スター・ウォーズエピソード9を映画館で見たのは2019年の12月。
まだ1年と3ヶ月ほどしか経っていないが、地上波のテレビでやるなんてなんとも粋な計らい。
今回の放送は特に本編を全くカットすることなくオリジナル版のまま放送していた。
もともと2時間22分にもなろうかと言う作品。
様々な紆余曲折を経て物語のストーリーは作られた。
初めてスター・ウォーズシリーズを見たのは1977年の夏ごろだっただろうか?
東京に住んでいた私は新宿の映画館で見たと思う。
思ったより相当混んでいた記憶が。
それ以来私はスター・ウォーズのファンを自認してはばからない
目次
- スター・ウォーズエピソード9シリーズの最終章
- 実はレイアを演じたキャリー・フィッシャーは存命ではなかった
- ジョージルーカスの脚本は却下されていた
- キャラクターたちのユニークさ
- 構成に語り継ぐべき壮大な物語
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
スター・ウォーズエピソード9シリーズの最終章
テレビ放送のそれも地上波での放送となるとそれなりに説明も加わって、全体の流れが掴みやすく構成されていたね。
何よりもこの映画を映画館で見た時は確か字幕スーパーだったんだよね。
今回は吹き替え版で見たので、ストーリーがより鮮明によみがえってきた。
どうしても字幕を追う作業があると、画面に集中できないし、セリフを字幕から読み取ろうとするので個人的な意見だが、ストーリーを理解するのに結構なタイムラグが発生すると考えている。
もちろんバイリンガルか何かで英会話が堪能な人ならばそこで苦労する必要は無いのだが。
私の場合はやはり吹き変えてもらった方が圧倒的にわかりやすい。
吹き替えなしで見て素晴らしいと感じたのはトムクルーズが主演したラストサムライくらい。
日本語と英語がごっちゃになっているので、吹き替えないほうがかえって新鮮に感じたもの。
それ以外のたいていの作品は私は吹き替え派を支持。
レイは銀河皇帝パルパティーンの孫
カイロレンはダースベイダー(アナキンスカイウォーカー)の孫
この2人はフォースによって強い絆で結び付けられている。
その絆は本来は力を合わせるべき設定だったが、最後の最後まで反目し合う間柄で描かれていた。
2人の戦闘シーンは随所に描かれているが、これがまた見もの。
もともとCGを対応しなければ映画そのものが成立しないので、戦うシーン=コンピューターグラフィック。
驚くほど綿密に作られている。
しかも、ただ戦うだけではない。
彼ら2人の戦いはお互いのフォースを介しているので、時間と空間を飛び越えることができているようだ。
この辺の設定も物語としてはすこぶる面白いなと感じる。
映画館でももちろん面白かったが、今回吹き替えで見たことによって今までぴんとこなかったものも全て明快に納得させられた。
今回の目玉は、レイがパルパティーンの孫と言うことで彼女は本来はダークサイドのフォースから出発した存在。
当然のことながら演じているのは主役のデイジーリドリー。
彼女のインタビューを見るとこのように正反対のキャラクターで演じる事はとても楽しかったと述懐していたね。
映画だからこそ可能になるシーンと言える。
またカイロレンはフォースのダークサイドに落ちていたが、家族の励ましによってライトサイドへ戻ってくる。
その辺の描き方も秀逸。
映画だからこそ許されるシーンが随所に配置されていて、長年のスター・ウォーズファンなら皆納得するシーンだろう。
実はレイアを演じたキャリー・フィッシャーは存命ではなかった
今回のエピソード9の撮影にあたって実は大変なリスクを抱えていた。
レイア姫を演じていたキャリー・フィッシャーは2016年に亡くなっている。
それまでの2作に出演していた映像があったのでそれを頼りにエピソード9を作ったらしいのだが。
撮影をしていけばどうしても足りなくなるシーンが出てきたと聞いた。
そこで取った方法が、キャリー・フィッシャーの娘ビリーロードがこの映画に反乱軍の将校として出演していたのだが。
ビリーロードにキャリー・フィッシャーの役柄を演じさせて、後で顔の部分だけをキャリー本人の映像に置き換える作業をやったらしい。
それは、ルークとレイアが若い頃フォースを訓練しているシーン。
それ以外にもレイとレイアが抱き合うシーンとかがあちこちに見られたが、これは巧妙に代役を立てていた可能性がある。
コンピューターグラフィックを使えばこれぐらいの事は今はたやすくできると聞いている。
スター・ウォーズほど様々なオタクたちが全力で考察をして発表することで知られている作品もないだろう。
しかし今回の設定は、
パルパティーンが登場したことで皆度肝を抜かれたに違いない。
スター・ウォーズのエピソード6で銀河皇帝としてのパルパティーンはデス・スターの原子炉の中に投げ込まれて死んだとされていたから。
実は完全には死んでいなくて意識だけのような存在で復讐の機会を虎視眈々と狙って準備していた。
ちょっと荒唐無稽な気もするが、フォースの使い手は基本的には落下では死なないそうだ。
映画の中に登場してきたパルパティーンは手もボロボロだったし、目もほとんど見えていないような印象だったが、レイとベンのエネルギーを吸収して一気に若返ったように描かれていたね。
正義の味方だろうが、悪役だろうが、スター・ウォーズに出演できる俳優たちは皆有名どころと言える。
特に魅力的なのは悪役と呼ばれる人たちだろう。
ジョージルーカスの脚本は却下されていた
ジョージルーカスはスター・ウォーズの構想をおよそ3年かけて練ったと聞いている。
つまり三部作として最初のエピソードが考案された。
その中で1番ドラマチックなシーンを最初の映画として選んだようだ。
ちなみに映画を制作した周りの人たちはこの映画が売れるとは思っていなかったようだ。
つまり、他の映画と抱き合わせて二本立てで封切られたと聞いた。
日本での封切りは1977年だったがこれはアメリカよりも1年遅れ。
ただ、封切りと同時に人気は爆発的に伸びて、ルーカスはいくつかの条件が指定したのだが、次回作もその次も自分が作品制作に関われるように権利を主張したと聞いている。
と同時にルーカスが要求したのは様々なキャラクターによるグッズの権利。
スター・ウォーズのキャラクターはいろんな面でユニークなものたちが多いが、それらは全てジョージルーカスに所有権が発生する。
彼はこの権利収入で億万長者どころかそれを上回るだけの大変なお金持ちに。
ダースベイダーのキャラクターはダントツ人気で大変なものになっている。
ただ映画の中でわずかばかりの違和感を言わせてもらえれば、このシーンに写っている姫とダースベイダーは親子なんだよね。
このシーンはよく知っているが、彼らは親子としては振る舞っていなかった。
レイアとダースベーダーが親子である事はエピソード6で明らかになったはず。
ルークとレイヤが兄妹なことがわかったので。
キャラクターたちのユニークさ
様々なキャラクターはあちこちに登場してくるが、スター・ウォーズの最初の頃に撮影された記憶に残るシーンが今回のエピソード9のいたるところに踏襲されていたような気がする。
それはセリフがあったりなかったりするシーンどちらの場合も。
物語特有の様々なグッズも映画には欠かせない。
今回初めて登場したのがウェイファインダー。
これは宇宙の航路図のようなもの。
どうやら3Dで行き先を指し示す仕組みになっているようだ。
ライトサーベルはスター・ウォーズでは絶対に外せないジェダイの武器。
持ち主に合わせて様々なスタイルのものが用意されているが。
普通フォースのライトサイドに属している持ち主が使う場合は青か紫、緑、あるいは白色に光るように設定されている。
ダークサイドが持ち主の場合ライトセイバーは赤にしか輝かない。
これはライトセイバーの中に封印されているカイバークリスタルの性能によるらしい。
こういったうんちくはGoogleで検索するとあちこちに存在。
物語の様々な設定が、考えるほどにユニークだなと感じいる。
ジョージルーカスの設定をもとに物語は監督や脚本家たちが練り上げて作るようだ。
しかし、スター・ウォーズのエピソード7、8、9はジョージルーカスの元を離れて別なスタッフがストーリーを作ったようだ。
それはスター・ウォーズシリーズの映画製作の権利をディズニーに売り渡したから。
どうしてもお金がものを言う世界。
スター・ウォーズもその性質からは逃げられてはいない。
エピソード9の脚本を当初ルーカスは自分で書き上げてディズニーに提出したらしい。
結果は即座に却下されたと聞く。
権利を売り渡した以上は、ディズニーは自分で作りたかったようだ。
その結果、今我々が見る内容となっている。
構成に語り継ぐべき壮大な物語
今回スター・ウォーズの全9作が全て完成した。
ジョージルーカスの作り上げた叙事詩はこれで完結したことになる。
昔、ディズニーはここからまたさらに全く別なキャラクターでスター・ウォーズシリーズの三部作を計画しているようだ。
今でも本来の9作品のほかにスピンオフで様々な作品が作られているので、ディズニー+などの配信でそれらの番組を見るのも楽しみは尽きないところ。
この壮大な物語を私は初めて見たとき24歳だった。
今私は67歳。
私の人生の半分をつきあわせてきたスター・ウォーズ。
これからもさらにまた付き合いが続くような気がしている。