ミツエちゃんと福助君の恋の行方はいかに。
千代ちゃんの発案でひと芝居打つことを計画したが、結果は見るも無残。
しっかりと脚本を作って、素人に演技をさせるところにかなり無理があったようで。
今日のおちょやんはそんな2人の切ない関係とその両親がどうしてここまでいがみあっているのかが語られる。
さらには存続が決まった鶴亀家庭劇だけど、一平君渾身の脚本は兄貴によってあっさりと書き換えられてしまった。
あちこちで想定外のことが起こりつつ物語はぐいぐい進む。
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
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ミツエちゃん 引導を渡される
ミツエちゃんの恋愛話に驚くほど激しく反応するおシズさん。
あたかも福富が親の敵のような言い方で、絶対に幸せになんかなれないと決めつける。
そして結果として結婚は絶対に許さへんと。
頭ごなしに断定されてしまえば、ミツエちゃんには全く逃げ道は無い。
こんなに激しい口調で苛立つごりょんさんはそう滅多に見るものではない。
なぜかかつての商売敵、福富のこととなると途端に顔がこわばって、どうしようもなくいがみあってしまうのだ。
実は、福富も同じで女将さんのお菊さんは岡安のおシズさんのことになると途端に目を釣り上げて怒り始める💢
いったいこの2つの店にはどんないきさつがあったと言うんだろうか。
実は物語を最後まで見ていくとその詳しい理由がしっかりと語られる。
しかし事情をろくに知らない若い世代たちはうろたえるばかりで、特にミツエちゃんも福助君も傍で見ていても理不尽なとばっちりを食っているような。
思いがけないお客さん?
実は、そんなゴタゴタがある中で岡安に大口のお客さんの予約が舞い込んだ。
かつての賑わいを彷仏とさせるような団体客。
聞くところによるとはじめてのお客さんだが銀行関係の人たちで芝居を見た後お茶屋さんでくつろぐのが習わしのようだ。
その代表の人が最後にポロリと口を滑らせてしまう。
実は、わしらは昔から福富のヒイキ。
今回予約しようとしたら福富は既に商売替えしていてそこの女将からあんた方を紹介された。
内緒にしてくれ言われたけど、つい口が滑ってしもた。
悪いことじゃないから勘弁したって。
その場は微笑みながら受け流していたおシズさん。
みるみる顔がこわばっていく。
彼女にしてみれば福富から情けをかけられたと半分は合っていて半分はひがみ。
そのまま福富まで出向いていって啖呵を切る。
お菊姉さん 余計なことしないでおくれやす
お菊さんにしてみれば岡安の台所事情もなんとなく把握しているので、多少は恩を売る気もあったのだろうか。
しかし、ほかならぬ福富からそんな情をかけられることに激しく反発するおシズさん。
結局そこでまたいらん喧嘩が始まってしまうのだ。
気の毒なのは居合わせたミツエちゃんと福助君。
それぞれの親から必ず別れるようにと厳しく言い渡される。
マットン婆さん
鶴亀家庭劇の次の公演が近い。
新しい台本をいくつか用意しつつ、かつての出し物も合わせて3つほどの演目を準備する一平君。
問題は1番最後のトリとなる演目
一平君は自分自身の脚本
母に捧ぐる記を満を持して紹介するのだが。
そこで待ったがかかる。
千之助兄貴がおもむろに懐から書き直した脚本を手渡すのだが、これが題名から書き換えられている全く別なもの。
千之助に一平君の母親を思う気持ちは残念ながら通用しなかった。
母親の気持ちの何を知ってる言うねん
千之助の冷たい言い草に全く口答えのできない一平君。
結局はこの先時間もないことなので、この脚本を採用するしかないんだろうかね。
ハナおばあちゃんの告白
岡安のミツエちゃんの部屋で千代ちゃんとミツエちゃんが話し込んでいる。
そんな中やってきたおばあちゃんのハナさん。
彼女が岡安と福富の歴史をポツポツと語り始めた。
もともとハナおばあちゃんは福富のお茶子として働いていた。
そこでのれん分けをしてもらって岡安を立ち上げたとのこと。
必死で働いた結果、岡安をここまで育てあげた。
しかし、
その時ハナさんは福富の常連だったお客さんを何組か岡安のほうに引き込んでしまっていたようだ。
それからは客をとったとられたの喧嘩が始まったと。
つまりおばあちゃんの代から、岡安と福富は仲が悪い運命に。
そんな親同士のいがみ合いを子供の頃から見ながら育ってきたおシズさんとお菊さん。
今現在の女将同士が仲が悪いのはハナさんは自分のせいなのだと。
親の様子を見ていた子供たちが親の気持ちを反映するような行動をとる。
ありがちな話ではあるけれど。
しかし、ハナさん曰く、
ミツエは幸せになりぃ。
私が応援する。
さて今日の物語はここまでになるけれど、明日はさらにもっと驚くようなことが起こる気が。