いろんな意味で楽しみにしていた特別篇。
既に内容は把握していたけれど、15分でどれだけの歌番組になるんだろうと思っていた。
率直な感想を言えば、期待に違わぬ立派な内容。
今回は特に音楽がテーマだったことを受けて、プロで活躍している人たちが多数出演していて、彼らの半端ない歌の実力も余すことなく感じることができた。
一つ一つの音源をアップできれば素晴らしいけれど、それはね、見たい人が自分で検索すればどこにでも音源はあると思うので。
感動の内容を少し披露してみたい。
目次
感動した歌声 岩城さん
彼の歌をいちどフルで聴いてみたかったっていうのが本音。
聞いてみて納得。
あの山崎育三郎くんが彼の声量はコップが割れるくらいすごいんだよと。
ちょっと調べてみるとあの
レ・ミゼラブルの最年少ジャンバルジャンを演じたのが彼だったらしい。
確かにそんな雰囲気あるわ。
無骨な中に優しさを秘めている。
そしてなんといっても力持ち。
このイメージに違わぬ歌唱だったなと。
感動した歌声 昌子さん
実は彼女の事はずいぶん前の朝ドラでも出ていたので、知ってはいたけれどミュージカル俳優だったとは知らなかった。
もう結構なお年のはずなんだけれど、かなり若く見えるよね。
歌声は、とても耳に心地よいベーシックな歌唱。
やっぱりきちんとトレーニングを積んでいる人なので、歌うことに関してプロなんだなと思わせるにじゅうぶん。
今日の放送を最後まで見ていて彼女だけ衣装替えをやったような気がするけれど。
歌っている時はロングドレスだったけれど、最後は着物に着替えていたと思ったね。
音ちゃん お疲れ😍
今回のエールの主人公が古山祐一君なのは誰もが知っているけれど、別な意味でヒロインは間違いなく彼女。
音ちゃん。
女優二階堂ふみはその歌唱力を買われてこのオーディションを勝ち抜いたと聞いている。
撮影が始まってからも全力投球で訓練を重ねたようだ。
彼女の音域はソプラノよりはどちらかと言えばメゾソプラノよりで、耳に心地よい響きだと感じる。
今日の彼女を見ていて感じたのは最後の撮影直後だったんだよね。
少しほっそりして頬がこけたような感じに映ったけれど。
これには理由があって、最後の撮影のために何日間か絶食したらしい。
女優魂の点では彼女はおそらく何本の指かに入るぐらい激しいものを持ち合わせているようで。
今回もやつれた感じを出すために、こんな行動をとったと。
また海辺に至る最後のベッドのところで彼女が切れ切れの声で歌うシーンがあったけれど、あれも二階堂ふみの発案で撮影されたと聞く。
ちなみに最後の海のシーンは特に何の演出もなくて2人に任せきりだったとも聞いた。
昨日の最後のシーンは今でも目に残っている。
実はあのベッドシーンのところから台本にはほとんどセリフらしいものは書かれていなかったらしい。
2人に任せきりで自由に演技していいと。
2人ともこのエールにほぼ1年以上関わっているので、それなりに思い入れもあっただろうし、何よりも2人はこの作品で大いに成長したのではと感じる。
これだけのテーマを与えることができる古関裕而さん金子さんは本当にすごかったんだと改めて納得。
みんな勢ぞろい
最後に出演者が全員で長崎の鐘を歌ったシーン。
この歌はエールのメインテーマかもしれない。
それはがんばっている人すべてに贈る励まし。
コロナ騒動で厳しい制約が設けられる中、かつてない完成度で作り上げることができたエール。
個人的にこの作品におよそ1年間ブログアップとして関われたことが本当に嬉しく思う。
そして、自分は今まで音楽大好き人間で自覚していたけれど、フタを開けてみれば何にも知らないじゃないかと痛烈に思い知らされることもたくさん。
様々な音楽や、映画など私にとってはテレビやネットに向かう日々だが、かつて自分が生きてきた時代とも被ってこれからも様々なことを勉強したいと思うに至った次第。
エールに関わることのできた皆様。
俳優さん達、スタッフさん達。
本当にお疲れ様でした。
心からの感謝を込めて。