いよいよ始動し始めた新しい劇団は、スター役者須賀廼家千之助が参加しないことでまさに前途多難。
何とか頑張ろうと駆けずり回る千代ちゃんだが、彼女が1人頑張ってみて状況が改善するとも思えにくい。
肝心の一平君。
座長として彼の力量が問われるところだけど、今までの流れから考えてみて、彼が全体を取りまとめるのはまだ時間がかかりそう。
目次
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一平君 前途多難な座長
みんながあてにしている喜劇役者須賀廼家千之助が参加しないことを受けて下の天海一座の皆は次々と離反してしまう。
千之助兄貴がいないんじゃ芝居にならねぇ。
確かに役者としては一流のものを持っているのかも。
そんな仲間たちを見ていて、いまひとつ本気で引き止めようとする素振りを見せない一平君。
脚本は4年間みっちり勉強したおかげでそれなりに作ることができるが、配役とか実際の演技指導となると役者の心意気がものを言うのでは。
座長が言う通りに、やる気のない人が山ほどいたところでろくなものはできないだろうな。
でも、とにかく形にしないと、この劇団は鶴亀撮影所の大山社長の肝いりなわけで。
のんびりしている暇はなさそう。
須賀廼家千之助を説得しなければ😨
自分の演技に絶対の自信を持つ千之助。
彼にしてみれば自分より格下の人間について舞台に上がろうとは思っていないようだ。
天海天海が座長の時は素直に2番手で演じていたが、座長が亡くなってしまえば自分がやらねばならぬと使命感に燃えていたのだ。
そんな彼が絶対に譲らないポリシーとして、
喜劇役者はわらかしてなんぼ!
必死で食い下がって劇団に復帰することをお願いする千代ちゃんに。
ワシをわらかしたら入ったる。
そう言われて全く引き下がらない千代ちゃん。
以前まるで受けなかった落語のオチを引き合いに出したところが、やっぱり不発。
千之助を納得させることなどまるでできなかった。
大山社長の思い


大山社長は喜劇界のナンバーワン須賀廼家万太郎に対抗できるだけの劇団を作りたかった。
そのために目をかけていた天海天海は若くして亡くなってしまった。
その亡くなった天海の息子の一平君に白羽の矢を立てたのだ。
昭和の不景気を励ますと言う大きな目標の事はともかく、とりあえず自分の計画でしっかりと結果が出ることを部下たちに厳しく命令する。
今回新しく結成した劇団の最初の公演がうまくいかなければ全員クビにして二度と舞台に立てないようにしてやると。
担当になった鶴亀の社員熊田さんとて、厳しく責任を問われる。
その言葉に震え上がる熊田さん。
今回の劇団立ち上げがうまくいかないければ全員が路頭に迷うことに。
本格的に慌てふためいているのは千代ちゃんと熊田さんだけのように見えるが。
一平君も顔にこそ出さないけれど内心はかなり焦っているみたい。
だから出て行った昔からのメンバーたちに1人ずつ回って歩いてもう一度参加してくれるようにお願いして回っていた。
彼らも芝居が大好き。
その大好きな芝居のために骨を折ることを惜しまないのは千代ちゃんと同じ。
千代ちゃんは持ち前の行動力で千之助兄貴に直球勝負を挑み続けている。
一筋縄ではいかない千之助。
彼をわらかすなんて簡単にできることではないんだよね。
千代ちゃんの奮闘努力
何度も千之助の元へ足げく通う千代ちゃん。
ドラマを見ていればわかるけれど女優杉咲花にあんなとんでもないものまねをさせるなんて。
タコ入道と猫の絡み。
それを全力で演技している杉咲。
もちろん先の助けに評価されるはずもなくそっぽを向かれるだけだが、喜劇役者として何とかして形あるものを残そうとしている千代ちゃんの心意気が伝わってくると言うもの。
これでうまい具合に千之助兄貴が戻ってくれれば、舞台も成立するんだけれど。
まだ、このエピソードは始まったばかり。
成功に至る道はそれなりに苦労すると相場が決まっているような。