くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おちょやん ダンない千代❣️

 

なんと初舞台で初主演の千代ちゃん。

道頓堀時代にピンチヒッターで出演した事はあったけど。

今回はそんな話ではない。

主役の欠員をなんとしても埋める必要が。

セリフを全て覚えていたのが千代ちゃんなもので。

他にできそうな人はいなかった。

さて山村千鳥が大反対する中、決意とともに動き出したが、いかんせん舞台は明日に迫る。

一晩で形にするには無謀と言うものなのだが。

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弱点発覚 腹式呼吸ができていないので声が通らない

目次

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土壇場で始まる稽古

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とりあえずは稽古するしかないじゃん

今回のエピソードのポイントは、とにかく時間がないこと。

清子さんの怪我は公開日前日、ギリギリの状態で起こってしまった。

代役を立てようにも、セリフを覚える時間など物理的にほぼ不可能と思われたのだが。

ただ1つ可能性の状態で千代ちゃんが全員のセリフを覚えていたことが一るの望み。

切羽詰まった清子さん、千代ちゃんに

あんたが主役をやりぃ!

目を向いて大反対する千鳥。

無理なのは100も承知。

でもキバらせていただきます。

こうして千代ちゃんの本格初舞台が切って落とされたのだ。

勝手にせい😤

憮然とした態度で稽古場を去る千鳥。

こんな状態で稽古が始まるのだが、一体どれほどのものができるんだろう。

今までのわきあいあい感はすっかり影を潜めて、皆悲壮感が漂う状態。

主役を演じる千代ちゃんは、とりあえず自分自身のセリフを思い出しつつ確認するところから物語を進めなければならない。

声を響かせる 腹式呼吸とはなんぞや

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千代ちゃん 声が届かん

いざ始まった稽古で千代ちゃんの致命的な弱点が明らかに。

彼女は基本となる腹式呼吸がまるでできなかったのだ。

仕事柄、目の前のお客さんと対応することが多いので、声を張り上げることなどはごく稀。

そうするとおのずと腹からどっしりと声を出すことなど普段ありえない。

舞台で役者を演じるとなれば、どうしても遠くまで声を響かせなければならないので腹式呼吸ができなければ、舞台の隅々までセリフが聞こえなくなってしまうのだ。

今でこそ舞台では皆マイクなどの文明の利器を使ったりするが、一昔前はすべて地声で賄っていたのだ。

それは舞台で演じられる劇も音楽なども皆同じ。

したがって、数千人規模の巨大な劇場は当時はほぼ存在しなかった。

そんなものを作ってみたところで、声が遠くまで届かないのは明らか。

せいぜい100人から200人程度が当時の一般的な劇場のサイズと言える。

さて、がんばれども頑張れども、千代ちゃんの弱点を改善するには時間がなさすぎ

途中で休憩を入れたり様々な目先を変えても、基本的には何も変わらなかった。

とにかく明日から始まってしまうのだ。

どうすれば何とかなるのだろうか。

山村千鳥の猛特訓

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ほかが何年もかかることをあんたは1晩でやらなきゃいかんのだ

結局、みんなとやる稽古が終わっても、1人残って千代ちゃんは特訓を繰り返す。

そんな中ひょっこり現れた千鳥。

千代ちゃんの困る顔が見たいとうそぶきながらも、舞台で必死に稽古する様子を見ているうちに、少しずつ師匠としてアドバイスをするようになっていくのだ。

腹式呼吸をするためには、薙刀を振るうのが一番とのこと。

振り下ろしながら発生すると必然的に腹式呼吸になるらしい。

さて今日のおちょやんの最初の見所はこの辺から。

稽古を続けているうちに、とうとう本気になっていつもの暴力的な指導が目覚める千鳥。

必死になって食らいつく千代ちゃん。

2人とも疲れ果ててそのまま舞台上で翌朝まで眠ってしまったのだが。

しかし、この2人の全力のやりとりは目の前に迫った舞台に大変な力添えをすることになる。

大成功に導かれた正ちゃんの冒険

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アドリブも飛び出した舞台 千代ちゃん主役をやり切る

舞台が始まる直前、観客席を見回すと、かつてないほどの大入り満員。

やっぱり人気の演目なので、また最初の宣伝も構想して親子連れもたくさん来ているようだ。

カフェキネマの面々も皆顔を揃えて舞台の鑑賞に。

その中には、店長や洋子さん、進太郎君の姿も。

面白かったのは、舞台が始まった途端あの千代ちゃんが主役を演じ始めて、みんなが驚愕する瞬間。

当初の予定ではネズミ三だったよね。

しかも、セリフは1つのみ。

それがフタを開けてみると、なんと主役を演じているではないか(驚)

舞台は、観客の笑いや感動を一身に集めながらついに最後までたどり着いた。

千代ちゃんも無事に主役を務めきれたと思った瞬間、最も大切なアイテム、神様から頂いた剣を忘れてしまっていることに気がついたのだ。

今日の物語の真骨頂はこの辺。

最後の締めにどうしても必要な小道具がなくなった時、千代ちゃんはとっさの判断で舞台を続けなければならない。

そこで普段からの機転の利く能力、アドリブで見事に危機を回避する

周りの者たちも安堵しつつ舞台は大成功で終えることが。

舞台袖で、目にうっすらと涙をためながら千代ちゃんたち座員を見つめる千鳥。

彼女にもきっと思うところがあるのだろうか。

今日は危機的な状況を見事に挽回した千代ちゃんたちのみんなの頑張りが感動的に描かれていたよね。

でも、明日以降物語はそう簡単には決着しなさそう。