実はずいぶん前から注目していた俳優さんが何人かいる。
男性女性問わずだけれど、女優をする人たちで気になった人が何人かいた。
その1人が今回注目する清原伽耶
彼女を初めて見たのはやはり朝ドラであさが来た
13歳の彼女が女中の役柄で初々しく演じていたのを思い出す。
その後見たのが同じく朝ドラでなつぞら。
主人公の妹役を熱演していた時で17歳。
その後見たのはBS放送の時代劇ドラマ蛍草菜々の剣。
それぞれ全く違うキャラクターを演じていたが、穏やかで控えめな印象に描きつつも若さに似合わぬ圧倒的な存在感で魅了された。
こんな女優さんがいるんだ⁉️
私が抱いた率直な感想。
そして今回首尾よく再放送があったので一気見したのが透明なゆりかご
ここで再び清原伽耶の女優度を検証してみたい。
目次
ドラマのオリジナルは漫画!
実は調べてみてわかることってかなり多い。
このドラマもテレビ用の書き下ろしなんだろうなと思ってはいたけれどちゃんとしたオリジナルの漫画があった。
シリアスな題材を取り上げながら漫画の絵そのものは割とギャグっぽい。
この不思議なギャップ感がほんわかした印象を与えてシリアスな内容を和らげつつもそのリアリティーをしっかりと表現しているような。
ここで描かれたスカーフをかぶった女の子が主人公。
ちなみにこの女の子にはちょっとした設定があって、お母さんと彼女の2人暮らしをしていて、お互い若干の違和感を感じつつ暮らしているような。
それでいて相手を思いやるキャラクターに。
ちなみに主人公にはちょっとした障害があって、ADHDと診断されていたね。
集中すると周りが見えなくなって注意力が散漫になると設定。
実はこのちょっと特徴のある不思議な印象の女の子を主人公の清原伽耶は驚くほどの存在感で演じていた。
ちなみにこの時彼女は16歳。
高校1年生で、物語の中で17歳を演じたことになる。
“透明なゆりかご”数々の賞を総なめにした理由
ドラマの初回から最終話10話目に至るまで 、
一貫して感じたのは、脚本の組み立て方が驚くほどのリアリティーと綿密な取材をしたんだろうなと思う緻密さ。
テレビドラマながら、それぞれのキャラクターの圧倒的な存在感。
間違いなく主人公は清原に間違いないのだが、他に登場してくるドクターとか看護婦とかその他の人たちのキャラクターが驚くほど際立っていたと思う。
それぞれが発するセリフが驚くほどの説得力を持っていたと思う。
それは専門用語を使うことから出てくることではない。
ありがちな病院での様子にいかに対応するかで彼らの存在感が際立つように脚本されていたから。
このドラマはいいドラマだなと納得したのは 等身大っぽく描かれていた登場人物のナチュラルな存在感。
特に脚本家安達奈緒子さんが清原伽耶の演技を絶賛するコメントを残しているが、そのことが妙に感動的に思ったもの。
脚本家安達奈緒子
こちらの脚本家をネットで検索してみたところがほとんど公開されていなかった。
おそらく40代の後半ではなかろうかとの年齢だけが明らかになっていて、私生活も結婚しているらしい位の事しかわからない。
ちなみに彼女の他のドラマの作品を見ているとあのコードブルーを手がけている。
見ていて見入ってしまうドラマって結構あったりするけれど、その中の1つに必ずカウントされるような気がする。
透明なゆりかごでの実績は彼女の存在感をいやがおうでも知らしめたと言える。
次回の朝ドラおかえりモネの脚本を担当することになっている。
主人公は、
おそらく等身大で演じることになるのだろう清原伽耶。
もうテレビで予告編などが流れているので見ている人も多いのでは。
書き下ろしの脚本になるので脚本家にかかる負担はかなり大きいだろうなと勝手に想像している。
モデルになる物語などがあればそれなりに取材も可能だが、すべて自前で物語をこしらえるとなると違った意味で苦労があるのでは。
舞台となった土地柄が気仙沼なので、東北大震災はエピソードからは欠かせない事実になるのだろう。
なんとなく朝ドラあまちゃんと雰囲気がちょっと被って感じるのは気のせいだろうか。
女優清原伽耶
彼女のことを調べてみると2002年の1月生まれで現在19歳。
未成年なことがちょっと驚き。
さらに彼女の学歴を見ると中学までしか表示されていない。
つまり、高校になど行かずに 役者1本で進むことを決めたのでは。
彼女の演技はどちらかと言えばフラットで自然な印象を受ける。
たくさんのドラマを見せてもらったが、役柄になりきって演じているんだろうけど、役者が頑張ってますオーラは決して出てこないのだ。
実は私の中ではとても重要なポイントで女優さんなどがヌードシーンなどで必死で頑張っている様子が画面から伝わってくるとちょっと興ざめしてしまう。
私は役者はがんばってますオーラを出してはいけないと個人的に思う。
彼女が女優として頑張っているなぁと私が感じたのは最初に見たあさが来たのとき。
その時は役柄もあったのでこの新人さんがんばっているなぁと感じたものだが。
この頃からかなりの存在感を感じた気がする。
注目の女優さんなんだと知ったのもこの頃。
やはり今回一気見した透明なゆりかごの演技を絶賛する声が多かったもので。
この若さで時代劇も現代劇も主役級でお声がかかるのだから、注目されるだけの理由があると推察。
それは、おそらくは大げさではなく自然な演技でいながら放つ彼女の存在感こそが一番の理由なのではと。
さて、17日の月曜日からは新しい朝ドラの主人公として再び彼女が登場してくる。
大いに注目して見ていきたい。