昨日思いがけず遭遇したあの大女優高城百合子。
どうやら訳ありなようで、彼女はなんとなく逃げている風。
なんとなく事情を察した千代ちゃん、とりあえず岡安に彼女を案内。
2階の奥座敷に通して、それとなくもてなそうとするのだが。
今日は朝ドラの常連 井川遥を中心に据えておちょやんの昔からつながっているエピソードが深堀されるような内容。
これ予備知識なしで見ても、なんとなく散らかって見えちゃうかもね。
目次
大女優高城百合子
いつもお世話をしている乞食さん達の横で発見した高城百合子。
千代ちゃんにしてみれば雲の上の人だが、詳しいことを聞くこともなくとりあえずは岡安へ案内。
こんな時間に彼女に何があったと言うのだろうか。
行く先々で、彼女の存在を咎められるが千代ちゃん、持ち前の機転をきかせて難を免れる。
この臨機応変さと不思議な明るさが千代ちゃんの1番の持ち味かも。
高城百合子を気にし始めると、仕事も満足に手がつかなくなってしまう千代ちゃん。
これだけの有名人なんだけど、女中頭のかめさんは知らないらしい。
千代ちゃん以外の他のお茶子さんたちはみんな知っていた。
特に岡田ハナさんは彼女のことをとても高く評価していたね。
気もそぞろ千代ちゃん
さて、高城百合子さんにしてみれば、目の前のお茶子さんの存在はほとんど気にならない。
なんとなく事情がありそうだと察した千代ちゃん。
時間を置いてからお茶を持っていったところ、百合子さんは食事がしたいと。
いったいいつから食べていなかったのかね。
そして一言二言会話を交わすうちに、
お酒を飲みますかとの問いに百合子さんはぶどう酒が飲みたいと。
要するに今で言うところの赤ワイン。
この当時はワインとは呼ばなかったようだ。
多分、先進的な女性にしてみればステータスシンボルで、味はともかくワイングラスを傾ける様子がみんなにアピールできたんじゃなかろうかと勝手に想像。
物語はここまで進んでも彼女がなぜここにひとりでいるのかは語られてはいない。
鶴亀株式会社と高城百合子
鶴亀株式会社では舞台女優で大成功した高城百合子を映画俳優に転向させようとしていた 。
実は彼女そのことに激しく反発していたのだ。
舞台こそが命と考えていた彼女にとって、まだ始まったばかりの映画なんて全く不本意極まりないと考えていたに違いない。
その結果仕事を投げ出して行方不明を決め込んだ。
岡安での千代ちゃんとのやりとりの中で、かつて彼女が演じた舞台人形の家のセリフを千代ちゃんと交わすシーンがあったね。
中のセリフはほとんど空で案じているくらい読み込んでいる千代ちゃん。
2人で思い立ったシーンを読み合わせしてみる。
その驚くほどの出来栄えに感動する千代ちゃん、そして襖の影から見ている仲間のお茶子さん達。
この後百合子さんは岡安を後にすることになる。
そして別れ際に初めて名前を尋ねるのだ。
あなた お名前は?
千代 竹井千代だす!
そんなに芝居が好きなら自分でやってみれば!
この一言をかけていただくことに。
女優浪花千栄子の物語であるおちょやんのこれからがまさにスタートを切ったシーン。
この一言で千代ちゃんは女優を目指すことになるのだ。
その後たくさんの紆余曲折が描かれることになる。
岡安ごりょんさんと俳優早川延四郎
岡安のごりょんさんシズさんにはどうやら秘められた過去がありそう。
今では押しも押されぬ俳優となった早川延四郎。
彼とは一体どんな過去があったんだろうか。
実はネタバレでこの情報は既に把握していた。
物語の中でここまで丁寧に出てくるとは思わなかったね。
きっかけは今から20年前との設定だった。
延四郎から何通もの手紙がシズさん宛に届いていたのだが、その手紙はドラマの中で描かれた通り、しっかりと机の中に保管されているよね。
でも今日のドラマの中では読まずに全部捨てましたとシズさん。
ここで感じるのは2人はお互い好き合っていた時期があったにもかかわらず、事情があって離れ離れになったようだ。
未練があってあきらめ切れない延四郎からの手紙をおシズさんは心を鬼にしてスルーし続けたと言うところだろうか。
この2人のいきさつは明日以降詳しく語られるだろう。
大阪の役者さんたちの街道頓堀は男女の恋愛話も驚くほどあちこちに。
そんなことを踏まえておちょやんは描かれる。