いよいよ残すところ今日と明日ですべてのストーリーが完了する。
今日描かれる東京オリンピックのシーンは、多分初回頃の放送の続きみたいな感じ。
オリンピックの開会式当日、祐一君が緊張で行方不明になってそれを音ちゃんが探し出して強制連行する場面。
確か長崎出身の警備員の励ましで会場に向かうそんな流れだったかなと。
今日のエールでは東京オリンピックの入場行進にまつわるエピソードと、そのオリンピック後の15年先までが一気に描かれることに。
様々なエピソードが描かれてきたこの物語がついに終焉を迎える。
目次
東京オリンピックテーマ音楽を完成させるに至る
大切な仕事なのになかなか取り掛かれずにいる祐一君を心配した音ちゃんは同じ作曲家仲間の木枯君にそれとなく相談してみる。
作曲家同士きっと相通じるものがあるのではと。
答えは驚くほどあっさりと帰ってくる。
多分もうできてるよ
後は最後のピースを探しているかもね。
そしてこうも語っていた
僕たち作曲家は一旦作って出してしまうと音楽は消えてしまうんだよね。
だからギリギリまでその音楽を楽しんでいるんじゃないかな。
その答えは遠からず当たっていた。
様々なイメージが雪崩のように降り注ぐ中、祐一君は少しずつ曲を完成させている。
そして最後のピースを埋めようとしていた最中のこと。
昔盛んに交流していた当時の仲間が古山家に集合する。
音ちゃんが木枯君をはじめみんなを集めたのだ。
ここから先はかつてのように大宴会が始まる🥳
既に東京5輪音頭でヒット曲を出している木枯君をみんなが褒めちぎる。
調べてみたら、この曲は本当に古賀正男の作曲だった。
なるほどと思うことしきり。
世の中の人々の心を表現することに本当に巧みな才能だなと。
酔いつぶれた仲間たちを見て祐一君の最後のピースが埋まる瞬間。
信頼しあえる仲間達
酔いつぶれたみんなを起こさないように小声で話す祐一君と音ちゃん。
最後のピースが見つかったことをそっと報告する。
日本古来の音楽とか、様々なものが降って湧いて湧いて出てきた祐一君が最後まで納得するものを探し続けていたのはここに答えがあったから。
それはいくつになっても変わらずに励まし合える仲間。
この仲間たちをどうしても表現したい。
それが探し求めていた最後のピースだったことにしっかりと気がつく。
この瞬間東京オリンピックのメインテーマが完成したようなもの。
オリンピック当日は記念日となった
エールを見ていてびっくりしたのは古山家にカラーテレビが届いたこと。
この当時いくらしたんだろう😨😳
調べてみたところ6万一千円とあった。
ちなみに大卒の初任給は1万9000円ほど。
ざっくりとした計算では今の価値に直すと70万円位かな❓
さて、今日の物語の中で分かった事は、
あの福島の古山家(畠山家)ではお母さんのまささんが亡くなっていたよね。
浩二君は双子のお嬢さんを膝の上に抱いてテレビを見ていた。
昨日の放送では直接は語られてはいなかったけれど昨日の映像から関内光子さんもなくなっていたことがわかる。
物語の最初の世代を支えた人たちはほぼ皆、鬼籍に入ったことに。
昭和39年、私は恥ずかしながら小学校5年生だった。
あの年の10月は結構寒くてね、我が家でもストーブが朝晩欠かせなかったと思う。
今ではほとんど見ることのない家庭用の石炭ストーブ。
思い出せば懐かしいことばかりになってしまう。
別れの予感
物語は東京オリンピックからさらに10年が経ったとの設定。
あの最も信頼していた仲間池田二郎さんも亡くなってしまう。
仕事をしている最中、そのまま倒れてしまったのだ。
ミュージカルをやろうと祐一君と語り合っていた直後。
この頃になると今までフルパワーで作曲してきた祐一君も既にモチベーションの限界を超えつつあった。
どうしてもかつてのような情熱を抱くことができない。
その結果一線を退くこととなった。
さらにもう5年後。
音ちゃんが療養所のベッドで力なく横たわるシーンは誰もが驚いたはず。
モデルとなった古関金子さんは裕而さんより先に乳がんでなくなってしまう。
このことをエールはそのまま踏襲している。
明日の事実上の最終回に向かって今日新たな登場人物が出てきたが、エピソードを1つ作るような話ではなさそう。
27日の最終回は実はストーリーとは関係のない1話が作られている。
明日この物語は万感の思いを込めて閉じられようとしている。