今週1週間でおよそ3年物語が進んでいく設定。
成長して、女優として完成するために苦労を重ねながら前に進んでいく千代ちゃん。
その始まりの様子が詳しく描かれるように。
最初にやってくるのは同じ大部屋女優たちの嫌がらせ。
はっきり言っていじめと言い換えてもいいかも。
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
とんちんかん女優千代ちゃん
ただでさえ女優なんて素人同然なのに、いじめを受けてまともに打ち合わせにも出席できていないのでは演技なんてできるはずもなく。
と同時に、彼女の持ち前の サービス精神がどうやら仇になってしまうような。
舞台で演技するのとはまるで違うので、映画の撮影となれば監督の指示が絶対となってくるんだけど。
アドリブが許されるのは本当に実力のある知名度のある役者さんのみ。
一介のわんさでしかない千代ちゃんがやっちゃうのはそりゃまずいわ。
そのうち悪い噂も立ったりしてね、とにかく使えない女優と言うことで。
それがもとで彼女はとうとうその他大勢の役すらつかなくなっちゃう。
出番がなくなれば大部屋でただじっと過ごすしかないわけで。
もともと自分の居場所もなかった彼女。
とりあえずはどうすれば女優に向かっていけるのか考えてみるしかない。
美粧部でがんばる


同じ大部屋女優の中には、いちど出社した後、そのまま何もせずに帰ってしまうテキトーな人もいたりした 。
しかし、志しの高い千代ちゃんはそんなことができるはずもなく、
見つけてきた仕事が髪結さんの手伝い。
ここで道頓堀の時と同じように下働きに精を出すのだ。
ちょっとしたエピソードがあって大部屋でいつもいじめをする弥生さんのピンチを救ったことがきっかけで、わんさではないそれなりの役柄を回してもらえた。
それは楽しそうな恋人の役。
実はここでも彼女は行き詰まってしまう。
要するに恋愛経験が皆無。
恋する乙女、つまり女心がまるでわかっていない。
演技をしてみてもまるで絵にならない。
あちこちで相談してみたところ真似事でいいからとりあえず恋してみろと。
その結果白羽の矢を立てたのが助監督をやっている小暮さん。
彼にお願いをして恋人として振る舞ってもらうことに。
恋人の真似大作戦
恋人の真似大作戦は順調に進んだが、ちょっとしたアクシデントが。
真似事のはずが本気になってしまった千代ちゃん。
実際に恋をしてしまうことで何もかも手につかなくなってしまう。
そんな中憧れの女優高城百合子さんにばったり遭遇。
彼女と近況を話しているうちに、新たなしっかりした役柄を回してもらえることに。
自分のやりたいことのためには手段なんか選んでられない。
自由にのびのびと好きなようにやりなさい。
そう言い残して彼女は去っていった。
主演をしていた俳優と駆け落ちをしたとのこと。
撮影中の作品太陽の女カルメンは監督の交代劇もあったりして、ジョージ本田に回ってくる。
そして驚くなかれ、千代ちゃんはきちんとセリフのある難しい役柄を仰せつかってしまう。
大変なのはここから。
夫に浮気をされて逃げられてしまう妻の役柄。
そうでなくても演技がうまくいかずに悩みを深めていた千代ちゃん。
そんな複雑なストイックな女性を演じられるのかいな。
高城百合子さんの置き土産


実はこの時、恋し始めていた千代ちゃんは同時に失恋も味わうことに。
小暮さんは昔から本気で高城百合子さんに恋していた。
その厳しい現実を見せつけられて、千代ちゃんは自分の恋は実らないと悟ってしまうのだ。
映画の撮影の時に、この経験がとてもものを言う。
何度もリハーサルをしてその都度ダメ出しをされてしまっていたが、翌日の撮影、ラストチャンスの時に一世一代の命演技をすることができた。
その時のセリフは全てアドリブ。
浮気をして離れていく夫の気持ちを取り戻すために妻として全力で感謝の気持ちを込める。
その演技は監督も脱帽するほどの素晴らしい出来栄え。
このことで女優竹井千代の名前は一気に格上げされた。
物語はこの後3年経った設定で描かれていたね。
3年後千代ちゃんは中堅の女優として撮影を掛け持ちする位売れっ子になっていた。
この頃、多分20歳ぐらいと思われる。
今週のおちょやんはここまでが描かれていた。
来週予告編またまた登場するテルヲ
1週間振り返りの後に来週の予告編が少し流される。
あのどうしようもないダメおやじテルヲが再び登場している。
演じているトータス松本は、皆から一身に憎まれているが。
役者としては申し分のないぐらい売れっ子なのでは。
どんな役柄にせよ、見ているものがそれだけ感情移入できると言う事は、それは役者冥利に尽きると言うもの。
実際のトータス松本はテルヲとは間逆の性格と聞いた。
千代ちゃんから思いっきり見捨てられてはいるけれど、
実際は演じている役者さん同士はとても仲が良いのだ。
大阪のドラマなんだから感情表現はどうやったってオーバーワーク。
作り物のドラマの楽しみ方をこのおちょやんでしっかり学ばせてもらっている。