もともと音楽はクラシック以外はあまり理解できていなかった私。
しかし20歳前後の頃から様々なジャンルの音楽に触れることができて、1番最後に知りえたのがロック。
ビートルズの存在は知っていたが、彼らが全盛期の頃 ときめいた事は無い。
活動を終えてからの方がより深く知ることに。
そんな中でずいぶん昔から知っていながらひょっとしたらこれはと思ったミュージシャンがエリッククラプトン。
彼がクリームを結成していた頃から知っているのでずいぶん時間が経ったと言える。
すでに70歳を超えている年齢にもかかわらず第一線で活躍しているのはさすが。
目次
エリッククラプトンとクリーム
高校生の頃ビートルズが解散する情報は知っていて、でその頃にクリームなるグループが出現してきたことも知っていた。
ビートルズと人気を2分していたグループはローリングストーンズ。
しかし音楽評論家の間では、やはりビートルズの評価がなんといっても高かった事は言うまでもない。
ビートルズの楽曲はギターで恐る恐る弾き語り風に何曲かチャレンジしたことあるが、とにかくコード進行が難しい。
なんでこんなに知らないギターコードばっかり並ぶんだろうと、それなりにフォークギターぐらいは弾けたので、知らないギターコードなんてなかったはずなのに、いざ楽譜に向かってみるとコード表を見なければ運指もままならない状態。
そんな中、ビートルズとは全く趣の違ったバンドにクリームが出現。
ロックと言うよりはむしろブルースと言ったほうがしっくりくるような曲。
このグループは3人で構成されていて、3人の折り合いが悪くなってすぐに解散したと噂を聞いた。
しかし、音楽を愛する仲間ゆえに時間を隔ててから再び何度かグループとして復活している。
Cream - White Room (Royal Albert Hall 2005) (17 of 22)
年表を見てわかるとおり今から15年前。クラプトンが還暦のちょっと手前の演奏。
若い頃と同じように生き生きとした演奏。
感心するのは、この演奏から聞こえてくる音は3種類しかない。
つまり、リードギターとベースギターとドラム。
わずかこれだけの楽器で1曲成立させるその腕前は半端なものでないと解釈。
クラプトンやクリームの評価を驚くほど上げることにこういった事実がある。
そして彼らの技術力だとゴーストと呼ばれる演奏家は存在していない。
コンサートであるにもかかわらず、すべて自前で歌と演奏とこなしているのだ。
もともとギターやベースを弾くのに手元を見る事は無い。
自身の感性をギターに一体化させることができる。
彼らの演奏は即興演奏を取り入れながら組み立てられるとも聞いた。
こういったオタクのようなミュージシャンが存在することが私にとっては驚異。
クラプトンとジョージハリスン
この2人は親友だったが、1人の女性をめぐってドロドロの愛憎劇を繰り広げたことでもよく知られる。
最初ジョージハリスンの妻だったパティーボイドはクラプトンと不倫関係に。
このことでハリスンとクラプトンはいっとき仲違いをすることになるが、その後、関係は修復されたようだ。


この2人の関係はタブロイド記事で余すことなく語られている。
魅力的な女性だった事は認めるが、私の目から見ると浮気女のそしりは逃れられないだろう。
自分たちの感性を大切にしていた人たちだけに、一目惚れや不倫なども避けられなかったのかも。
パティーボイドはクラプトンともやがては離婚をすることに。
ちなみにクラプトンは彼女との恋物語をモチーフにして1曲作曲している。
日本語訳を見てみるとちょっと切なくなる歌詞だよね。
この曲を作曲した頃は自分の愛する人は他人の妻だったわけだから。
こういった自分の心情を表現することで名曲が生まれるあたり、音楽家としての並々ならぬ才能を感じてしまう。
私の中のロックはイギリスのものだと自覚
ビートルズやローリングストーンズなどは演奏もピカイチなことでよく知られるが。
クリームの演奏形態も素晴らしいと感じる。
わずかこれだけのメンバーであれだけの音を構成することができるのだ。
そしてこういったロックは実はアメリカにはあまり見かけなくてもっぱらイギリスだったと後から知ることに。
イギリスはクラシック音楽ではそれほど著名な作曲家を輩出してはいないが、最近になってからはたくさんのロッカーたちが出現。
そしてこれらの著名な音楽家たちは皆イギリス王室から勲章をもらっている。
イギリスにとってもとても名誉なことと受け止められているのだ。
エリッククラプトンは言わずと知れたエレキギターを駆使するギタリストとしても超有名だが、私的にはアコースティックギター(フォークギター)を駆使した演奏もとても魅力的。
むしろアコースティックバージョンで演奏するようになってからより彼の魅力が広がったような気さえするのだ。
もともとはクラシック中心の音楽だけで鑑賞する機会が多かったが、最近のテレビやYouTube画像などでは様々なジャンルの音楽に接することができる。
そんな中、クラプトンの魅力は未だに私の中で輝き続けている。