今週の1週間は関西の喜劇の面白さを充分堪能できる1週間だったのでは。
そして、調べてみるとこのおちょやんに出演している私の知らない様々な役者さんたちは実はその道では知る人ぞ知る第一人者ばっかりだった。
須賀廼家貫太郎がふんする小山田正憲は松竹新喜劇の重鎮と聞いた。
どおりで舞台上の存在感があまりにもしっくりくるので。
舞台での笑いのツボを見事に心得ている。
この勘太郎さんはじめ、私の知らない人がいっぱいいたので。
こういった舞台もこれからはちょくちょく見る機会を増やしたい。
そんなふうに思わせる1週間。
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
暴走須賀廼家千之助
千之助兄貴をなんとか鶴亀家庭劇に参加させることには成功したが。
物事はそんなに素直には運ばない。
一平君の渾身の台本も簡単に却下される。
おもろない!
ワシのこの台本で行く
最初から波乱含みの出発だったが、一平君があっさり納得したことで千之助のこしらえた
手違い話に変更。
しかし、皆で稽古をしてみても、千之助は驚くほど乗り気ではない。
何か胸に思うところがあるのだろうか。
そして新しく家庭劇に加わったメンバーたちもそれなりに演技を披露するが、どことなくよそよそしい。
そんな中、ついに舞台初日を迎えてしまう。
さて、通りいっぺんの稽古でどれほどの舞台ができるのか。
あくびをしているお客さんを見て、ついに千之助が動き出す。
もともと台本なんかただの筋書きにしか捉えていない千之助。
ついに彼の持ち味が炸裂し始める。
アドリブ王 千之助
千之助は舞台上では観客の反応をつぶさに見ながら自分の演技を考えていくタイプ。
つまり観客にウケることを狙い続けている。
彼のポリシーとしてわらかしてなんぼ😌
笑いの取れない喜劇役者に存在価値はない❗️
そう言い放って1歩も引き下がらない。
実は彼の歴史を考えるとどうしても負けたくない相手がいる。
それはかつて同じ舞台で共演していた須賀廼家万太郎。
彼にだけは絶対に負けたくない。
万太郎に一座を追われた歴史がある仙之助。
なんとしても見返してやろうと虎視眈々とチャンスを伺う。
千太郎は自分自身のアドリブに皆がついて来れないことを承知していた。
その上で、
笑いはワシが取る。
あんたらは余計なことするなよ
笑いの取れない喜劇役者など五流じゃ😤
なんとも痛烈な一言についに看板女優高嶺ルリ子が家庭劇を飛び出してしまう。
彼女にも辛い歴史があった。
もともと花菱歌劇団で看板女優だった彼女も今では落ちぶれて旅館で女中をして生計を立てている有様。
千之助兄貴の落とした爆弾は強烈。
座員達の苦悩
何とかして千之助兄貴よりも笑いを取りたい。
しかし、現実は厳しく、観客の投票を見ても面白いと思う人は皆 千之助。
どうすれば、千之助を上回るだけの面白さを表現できるのか。
さらには、メンバーが離散するような有様に。
今週のおちょやんではメンバーをなんとかまとめようとする千代ちゃんの頑張りがあちこちで描かれていた。
実はほかならぬ千代ちゃんも京都の撮影所から社長命令でこちらの家庭劇に参加させられている。
失敗すれば道頓堀ではもう役者としてはやっていけないのだ。
そんな厳しい事情もありながら、そして千之助よりも笑をい取れなければ座長交代の約束もさせられていた。
千代ちゃんだけでなく、一平君も含めて皆後がない。
千鳥さん渾身のアドバイス
千秋楽の前日、あの山村千鳥が突然楽屋に登場。
なぜここへやってきたのかは明かさなかったが、千代ちゃんに会うことができてなんとなくうれしそう。
本当は鶴亀撮影所の熊田さんに頼まれてやってきたような気がするけどね。
みんなの応援があって、どうやら皆自分の役柄にきちんと入り込めるような。
千鳥さん曰く
自分の役柄をどれだけ愛せるか!
それを忘れては演技などできない!
このことを示されて、座員たちは夜っぴいて自分の役柄を真剣に考えることに。
そして翌日の千秋楽を迎えることに。
そこには観客として大山社長を始め、岡安家福富のメンバーも勢ぞろい。


鶴亀家庭劇はその後に大勢の人たちが関わっている。
その人たち誰もが応援している舞台。
その値打ちが試される時がやってくる。
喜劇俳優開眼


千秋楽の舞台は千之助兄貴の独壇場とはならなかった。
皆自分の役柄をしっかりと掘り下げて様々なアドリブにも対応できるように準備は万端。
いつも通り千之助はアドリブで観客の気を惹こうとするが。
そのアドリブにも決してうろたえることなく面白おかしく対応する家庭劇のメンバー。
いつもとは全く違う流れで、舞台は観客の心を鷲掴みにしつつ、クライマックスを迎える。
この日の結果は、千之助対他のメンバーのお笑い合戦は、千之助の負け。
勝負は千秋楽に至るまでの結果も加味されるので痛み分けと言うことに。
メンバー全員が千之助兄貴に喜劇役者として認められた瞬間でもある。
今週はここまでが描かれたけれど来週はまた、新たなエピソードが加わる。
どうやらストーリーはぐいぐい進むね。
この物語はモデルの浪花千栄子の半生を参考にしているので、全くの創作物語ってことではないんだよね。
道頓堀の物語がどんな進展をするのか、来週も目が離せない。