昨日と一昨日テレビでやっていたフィギアスケートの大会を鑑賞。
コロナの影響もあってこの1年は満足な活動ができていなかった選手たちだけれど、演技の内容は期待に違わぬ素晴らしい出来だったと素人ながら感心した。
全員にコメントしてあげたいところだが、ここは素人らしくあえてトップの2人について感想を述べてみたい。
とにかく、この2人の出来は群を抜いて優れていたと思ったので。
目次
羽生結弦
本当はアップされているYouTube画像をこのブログに添付できればいいんだろうけど。
実はそれをやっても何日かで削除されちゃうので、あえてそれは読者のみなさんが各検索していただくことで了解をしていただきたい。
羽生結弦はショートプログラムでただ1人100点越えの点数をたたき出していた。
彼がデビューした頃からよく見かけていたが、あの頃は結構ミスが多くて。
何よりもあのスリム極まりない体型はスタミナに問題があるんだろうかなどと勝手な想像を。
しかしソチオリンピックの頃からは見違えるほど自己改造に成功したと言える。
結論から言うとミスをしなくなったこと。
何よりも負けず嫌いの性格で、ここ1番にかける集中力が半端ないことをよく理解できるように。
彼は本番に向けてモチベーションを最高潮に高めていく天才なのかと感心する。
他のどの選手たちも皆同じようにトレーニングしているだろうが、彼の領域には1つ及ばないのではと勝手に想像。
一昨日のフリーの演技を見させてもらったが、ほぼノーミスと言える演技で他の追随を許さなかった。
フリーだけで軽く200点を超える点数。
もちろんショートと合わせれば300点を軽々オーバーする。
オリンピックに出れば、間違いなく優勝できるレベルだろう。
すでにオリンピックで2連覇を達成している彼、次のオリンピックもさらに進化を遂げて3連覇に向かうのではと想像する。
木平梨花
ショートプログラムで1位通過だった彼女は、フリーでどんな演技をするのかと楽しみに見ていたところが、前評判通り4回転サルコーを投入してきた。
実はここで度肝を抜かれた。
女子選手の4回転ジャンプはロシアにとんでもない少女たちが数名いるのでそれほど珍しいとは思わないが、今の女子たちのレベルから言えば明らかにオーバーワークなのは見てとれる。
男子でも4回転を回避する選手は意外といる。
それだけリスクがあって、成功したときのリターン以上に危険な技という認識が。
公式戦でこのジャンプを飛べる選手は世界には木平梨花を含めて5人いないと思う。
彼女は練習ではかなりの精度で成功するだけの実力を着々と身に付けていた。
何ヶ月ものブランクの後、今回初めてこの大技を披露。


今回見させてもらって納得できたのは挑戦者として進化を常に目標としているところ。
もちろん他の有力選手たちも技の完成度に磨きをかけるため、努力している事は言うまでもない。
そのハイレベルな選手たちをさらに凌駕するレベルでの演技だった。
そして、フィギアスケートの大会は言って見ればいっぱつ勝負。
このいっぱつを成功させるためのモチベーションがなににもまして大切なのだ。
それを成功させるだけのマインドがさらに素晴らしいだろう。
コロナ禍の日本を寿ぐ
今回のNHKの大会は観客を入れて通常と遜色ないレベルで開催されていた。
開催するまでの準備も大変だったろうと思うが、選手たちも厳しい条件が課せられる中それぞれに実力を発揮できたのでは。
何よりも競技を見ている私たちがとても感動したので、最近になく楽しめるテレビだったと思う。
いよいよ1年後にはオリンピックが控える。
日本のフィギアスケートは男子も女子も選手層がとても厚いので、それぞれ3人ずつ選ばれると聞いた。
選ばれても選ばれなくても選手それぞれが怪我をしないように、またベストを尽くせるように祈りたい。