くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おちょやん 重大な決断を下す一平君

 

昨日の衝撃の事実から明けた今日。

とぼとぼと京都から大阪の道頓堀へ帰ってくる一平君と千代ちゃん。

開された内容は、事実としてあまりに重く苦しいもの。

一平君の父親天海天海が母親を追い出したわけではなかった。

その逆で母親夕さんが男を作って天海の下を飛び出した。

そのそのことを知っていたのは、実は天海本人意外に2人。

それが千之助兄貴と岡安の大女将ハナさん

今日はそういったことから物語が始まっていく。

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一平君の母親夕さん 今でも変わりなく美しい

目次

お名前.com

千之助兄貴の告白

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本当は初代が奥さんを追い出したんやない

今までずっと口止めされてきた千之助兄貴。

初代天海は息子一平君の母親が大好きな気持ちを大切に思い、自分が悪者になることでその気持ちに応えようとした。

そのために千之助に口止めを。

しかしこの間、千代ちゃんに詰め寄られてついに夕さんの居所を話してしまう。

ただし、詳しいいきさつは話してなかったので、実際がどうだったのかは一平君と千代ちゃんが本人に直接会って知るところとなる。

事実が誤って思い込まされていたと気がついた一平君。

自暴自棄になるのもやむを得ないのかも。

千之助兄貴もそろそろもう事実を知っても良いのではと考えたに違いない。

特に2代目天海襲名を控えている。

事実を知ることによって襲名披露できるかどうかは本人次第だが、彼なりの配慮だったとも言えるのだ。

何よりも側にお節介役の千代ちゃんがいる。

彼女ならば、何があっても一平君のために全力を尽くすに違いないと考えたからでは。

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家庭劇のメンバーにも初代天海のいきさつを説明する千之助

家庭劇のメンバーたちも驚きを隠し切れない。

事実は一平君が夕さんに会ったときに初めて知ることになるのだ。

今までとは全く逆のことがわかるんなら、座長はどうなっちゃうのだろうと。

劇団員たちは一平君の2代目襲名披露を心待ちにしていた。

どうしても座長を説得したい。

しかしここではすでにサイは振られていて、一平君と千代ちゃんの帰りを待つばかり。

大女将ハナさんの胸の内

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ハナさんは初代天海に口止めされていた

夕さんが家を出た後、残された天海親子のことが心配で家を訪ねてみる親っさん。

案の定酒浸りの父親の横で息子一平はご飯も食べずにじっとしている。

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夕さんが出て行ったことで憔悴しきっている初代天海

初代は、自分が芝居バカだったことが原因で一平の母親を取り上げてしまうことに。

そのことに激しく罪の意識を感じている。

物語の最後の方で明らかになるが初代はこの時、自分も芝居をやめようと思っていたようだ。

しかし、彼は決して止めなかった。

そのまま座長として芝居を続けた。

そんな一家の隠された事実を知っていたハナさん。

今更自分がしゃしゃりでることないと思いつつも、心配で仕方がない。

そこで事情を千代ちゃんにだけきちんと話して周りの思いを伝えるように仕向けたのだ。

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一平のところまで使いを頼まれておくれ

ハナさんはおそらく一平君は芝居をやめようと思っているはずだと。

そしてその一平君を励ましてやれるのは千代ちゃんしかいないともわかっていた。

そのことを、詳しく説明する。

一平君の襲名披露

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一平君罪滅ぼしのつもりで襲名を決意

既に一平君は2代目天海天海を襲名することを宣言していた。

それは自分が思ってきた父親は実は間逆の人間で一平を愛するあまり、ずっと悪者になり続けていた。

その父親の思いに何とか報いる手立ては無いかと。

それが罪滅ぼしとも言える襲名披露

既に初公演の日取りも決まって、稽古にも余念がない。

そして一平君は可能な限り時間を作ってごヒイキまわりで挨拶をし続けた。

自分が襲名できたのは座員たちのおかげ

自分同様座員たちもよろしくお願いします

一平君の本当の決意とは?

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自分で書きためた脚本を全て焼却する‼️

千代ちゃんが一平君を尋ねてみると、彼は自分自身の書いてきた脚本を一斗缶の中で燃やしている最中。

聞いてみれば、今回の新しい事実を思い知らされたことで、自分はもうやりようがないと。

罪滅ぼしに2代目の襲名披露はやるが、それが最初で最後の公演になると。

そのまま芝居を止めるつもりでいたようだ。

実はその事は岡安のハナさんはお見通しだった。

なぜなら彼の父親もそうだったから。

それを止めるための役割を千代ちゃんに託した。

事実を順序立てて説明する千代ちゃん。

今日の物語は実はここで終了。

明日が今週の最終になるので、そこですべての事実が明らかになると同時に、一平君のこの先の事情も詳しくわかることに。

物語ではネタバレになりそうだけど、

止めるわけないじゃん。

なんといったって主役なんだから。

しかし続けていくためにはこのぐらいの困難はあったんだよなと。

だってこの後戦争がやってくる。

そうなれば国全体が芝居どころの騒ぎじゃなくなる。

実はおちょやんのこの先のエピソードを推定しているサイトがあるんだけど、そこで調べると様々な物語が用意されているようだ。

ざっと読んだだけでも期待に違わぬものになっていそう。