる。

華ちゃんが20歳そこそこの設定だろう。

さてそんな中、鉄男君も作詞家として大活躍していた。

あの湯の町エレジーは大ヒット作品として空前の売れ行きをヒットしていた。

番組の中でも短い時間だけれど近江俊郎の歌声でかかっていたような気が。

作詞家としての鉄男君は叙情的なナイーブな詩を書かせると天下一品 。

心の琴線に微妙に触れてくる切なさとか儚さとかそういったものがヒシヒシヒシと伝わってくる。

今週はそんな彼のエピソードを中心に描かれると聞いた。

今回彼が依頼されたのは映画の主題歌

しかし、内容は彼が最も苦手とする家族の絆をほめたたえるものだったので、彼としては昔を思い出せば思い出すほど苦しく辛い思い出がよみがえって、きちんと感情移入することができない。

悩んだ結果、とてもいい仕事だったけれどお断りすることに。

彼は昔から家族とか団欒とか無縁の人生を送ってきたのでどうしてもきちんと反応できない。

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古山家は皆天真爛漫だからね

自分にはないものがこの家庭にはあるよなと いつも考えていたかもしれない。

鉄男君も久志君もしょっちゅう古山家に出入りしていたので、その家族の雰囲気は手に取るようによくわかっている。

そういえば鉄男君、久志君ともに家族運は今一つだったよね。

自分たちが持っていない家族のふれあいを古山家で味わっていたのかも。 

古山家

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華ちゃんは看護学校で勉強中

音ちゃんと鉄男君の会話。

おじさんは喧嘩強かったんだよね。

華ちゃん 看護婦になるんだね!

解剖とか結構大変だね。

でもみんなやるべきことを見つけて一生懸命頑張ってる。

家族のことを聞かれると鉄男君はどうしても口ごもってしまう。

彼の中でも1番辛い記憶になってしまうので、今でもいくつかの後悔がついて回っているようだ。 

そんな中、祐一君からかつて2人が過ごした母校の小学校の校歌を作ることを依頼された。

無事出来上がってお披露目も兼ねて福島に行くことになる。

故郷へつながる物語

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小学校の校歌を作っていざ福島へ

今日の物語では福島へ行こうかなと言うところで一旦終了。

実は帰ってから結構なドラマが用意されているようです。

古山家から見送るときの華ちゃんと音ちゃん。

華ちゃんのシックな服装はひょっとして看護学校の制服だろうか。

ドラマの中でも結構おしゃれに見えたんだよね。

この当時の看護学生は今と同様、学科と実地。

その両方で目一杯しごかれることになっている。

華ちゃんは私が少し前の物語で見抜いた通り、困っている人の役に立ってあげることがとても違和感なくできる設定になっていたなと。

きっと、福祉関係の誰かをお世話するような仕事にぴったりじゃなかろうかと考えたが。

まさにその通りの展開でちょっとびっくり。

ネタバレになってしまうのであまりたくさん語ることはできないが、祐一君と音ちゃんはゆくゆくは現役リタイヤした後、施設で暮らすことになるのだが、その時華ちゃんが大きく関わってくることに。

おそらくそれは最終回に近い頃のストーリー。

モデルとなった古関裕而さんと金子さんは金子さんが先に亡くなってしまうのだ。 

乳がんが全身に転移しておよそ2 〜3年の闘病の後に亡くなることに。

この時68歳。

古関裕而さんは奥様をなくされた後もしばらくは存命だったのだ。

エールではどちらかが先に亡くなるとは聞いていないので、2人で老後を過ごすような物語で設定されていると思う。

今日を含めても残り15回の放送で全て終了するので。

音楽に関わるエールの物語は私の中でも1、2を争う傑作な物語だと位置づけされる。