放送終了までカウントダウンの始まったエール。
今週は福島で語られたエピソードが2つ。
1つは福島三羽がらすの1人村野鉄男君の行方不明の弟の発見物語。
そしてもう一つは祐一君の弟浩二君の心温まるロマンスの物語。
両方とも物語のモデルにはないエール独自のオリジナルストーリー。
今までずっと辛く厳しい過去を背負ってきた者たちにとっては、これ以上ないの幸せなエピソードになった。
目次
鉄男君の弟典男君の発見
鉄男君は子供の頃から家族について悩みがあった。
小学校在学中に家の魚屋が商売がうまくいかなくなって家族4人で夜逃げをした過去が。
実はその時の夜逃げのときの状況が今回のエピソードで詳しく語られていた。
番組制作上、以前の俳優たちをもう一度招集してきちんと撮影をしたようだ。
実は語られていたのは家族が離散していく様子。
まず弟の典男君が家出をして、その後鉄男君が母親に促されてさらに家出。
後に残った父親と母親の消息については語られてはいなかった。
この時生き別れになった兄弟2人はそれぞれが.周りの家族が苦労しているのに自分だけが良い思いをしていたとか、自分が家族を守れなかったとかそんな思いで自らを責め続けていたようだ。
鉄男君はそのことがトラウマとなって心に残り、家族をテーマにした作品を作ることができずにいた。
そのことを察した祐一君。
自分たちの母校信夫小学校の校歌を作る仕事を持ちかけて福島へ案内。
無事効果をお披露目することができたその後に嬉しいハプニングは用意されていた。
参加していた小学校の生徒の1人が、なんと典男君の息子の1人。
そのことがきっかけで、かつて生き別れになった兄弟は感動の再会を果たす。
兄弟を演じた2人の俳優はこうして見て見てると驚くほど雰囲気が似ている。
本当の兄弟かと思う向きもネットではたくさん書き込みが。
古山家で再会を祝うささやかな食事会の様子が心温まるエピソードとして描かれていたよね。
浩二君とまき子さん
福島でのもう一つのエピソード。
祐一君の実家喜多一はお母さんと弟の浩二君と2人暮らし。
お母さんが進めるお見合いにも浩二君はまるで応じることもなく長年仕事一筋で頑張ってきた。
彼は役場勤務で農業振興に関わる仕事やっていたが、りんご栽培を中心として農家を指導する立場。
その彼には密かに思いを寄せる彼女がいた。
志田未来が演じる畠山まき子さん。
浩二君が最初にりんご栽培を説得した農家さんの一人娘。
ずいぶん前のエピソードで登場していたあのマキタスポーツの演じる農家さん。
まき子さんは戦死した忘れられない恋人がいるとのことで、しかもりんご栽培に情熱を持ちながら、家の仕事の跡継ぎになることも決意している様子。
実は、浩二君とまき子さんはお互いが心惹かれていることに本人たちもあまり気づいていない様子。
正確な言い方をすれば気づいてはいても、お互いの立場を考えて本当の気持ちを言い出せずにいるのが妥当かな。
このことを知った音ちゃんは、2人が本当の気持ちをきちんと伝え合うことで事態は解決すると後押しをする。
このいきさつがあって初めて2人はお互いの気持ちを確認することができた。
そして浩二君は畠山家に養子として入ることに。


様々語られたエピソードの中で今週描かれたものが1番朝ドラにふさわしいほのぼのとしたオチがつけられていたと感じる。
どうしても戦争中のエピソードがかなりリアルに語られていたので、重いと感じる人も多かったかも。
がんばれエール


残された放送回数で描かれるのは、エールの集大成となる物語。
東京オリンピックについてはすでに初回の放送で少し触れていたので、もう少し味付けがなされる可能性が。
それと娘の華ちゃんがそろそろお年頃になるよね。
彼女についても詳しいエピソードが語られるような気がする。
既に祐一君も音ちゃんも中年に差し掛かっている設定なので、どんな描かれ方をするのだろうか。
今までにいろんな登場人物が出演してきたけれど、再び登場する可能性もあるのかも。
いよいよ最後の物語が語られる時期になってきた。
予告編を見た感じではやっぱり華ちゃんが主役になりそうだよね。
正確なことはわからないが、祐一君と音ちゃんの晩年の様子も描かれるらしいと聞いたのだが。
どうやら最後まで物語は突き進んでいく形に。