くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

麒麟がくる カウントダウン本能寺の変

 

麒麟がくるは、今日を含めて本能寺の変まであと4回。

今日、公式に番組スタッフからは2月7日の最終回で本能寺の変が描かれると。

つまり、その時に織田信長は光秀に討ち果たされ、おそらくはその最終回の中で山崎の戦いも描かれて負けて敗走する光秀が亡くなるまでを表現するのでは。

今日からは本能寺の変に至るまでのカウントダウンが始まったとみていい。

特に本能寺の変の後の重大な歴史的事実。

それは言わずと知れた羽柴秀吉の中国大返し。

その事実も今日の物語の内容からうっすらと類推できるではないか。

時代は1577年から78年にかけて。

この時織田家臣団の中で最も働く家臣として明智光秀、羽柴秀吉の両名が挙げられる。

この2人は信長からも仕向けられていたのであろう、ライバル同士。

そのことも今日の物語の中では、優れた脚本によってきっちりと描かれていた。

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安土城大広間 セットでこれだけのものを作ったがなんと240畳の広さ

目次

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秀吉対光秀

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秀吉は出世の為なら光秀も肥やしにしようと企む

織田信長の命令によって松永久秀に出入りする人をチェックしていた秀吉。

その中に光秀がいることを突き止め、2人の会話を克明に調べあげたところ、平蜘蛛の茶釜は光秀が所有していることを突き止める。

そしてそのことを信長に告げ口する形で、自分自身の出世の肥やしにしようとした。

麒麟がくるの中での秀吉のキャラクターは、他の物語で描かれている人物像とは明らかに違う。

秀吉の願いは自分のような貧乏人が世の中からいなくなること。

そして自分が出世することこそが無常の喜びと感じている。

そのためには信長に取り入ってとにかく重く用いてもらう。

歴史的な考察から見れば 秀吉は織田信長の使い走りをはじめ、あらゆる汚れ仕事を一手に引き受けていた感がある。

それは信長を信用してでのことではなさそう。

信長の懐にしっかりと取り入って、やがては自分自身の確固たる居場所を築こうと画策していたようだ。

そういった黒秀吉の様子が今日のエピソードの中で克明に描かれていた

自分の父親違いの弟を明智光秀につきとめられ、邪魔者として殺してしまう。

自分に都合の悪い事は密かに排除して、都合の良いように物事を進めようとするダーティーな性格。

その秀吉の性格を見抜いていた光秀。

光秀自身も戦続きですっかり疲弊していて、おそらく心はかなりささくれだっていたに違いない。

しかし 物語の主人公である以上、大きな世の中で平和をもたらす目的意識だけは今も全く揺らぐことなく持ち続けているのだ。

菊丸の行く末

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徳川家康の使いだったがすでに身分はバレつつある

光秀は菊丸が徳川家康のスパイであることを早い段階で気がついていた。

しかし、この2人はどこか心が通い合う部分があってまた菊丸自身も光秀のことを尊敬していた経緯がある。

光秀は菊丸を気にいっていた部分がある。

それ故、菊丸に危険が迫っていることを察知して老婆心から京都から離れることをそっと告げるのだ。

京都から離れる時も刺客に追われて菊丸は、命辛々逃げることに。

菊丸の本心も語られていた。

京都の様子を三河にいる家康に報告するのだが、自分はこの京都での暮らしが気にいっているのだと。

また徳川家康と織田信長は同盟関係にあったが、必ずしもお互いを心から信頼しあっていたとは言い難い。

お互い腹の探り合いのようなことを繰り返しつつ、関係を維持していた。

すれ違う信長と光秀

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平蜘蛛の茶釜を信長に差し出すが 既に2人の心は離れ離れに

光秀は考えたあげく、松永久秀から譲りうけた平蜘蛛の茶釜を信長に差し出すことに。

そしてその時に松永から伝えられた言葉をそっくり信長に告げるのだ。

これだけの名品を所有する者にはふさわしい覚悟が必要。

この名品を所有する者は、勇気と美しい心を持っていなければならないと。

これは光秀の本心から出た言葉で、この言葉の通り織田信長に伝えることによって自分自身のみの証としようとしたのだ。

今日の物語の中で信長から語られた言葉は驚愕の内容。

堺の今井宗久にこの平蜘蛛の茶釜を値踏みさせよう

この釜は売っぱらって金に変える。

1満貫くらいにはなるかな

この言葉に驚きを隠せない光秀。

光秀の気持ちとしては純粋に芸術作品としての茶釜を受け入れるものと信じていたのだが。

まるで人の気持ちを逆なでするかのような信長の言葉。

物語の性質として、この辺から少しずつ光秀と信長のすれ違いは決定的に描かれ始める。

正親町天皇の想い

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月見をしながら光秀に語りかける

天皇家をも動かそうとする信長。

当然のことながら天皇としては内心ジクジたる思いで信長と対応する。

そして正親町天皇は光秀に告げるためにわざわざ内裏に呼び寄せた。

昔からあまたの武将が月に登って、上ったまま帰ってこなかった。

そして光秀に尋ねる

信長はどうか?

信長が道を踏み外さぬようしっかりと見はれ❗️

麒麟がくるではこの辺が本能寺の変への布石としてかなり大きなポイントになっていくに違いない。

暴走をし始める信長に対して周りが違和感を示し始める。

そして、信長を諫めようと光秀が様々な働きかけをするのだが。

予告編を見ても、信長の傍若無人ぶりが際立つような映像が流れていたよね。

今日の放送が終わったので、残りの3回で全ての決着がつくことに。

今日の物語の中で最後に描かれた明智玉の婚礼の時の様子。

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芦田愛菜ちゃん 細川忠興と結婚する玉を演じる

今日はNHKからもいくつかの画像の発表があったようだ。

せっかくだからここで紹介してもいいかなと。

それは本能寺の変に向かう明智光秀のビジュアル。

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本能寺に向かう光秀

そして、およそ一万数千の軍勢を率いて夜道を行進

1582年6月2日の早朝と言われている。

この本能寺の変の後、明智光秀は11日後に山崎の戦いでの敗走途中で落ち武者狩りで命を落とすことに。

この物語の脚本では、果たして本能寺の変の本当の原因をどのように描くのだろうか。

役者たちの意見がさまざまアップされているが、皆鳥肌が立つほど驚いたとのインタビュー記事を何度も読ませていただいた。

2月の頭には物語の全てが決着する。