くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おちょやん チヨ子おかあちゃん

 

 

今日のおちょやん いよいよ始まったラジオドラマ

お父さんはお人好しの初回放送の様子が詳しく語られる。

物語を見ていても感じるのは、生放送な事ととにかく大勢のスタッフが勢ぞろいしている上に12人の子供の大家族の物語なので、とにかく人が多いこと。

緊張の中 滑り出した放送は、途中信じられないようなアクシデントがあったりして。

厳しい時間制限がある中、そのアクシデントを無事切り抜ける俳優たちのポテンシャルが遺憾なく発揮された。

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制作スタッフと主演2人の記念撮影

目次

お名前.com

お父さんはお人好し初回放送

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生放送の劇団 指揮者をやっていた人はノコバイオリンを演奏

皆が緊張する中いよいよ放送開始。

そういえば似たようなシーンは前回の朝ドラエールでも見ることができた。

確かあの時はね、演奏や指揮者として古山祐一君で放送ブースの中に入っていたと思った。

効果音も担当者も全員あの中で仕事するしかないんだよね。

確かに俳優たちの他にも、倍以上の人数がひしめき合っていたんだなと改めて実感。

今回のドラマは特に大家族の物語なので、そりゃ賑やかなんだろう。

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当時の人気を受けて映画化もされたんだね

この頃から、

ラジオで人気を博していた浪花千栄子さんは「お母ちゃん」で有名だった。

それはおちょやんの千代ちゃんも同じ。

彼女の人柄とか振る舞いとか、何よりもあの関西弁が誰からも親しみを持って受け入れられた。

難波のお母さんとはよく言ったもの。

道頓堀でもみんなが注目

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新聞記事でも絶賛される

道頓堀ではまず岡福で。

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千代や〜😍👏

岡福の旦さん号泣してたよね。

そしてラジオに食い入るようにかぶりついていたミツエちゃん。

納得した様子で

元気そうやな😌

彼女は千代ちゃんの親友。

心の底から心配していたに違いないのだ。

このほかかつての鶴亀新喜劇の仲間たちも皆こぞってラジオに聞き入っていた。

無事を確認できて安心したところ。

ただ新喜劇のメンバーが揃っていた中に一平君の姿はなかった。

やっぱり、過去のことを今でも引きずっているのかもしれない。

この1年間は行方不明だったのだ。

ちゃんとした消息が知れたことでかつての仲間たちは皆安心すると同時に、女優に復帰してきたことを心から喜んでいる様子。

千代ちゃんの言葉を借りれば

役者しか能がないウチだす

千代ちゃんの持ち味が発揮されるのは、やはり役者以外にはないのかも。

あかん😨台本2ページ飛ばしてもうた

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2ページ先のセリフをうっかり話してもアドリブでしっかりつなげる

初回のドラマの見所は、次男坊の結婚式でお嫁さんが実はとある理由でいなくなってしまったことに物語のきっかけが。

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お嫁さんはストッキングを買いに出かけていた

人の手入りを始めいろんな人とのやりとりがあるので、お母さん役の千代ちゃんは舞台さながらにそっちこっち動き回っている。

そんな中アクシデントが。

つまずいて転んだ拍子に、台本をうっかり2ページほど飛ばしてしまったらしいのだ。

しかも運の悪いことに、2ページ後のセリフをうっかり話してしまった。

このままでは物語がとっとと終わってしまって放送時間にも大きく穴を開ける事態に。

しかしここからが当郎さんと千代ちゃんの真骨頂。

なんと瞬時に状況判断をしてアドリブでその場を切り抜け、飛ばした2ページ分の内容をもとに戻すことに成功。

さすがに様々な修羅場を潜ってきた2人の機転の効かせ方。

この様子に、制作スタッフ達も舌を巻く。

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演じる側も見守る側も必死

生放送は編集が一切できない。

今では考えられないことで、当時はこれが当たり前だったんだよね。

ちなみにこの何年か後にテレビの放送が始まるがテレビも同じで生放送しかなかった。

今のようなVTRのシステムはなかったので、とりあえず皆ぶっつけ本番が当たり前だったと誰もが口を揃えて語っていたね。

ちょうど私が生まれた頃の時代になるので、ちなみに私がテレビを見始めた頃はVTR技術がそれなりに発展した頃で、

私はナショナルキッドとか少年ジェットとか様々なドラマを見ていたが、これらは皆あらかじめ編集されて出来上がったものだと思う。

ラジオドラマの生放送はこの当時かなりの人気だったようで、東京でも大阪でも人々の娯楽といえばラジオが茶の間に普及するきっかけになったと思う。

チヨ子おかあちゃん

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実生活でも役柄でもしっかりお母さん

既に物語では初回のラジオドラマ放送から半年が経った後の設定に。

どうやら千代ちゃんは周りみんなからチヨ子おかあちゃんと呼ばれるように。

街で会う人たちも皆おかあちゃんと呼んで屈託がない。

人生の後半になってやっと落ち着いた生活ができるようになったんだなとなんとなく納得。

特に実際の生活でも家族と呼べる人たちがいたようだし、何よりも同じ女優仲間に対する心のこもった対応は誰からも信頼を得たに違いないのだ。

あのテンパっていた長女役の京子ちゃん。

彼女ほんわかした雰囲気がよく出ていてとても好感が持てたような気がする。

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打ち合わせのときの様子

再び女優として活躍することで、ワクワクドキドキする独特の高揚感が再び感じられるように。

この感覚❣️😍

千代ちゃんの心の声で語られていたけれど、実感こもってたと思う。

今回のラジオドラマは大人気作品となったので、同じ配役で映画化もされた。

テレビの前に映画だったようだね。

さて物語は一平君の様子も少し語られていたが、彼は未だにしっかりと立ち直ることができないような描かれ方。

果たして千代ちゃんと再び出会うことがあるのかどうか、物語の中でちょくちょく登場するので、多分何かの形で一緒に出てくる可能性は高いと思う。