今週のエピソードは今日で完結する。
さて千之助兄貴が牛耳ってきた舞台の様子は、千秋楽の1日でどれだけの変化があったのだろうか。
昨日あの山村千鳥が千代ちゃん達にレクチャーするシーンがあったけど。
メンバーそれぞれが自分の役柄に必死で思いを寄せる。
始まった舞台がどんな流れになるのか?
台本はあくまでも話の筋を描いただけで、舞台上の物語がどんなふうに流れるかはその時の雰囲気で変化する。
千之助兄貴対他のメンバーの笑い取り合戦はどうやら決着がつきそう。
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
千之助と他のメンバーの掛け合い


実は物語の大まかな設定は出来上がってはいるが、ストーリーがどのように流れるかはその時の気分次第。
なんとも恐ろしい台本だけれど、聞くところによると著名な映画監督の作品などでも台本なしで役者に演技をさせることなどが多々あるらしい。
私が聞いたところでは北野武監督の1連の作品は台本は特になく、あらましのストーリーを説明して役者が自分の言葉で演技をするらしい。
一見、楽なように見えるが、これはその都度が壱発勝負なので違った意味で半端ない緊張感を強いられる。
千之助が絡む舞台は、いつもこんな調子で、
千之助以外の役者たちがまごついている間に千之助の勝手なギャグで観客の笑いを取る流れになっている。
しかし、千秋楽の今日の舞台はどうもそうではなさそう。
千之助がどのような仕掛けをしてくるのか、メンバーそれぞれが心構えをあらかじめ持って準備。
なるほど🤔そうきたか🤨
皆それぞれにどんな対応をして舞台を盛り上げるか、それぞれぶっつけ本番なんだけれどみんな役柄にしっかりと入り込んでいる。
与えられた役柄の中で、どのように反応するかは自然と湧き上がってくるものがあるようだ。
喜劇の舞台なので面白おかしく物語が進むけれど、お客さんは舞台上の役者たちの緊張感を我が事のように楽しむことができている。


ドラマの中なので舞台の演技もさることながら、お客さんたちの反応も物語の中ではしっかりと描かれる。
岡安の大女将ハナさんが
わての目に狂いはなかった
と語ったセリフがなんとも意味深。
おちょやんではこの観客席の登場人物たちのエピソードもこれから用意されているので、舞台上だけの物語に終始しているわけではなさそう。
アドリブ対アドリブ
アドリブとアドリブで対応しているので最後のオチがどの辺になるかは誰にもわからないかも。
実は、ストーリーの流れを自ら牽引する千之助自身もどのように対応すべきかは相手の役者の反応を見てからでないと決められない。
その時、元となる設定を無視するわけにはいかないので、継ぎ合わせた手が自分の手でないことを取り入れるしかない。
さらに他の登場人物たちも、自分がどんな役柄なのかをしっかりと掘り下げているので、様々な場面を想定して思い描いていたストーリーがあるらしい。
とっさに、新たな流れを振られても決してまごつくことなく、役柄の気持ちになって対応することができる。
実は、以前の舞台では、千之助兄貴がアドリブを始めた段階で他のものはついていくことができなかった。
つまり、千之助の一人芝居が続くことが多かった。
今日はまるで違う。
それぞれの役柄が的確に反応している。
時間が経つにつれて物語はみんなが目指すオチへと向かっていく。
思いがけない流れ
舞台上で披露されるギャグは千之助兄貴以外からもたくさん飛び出した。
皆ストーリーの中に、それぞれ自分自身のエピソードがさりげなく含まれていて、それが物語の中にしっかりと溶け込んでいる。
物語はとある老舗の旦那が浮気をする物語。
当然男と女がくっついたり離れたりを演じることになるのだが、登場人物それぞれに人生経験が反映されているんだよね。


途中新たなストーリー展開を加えて物語は見事なオチとともに語られる。
客席で見ていたお客さんたちも、舞台上の俳優たちの演技合戦に大いに納得。
拍手ばかりか掛け声までかかる。
それだけお客さんを巻き込んで盛り上がっていたことの証明。
実は、今日のストーリーの中に千鳥が舞台袖に立って演技を眺めているシーンがあった。
さらに鶴亀の熊田さんが一言二言セリフを交わしていたよね。
こんな席しか用意できなくて申し訳あらへん
やりとりを見ていて感じたのは、今回千鳥が千代ちゃん達に会いに来たのは熊田さんの引き合わせがあったのではと勘ぐってしまう。
演技に何かアドバイスできないかと千鳥に頼んだようなそんな匂いがしたね。
そしてその呼びかけに応えて千鳥が昨日のエピソードでしっかりとアドバイスしていた。
その結果を今日確認したような形になっていた。
山村千鳥も納得の面白い舞台だったようだ。
何も言う事はないよ
それだけ出来が良かったってこと。
千之助兄貴のわかりにくい褒め言葉
千秋楽の投票を開票してみたところ、紙に書かれていた文字は千之助の他にも他のメンバーたちの名前がたくさん書かれていた。
全体の流れとしては千之助以外の投票の方が圧倒的に多かった可能性が。
さすがに千秋楽は千之助の勝ちとはならなかったようだ。
千之助としては千秋楽まで全て自分の1人勝ちが本当の勝利だと思っていたフシがある。
最後にひっくり返されたことで、それは自分自身の負けを意味しているような。
途中までは圧倒的に仙之助自身が有利だったんだけどね。
最後に出てきた言葉は
ワシは最初から座長なんかやりとおない
今回の勝負は痛み分けや
わかりにくいけれど彼流の最高の褒め言葉と天晴さんのセリフ。
これで今週のエピソードは終了となる。
どうやら大山社長の覚えもめでたく、また須賀廼家万太郎にも一目置かれる存在となったようだ。
この成功の流れを受けて物語は来週へ続いていく。