始まった鶴亀家庭劇の舞台公演。
ひょんなことから千之助兄貴と他の団員とのお客さんウケを題材にした勝負合戦に。
つまり、どちらがお客さんを笑わせることができるか。
笑いを取った方が勝ちということで。
実はちょっとした賭けが。
もし、千之助兄貴が勝ったなら鶴亀家庭劇の座長は自分がやるとの事。
負けたらもう自分勝手なアドリブを入れた演技はしないとの約束。
千代ちゃんがけしかけた勝負だったけど、これを一平君が即答で受けることに。
さて、喜劇役者としての実力は千之助兄貴にみんな太刀打ちできるはずもなく😓
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
勝負をしてみたけれど…
いざ勝負が始まってみても、お客さんは勝負をしていることなんかわかるはずもない。
千代ちゃん達は自分たちが勝てるとは思っていないみたい。
勝負をどこで判定するかみんなで相談していたところ、千之助兄貴が手回しよくお客さんに紙を配っていて誰が面白かったか投票させていた。
結果は見るまでもなく明らか。
書いてある文字が全て
千之助はん
確かに喜劇役者としては一流で、そしてほぼぶっつけ本番でやる彼のギャグは緊張感もあって観客に大いに受ける。
さて、結果を見せつけられると全く弁解のしようがなくなる千代ちゃん達。
このまま千秋楽まで流れ込んでしまえば、鶴亀家庭劇は座長交代となる。
それだけはなんとしても阻止したい。
しかし、お客さんの判定では無残な結果なので、皆で思案をしていたところ、なんと思いがけないお客さんが。
えっ❣️千鳥さん😍
みんなで悩んで頭を抱えていたところ、千代ちゃんの頭に草履が飛んでくる。
一体誰だ!
と思って振り向いてみたところ、なんとあの山村千鳥さんが。
千代ちゃんに演劇を指南してくれた師匠とも言える存在。
なんとなく心配になって見に来てくれたんだろうね。
本人は聞かれたときに“たまたま立ち寄っただけ”とうそぶいていたけれど。
勝負の事はとにかく舞台はいちど見ておきたいと思ったのでは。
さて、わらをもすがる思いで千代ちゃんがたずねる。
千鳥はん 助けてくれなはれ
どうすれば千之助よりも笑いを取れるのでしょうか。
挨拶だけ済ませてとっとと帰ろうとした千鳥さん。
その足に死に物狂いでしがみついて帰させまいとする千代ちゃん。
うちらはどうしたらいいんだすか?
そんなこと私にわかるわけない😤
いつもの千鳥節が炸裂。
とにかく稽古が厳しいことで超有名だった千鳥さん。
こうすれば千之助よりも笑いが取れるなんて事は彼女にだってわかるはずはない。
しかし全員を前にして、何か良い案はないかと思いをめぐらせる。
千代ちゃんが必死に食い下がる。
とにかく千之助兄貴に勝ちたい😭
他のメンバーたちも同じ思いで千鳥さんを見つめたときに、実に単純明快な答えが返ってくる。
あんたたちの技術で勝とうなんて100万年早い。
千之助ばかりに注目して肝心なものをまるで見ていない😡
役者のキホン
明快な答えは1つだった。
役者がお客さんを感動させられるのはどれだけその役柄になりきれるかどうか。
自分の演じる役柄をどれだけ真剣に受け止めて愛することができるかどうか。
あんたたちは見ている対象が間違っている。
千之助の事ばかり考えて、自分の役柄を全く見ていない。
まずは基本に立ち返ることね!
これを言われるとみんなはっと我に返るのだが、すぐに気がつかないのがこの物語の面白いところ。
千代ちゃんは頭を抱えながら道頓堀の表通りを歩いていく。
そして防火用水の水で頭を冷やそうと顔をつけるしまつ。
それを見ていた岡安のたまちゃんに
あんたどうしたの?と
そしていくつか質問された中で、千代ちゃんはどんな役柄を演じるの?
その時にひらめくのだ。
自分の役柄について全く深掘りしていなかった千代ちゃん。
ほとんどなんとなくしか理解していなかった。
そうなればどんなに熱心にセリフを述べたところでお客さんに気持ちが伝わる事は難しいのかも。


みんな自分の脚本に必死で書き込みをして自分の役柄と向き合うことに。
それは役の後にあるその人の人となり。
お客さんにどれだけリアリティーを持って感じてもらえるのか。
さらに喜劇な以上はどれだけ笑ってもらえるか。
そのことについて皆必死で考えたのだ。
いよいよ明日が千秋楽まったなし❗️
千鳥さんのヒントで皆演じ方の指標ができたのかも。
とにかく物語はお笑いで進んでいるけれど、なんといったって明日千秋楽。
毎日千之助兄貴の一人芝居で笑いはたくさん取れているけど、肝心の舞台上の勝負は今のままでは完全に負け。
なんとしても千秋楽の舞台で一矢むくいたいところ。
しかし、明日今週の物語の結末が語られるけれど、納得できる結果になるのでは。
ここで勝ち負けが決まるとなれば、はっきりって勝負が始まってからもう何日も経過しているわけで、相撲で言えば全勝で千之助兄貴がここまで来ている。
千秋楽で負けたとしても、やっぱり勝ちなんじゃなかろうかと私は勝手に思うのだが。
その辺のところは見てのお楽しみということに。
ドラマは面白おかしく作られているので。