さて、ごりょんさんおシズさんと早川延四郎の恋物語は昨日で終わったかに思えたかが。
実際は、そんな簡単なものではなかったね。
考えてみれば千代ちゃんが関わってきたので、なんとなく物語も少し深掘りするような雰囲気。
岡安では組見と呼ばれる行事を控えててんやわんやの大忙し。
昨日のエピソードで延四郎から頼まれた手紙を一旦はお断りしたはずの千代ちゃん。
なんと今日見てみたら、彼の人柄にほだされてちゃっかり預かってきているではないか。
ごりょんさんに
すいません預かってきてしまいましたと。
今日は杉咲花と篠原涼子の女優としての演技合戦が見物。
目次
ごりょんさんと千代ちゃん


手紙を受け取ってしまったが故に自分の先々のこともしっかり考えるきっかけとなった。
延四郎の優しい人柄を知るにつけ、どうしても2人を会わせたいと思う千代ちゃん。
しかし、シズさんの決意は固く、考えを変えるには至らない。
もし、手紙を読んでしまったら会わずにはいられないでしょと
要するにまだ心はしっかりと残っているんだよね。
20年前は別れ別れになったけれど、お互いの思いは共通だったってこと。
どうしても納得できない千代ちゃん。
そこで最後の説得を試みる。
ごりょんさんにとって延四郎はんは大恩人。
あてにとってもごりょんさんは大恩人。
今自分がこうしていられるのはずいぶん前に救ってもらえたから。
ごりょんさんもはるか昔駆け出しの頃延四郎はんに励ましてもらって、そのご恩は忘れられないはず。
今、会わずにそのまま過ごしてしまったなら必ず後で後悔するはず。
ウチはごりょんはんに後悔して欲しくないんだす。
組見はウチらだけでなんとかします。
その思いやりに思わず心が動いたシズさん。
大切な日ではあるけれど、1日休みをもらって自由な時間を持つことを家族にも許してもらう。
20年前、すれ違いで会うことが叶わなかったシズさんと延四郎。
これで約束を果たすことができる。
延四郎と会う決心をするシズさん


最後まで手紙を読むことなくやり過ごそうとしていたおシズさん。
会えば、ひょっとすればまた思いが募ってしまうことになるかも。
しかし、20年経った今は彼女には夫がいて子供もいるのだ。
少なくとも、今の暮らしを捨てて他の男と駆け落ちってことにもならない。
何よりも、何度ももらった手紙はお互いの生活ぶりの報告みたいなもの。
消してもう一度掛け落ちをして一緒になろうと言う相談ではなさそう。
おシズさんが駆け出しのお茶子さん修行をしていた時に何をやってもうまくいかなかった彼女。
打ちひしがれている彼女を見て、
何もできないあんたが1つずつ仕事を覚えて成長していくのは私にとっても励みになるんだよと。
実はこの言葉はおシズさんを心から励ます言葉となっていた。
この頃、延四郎も駆け出しの役者だったので、今ほどの人気があるわけではない。
良い芝居をして周りに受け入れてもらう必要があったのだ。
延四郎の晴れ舞台
最後の晴れ舞台となった早川延四郎。
無事に舞台を終えて感慨深げに恵比寿座の様子を眺める。
この後は約束通りにおシズさんと会えるはずだったのだが。
鶴亀株式会社の社長との最後の別れの挨拶の時、お腹を押さえたままその場に崩れ落ちる延四郎。
印象としては何か重大な病気を抱えているようにも見えた。
正直言ってネタバレ情報を確認しているのでこの後彼がどうなるのか私はよく知っているが。
それは明日の金曜日に語られるはず。
ドラマを毎日見ている者としては、おシズさんと延四郎の逢瀬をなんとか叶えてあげたい気持ちになる。
彼女はすでに約束の場所で今か今かと待っているわけだから。
今日のおちょやんは杉咲花と篠原涼子の演技合戦。
渾身の演技でごりょんさんを説得しようとする千代ちゃん。
千代ちゃんの発する言葉におシズさんが心を動かされて反応するシーン。
千代ちゃんのセリフの中の大恩人のところで篠原涼子の眉がピクっと動いたのをみんな気がついただろうか。
顔は無表情を装っていながら、心は激しく揺れ動いている。
その激しい心の動きを眉を動かすだけで表現する女優の底力。
あちこちのドラマや映画で主役を張ってきた彼女だからこその演技なのかも。
このドラマは男女の恋愛模様がずいぶんたくさん登場してくるようで、ぱっと見は朝ドラとは思えないようなドロドロした内容。
モデルの浪花千栄子さんもほぼ同じような経験をしてきているらしい。
なるほど、こりゃあ鍛えられるわけだわ。