くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おちょやん 新しい家族として

 

1時間の放送枠で企画されたお父さんはお人好し。

脚本家長澤先生がギリギリ台本を間に合わせることができた。

なんと放送開始の30分前と言うから、とんでもないギリギリ。

しかし鍛え抜かれた俳優たちやその周りで活躍するスタッフたちは、無事放送を終了することができる。

1時間枠で描かれたドラマは次女の出征していた夫が5年以上も経ってから戻ってくる話。

実はその時次女には、別な人との再婚話が進んでいた。

この当時の世の中を反映した物語設定で、聞いている人も身につまされた人が多かったのでは。

そして今日のエピソードで栗子さんが亡くなることも描かれていたね。

そのことを受けて春子ちゃんは千代ちゃんの養女となる。

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やっぱり親子やよね

目次

お名前.com

ギリギリで対応お父さんはお人好し

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壮絶❗️口述筆記

盲腸で入院すると言うアクシデントが脚本家を襲って、しかもそういう時に限っていつもとは違う倍の長さで物語を作らなければならない。

台本が完成したのは放送直前の事。

しかし、こういった物語の大変さには、スタジオ内ですべてを行わなければならない。

バックミュージックも当然入るわけだし、効果音も必要になってくる。それら全てが役者と

ともに同時進行で放送を作らなければならない。

ぶっつけ本番でやるにはあまりにもハードルが高いことだが、鍛えられた人たちにとっては頑張って何とかできるレベルなんだろう。

後はよろしく と言った先生のセリフにも実感がこもっていたね。

物語の中に物語が存在する設定はエールの時以来だが、なかなか乙なものだと言えるだろう。

物語の中で語られた縁談話

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次女乙子ちゃんは戦争未亡人になりかけた

終戦から6年たっても戻ってこなかった夫。

この当時戦地から戻ることのなかった夫を待つ戦争未亡人は全国至る所に。

物語の中で描かれていた次女乙子ちゃんも一緒。

そんな時、彼女相手に再婚話が持ち上がる。

お医者さんが彼女に求婚したらしいのだが、普通 何年も夫が帰ってこない事は戦死したものと判断されてもやむを得ない。

1度は再婚を決めてはみるものの、そんな時に6年ぶりに夫が戦地から帰ってくるのだ。

帰ってきた夫と再び元の暮らしをすることになった藤森家。

その時の様子が1時間特別枠のドラマとして語られた。

当時のご時世をきちんと反映していたと言える。

物語は大成功聴取率ナンバーワンに

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スタッフ一同みんな気合入ってたからね

この当時から今のテレビの視聴率に相当するものがあったようだ。

ラジオの時代なので聴取率。

ラジオの放送局といっても多分NHKぐらいしかなかっただろうから、東京と大阪でいくつかの番組があったことが推察される。

その中で1位を取れたんだからこれは快挙でしょ。

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パーティーで当郎さんが食べてたやつ

みたところ出演者たちに大量のファンレターが来てたよね。

そういえばこの当時は、といっても私の時代、つまりテレビの放送が始まってからだけど、ファンレターは結構流行だった。

私もプロ野球の選手などにファンレターを出した記憶がある。

確かあまりメジャーな選手ではなかったんだけど、大洋ホエールズかどこかのピッチャー宛に出したと思う。

なんと丁寧に返事が返ってきたよね。

それは一言書き添えてあった本人のサイン入りの便箋。

子供心にスターと呼ばれる人たちは結構ちゃんと受け答えするんだなぁと感心した記憶が。

今回のお父さんはお人好しのドラマは大好評を受けて10年続くロングランとなった。

最近の傾向では考えられないような長寿番組。

当時はラジオでもテレビでもそういった番組がいくつかは存在した。

栗子さんの思いを引き継いで

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本当のお父ちゃんもお母ちゃんも好きなままでええんやね

物語の最後の方で栗子さんがいなくなったことが報告されていた。

おそらく設定でも70歳前後だったのではなかろうか。

ちょうど千代ちゃんが50歳の手前。

その親の世代に相当する。

昨日の最後の方で栗子さんが春子ちゃんのことを改めて千代ちゃんに頼んでいたけれど、今日はそのエピソードの続きが語られる格好に。

春子ちゃんに向かって

あなたを養子として迎えたい

あなたのお母ちゃんになりたい

わざわざしっかり前を向いて春子ちゃんが答える。

ええで…

本当のお父ちゃんもお母ちゃんも好きなままでええ?

あたりまえだす。

2人が本当の意味で親子になれた瞬間。

実際の浪花千栄子さんは弟の娘さんを養女として迎えたと聞いている。

おちょやんでは弟は亡くなっている設定になっているので、少しひねり技で親戚の子と言う設定になるだろうか。

しかし間違いなく同じ血筋の子供になるので、千代ちゃんは母親になる。

実は今日の放送の後の朝イチに主演の杉咲花が出演していて様々なことを話していた。

特にびっくりしたのは、花籠を渡されるシーンについて、それは長く誰から送られてきたのかわからない設定だったが、主役の彼女自身でさえわかったのは撮影の月曜日との事らしい。

初めて台本を読んだときに鳥肌が立ったと述懐していたね。

ちなみに栗子さん役の宮澤エマは最初の出演の時からその流れは把握していたと聞いた。

意外性を保つためにある程度秘密にすることもあるようだ。

さてそんなこんなで今週のエピソードも無事終了。

明日1週間取りまとめの放送の後は残すところ5話。

明日どのような予告編が放送されるのか今から楽しみ。