昨日から再び登場してきたダメおやじテルヲ。
ここでわざわざ登場するからにはそのまま済むわけはないと思っていたが。
やはり、昔の性格はまるで改まっていない。
千代ちゃんをつかまえて何やらよからぬことを企てる。
まさかと思うが、よりによって会社の上役に千代ちゃんの売り込み作戦を開始するのだ。
それは、シロートが勝手にやること。
そんなもの通用するわけないと誰もが思うが、本人はいたって大真面目。
その結果、とんでもない事態を巻き起こす。
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
ありえへん‼️シロートの売り込み作戦
物語が始まる早々に所長室に現れるテルヲ。
将来の大女優竹井千代をよろしく。
いきなりいつもの調子であることないことペラペラとまくしたてるのだが。
片金所長はえらい迷惑そう。
血相変えて飛んできた千代ちゃんが連れ戻そうとするその隙に、何やら封筒を所長の胸元に押し込む。
普通こういった時は札束を渡すんだけど、そんなものあるはずは無いのでカフェキネマの割引券。
しかし、やることなすことほとんど漫才。
この調子で撮影所で千代ちゃんの後をついて回ってあちこち首を突っ込まれてはいずれ何かトラブルを起こしそうな気配。
そういった周りの心配をよそに、全力で千代ちゃんを応援しようとして必死になるテルヲ。
ドラマを見ていてよくわかるが、テルヲは自分の利益を考えていないんだよね。
支離滅裂でシッチャカメッチャカだけど、純粋に自分の娘の幸せを願って必死に行動しているのがよく伝わるんだわ。
その父親の気持ちが痛いほど伝わる千代ちゃん。
絶対にやめてくれ発言が出ないところを見ても、父親の気持ちをありがたいと感じている部分がありそうな。
撮影を台無しにするテルヲ


ついに撮影中も押し掛けて何かと意見をしそうになるテルヲ。
撮影はフィルムを回す作業なので、監督の側も俳優もみんな緊張の極致でがんばっているのだが。
そこにシロートが割り込むとどうなるか。
結果は火を見るより明らか。
特に今回の撮影は、あのわがまま女優のお嬢様が主役とのことで、すぐに演技できないなどと言い出し始める。
そしてとうとうその日の撮影は中止にまでなってしまった。
テルヲのがんばりは案の定 空回りするだけで、何ら千代ちゃんの応援にはなってない。
むしろ、周りに迷惑をかけ同士なので千代ちゃんが制作スタッフなどにひたすら謝るしかなかったのだ。
どうやら怪我はなかったとのことで、とりあえずは一安心だけれど。
それでもあまりに迷惑かけすぎ。
これを機に少し勝手な行動を控えてくれればいいんだけれどね。
画期的試み主役をオーディションで選ぶ
たまたま主役の女優をオーディションで選ぶ話が持ち上がる。
オーディションの参加資格は自由。
今ではほとんど当たり前になったシステムだが、この当時はこのやり方はかなり少数派。
例えばコネであったり、過去の実績とかが重視される傾向にあったようだ。
物語の中では、同じ大部屋女優の弥生さんが千代ちゃんの前に試験を受けてその後千代ちゃんが演じることに。
さて、この画期的メイクが果たして吉と出るか。
結果はなんと主役の該当者は無しとのこと。
要するに、今回オーディションを受けた中からは選びませんとのことで。
で選ばれたのが、例のお金持ちのお嬢様。
噂ではお金をいっぱい積んで役柄を勝ち取ったらしい。
そのことを小耳に挟んだテルヲ。
鼻息も荒く所長室に怒鳴り込んでいくのだが。
さんざん悪態をついた挙句、片金所長の正拳突きをまともに食ってすごすごと引き下がる。
そういえばこの所長さんは毎日上半身裸で生拳突きをするのがルーティーンだったよね。
やったことには責任を取らされるのが世の中の常。
テルヲ猛抗議の顛末


テルヲは返り討ちに遭って休憩室に戻ってくるのだが。
千代ちゃんは迷惑だと思いつつもテルヲの自分を無条件に応援してくれる心意気が内心嬉しいのだ。
おおきに😌
小声でそっとつぶやいているあたり、気持ちはまんざらでもなかったのだ。
しかし、介抱してもらいながらも外を通る女優さんに目がいってしまうテルヲ。
男としてしょうもない根性だけは未だ健在なようで。
今日の物語はここまで。
おそらくこの後も色々と揉め事や厄介事を起こすに違いない。
テルヲは今は千代ちゃんのための行動として自分を顧みず頑張ってくれてはいるのだが、果たしてこの気持ちはどこまで続くんだろうかね。
みたところ一文無しのようだったし、やっぱり最後はお金を欲しがるような気がしないでもない。
その時の千代ちゃんの反応を考えると、ちと切なくなる。