岡安のミツエちゃんと福富の福助君がなんといい仲だったなんて。
2人は、相思相愛の将来を誓い合える間柄。
ただし、ちょっと困った問題があるのも事実。
それぞれのおうちのごりょんさん同士はすこぶる仲が悪い。
お互いの息子や娘を結婚相手に選ぶことなどあり得へん。
どうすれば2人を一緒にさせてあげられるか、2人から頼まれた千代ちゃん。
必死で考えてひと芝居 打つことに。
目次
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いつから好きになってん?


2人の出会いにはきっかけがあった。
この2人がいつも偶然でやっていたのはあの堀の上にかかった橋の所。
実はある時ミツエちゃんがうつむいていつになく暗かった。
たまたま声をかけてくれた福助君。
それ以前からそれぞれの家が芝居茶屋としてどんなふうに営業するかでしのぎを削っていた経緯がある。
ミツエちゃんは自分の母親と同じように岡安の女将としてお婿さんをとって後を継ごうと思っていたらしいのだが。
時代は映画産業等の復興もあって芝居小屋に足を運ぶお客さんも激減していることがある。
岡安もお茶屋さんとしてはもう経営が厳しくなっていて、
ミツエちゃんは
もう後をつがなくていいから結婚してどこぞにお嫁に行き!
そう言われてしまったらしいのだ。


そこで励ましてくれたのが福助君。
へたくそだと思われていたトランペットも実はかなり上達していて、それなりに人に聞かせられる腕前。
そういったことがあって以来、ミツエちゃんは知らず知らずのうちに福助君のことを好きになったようだ。
一平 台本書いてや😤
いろいろ考えて知恵を巡らす千代ちゃん。
はたと気がついたことが、一芝居打ってとりあえず岡安のごりょんさんを何とか説得。
その芝居の台本を一平君に必死に頼み込む。
門前払いの一平君だったが、ついにほだされて脚本を作ってしまう。


これは要するに岡安のおシズさんを騙すためのもの。
バレずに成功すればそれなりの説得力を持つだろう。
しかしこの脚本にはちょっとした弱点がある。
登場人物は当の本人たち2人と、千代ちゃんや岡安のお茶子さん達。
千代ちゃん以外はみんな演技経験などないどシロート。
果たして、スムーズな違和感のない演技ができるのかどうか。
おちょやんの様々な登場人物が、へたくそな演技をわざわざやってみせるところがこの辺のストーリーの1番の見せ所。
見ていて思わず笑っちゃう内容に仕上がっている。
あ″〜 猿芝居😩
傑作なのはかめさん。
およそ演技など出来るような人じゃないんだよね。
必死でセリフを読み上げるのだが、緊張のあまり汗だく💦。
その様子をしっかりと見ていたごりょんさん。
かめ❗️ずいぶん汗をかいているな🤨
その突然の問いかけにあたふたするかめさん。
思わず懐から出した手ぬぐい代わりの紙。
なんとそれが今回の猿芝居の台本と言うことで、しっかりとごりょんさんの手に渡ってしまう。
それで全ての計画がアジャパーになってしまう。
血相を変えて逃げ出す福助君。
さて、本当に怖いのはこれから。
当然のことながらミツエちゃんは岡安の親御さんにしっかり呼び止められる。
どうする?ミツエちゃん
ミツエちゃんにしてみれば、岡安の後を継ぐ事はままならない。
さらに福助君との結婚も禁止。
そして言われた事は、今持ち込まれている縁談を受けなはれ!
全く逃げ道がない。
追い詰められたミツエちゃんはどうすればいいのだろうか。
ただ、一芝居打たれたことでごりょんさんも気が立っている。
旦さんの執り成しも全く通用しない。
旦さんは今後の岡安のことを心配するあまり、実は福富の旦さんに相談を持ちかけていた。
できることなら娘のミツエちゃんに幸せになってほしい気持ちは山々。
しかし今回の騒動はこの後もう少し追い詰められなければ進展することにはならないね。
何せ、岡安と福富は昔からライバル同士で女将同士はとにかく仲が悪い。
この2人が納得できるようなオチがつかないことには道は開けないんだわ。


鶴亀家庭劇では次の公演に向けての準備もあるしね。
千代ちゃんたちもこの2人の恋物語に付き合ってばかりはいられないはず。
物語はまだ始まったばかりなので、どんなオチになるのやら。