先週まで放送されていたおちょやんの余韻が残る中、直ちに始まった次の朝ドラ。
おかえりモネ
ほぼ現代の物語で、19歳の等身大の女の子が主人公。
設定だけ見ればちょっとミーハーな感じがしないでもないが、
実はこのドラマ私の中では脚本家の安達奈緒子さんに大いに注目している。
彼女はあの透明なゆりかごの作者。
脚本家の中でもかなりの実力者だと解釈している。
彼女が主演に清原伽耶を迎えて始まる物語は、東北の気仙沼近くの亀島がふるさととの設定。
時代は1995年生まれの永浦百音が2014年の現在を生きている。
ちょうど東北大震災が終わってまだ間もない頃。
今日が初回の放送なので、設定がいくつか紹介された程度で、子役となる役者さんは存在せずに、清原伽耶本人がいきなり主役を務めていたね。
目次
2014年気仙沼から登米へ
宮城県の気仙沼とか、仙台とかどうしても地震を思い浮かべてしまうので、ちなみに舞台をこの辺に設定したドラマは何年か前のあまちゃんがそうだったと思う。
じぇじぇってセリフは流行語になった。
今回は同じような舞台で、設定をほぼ現代に変えている。
主人公は何度も紹介している清原伽耶。
NHKイチオシ若手女優と言える。
彼女の実績もたどってみれば素晴らしいものが。
なんといったってまだ19歳なんだけど、13歳くらいから活躍していて、経験こそ少ないが、大きな重要な役どころを何度もか経験していて、今ではほぼNHK御用達となっている。
物語の中の永浦百音も高校卒業したばかりで19歳の設定なので、まさに等身大。
2014年の設定なので、ドラマの中で使われていた携帯電話は、スマホとガラケーと両方登場していたね。
ちなみにお父さんを演じているのが内野聖陽。
お母さんは鈴木京香。
2人ともNHKではお馴染みの顔ぶれかもしれない。
役者としての実力は当然定評がある。
物語の中にあと登場するのは、おじいちゃん。
牡蛎の养殖をやっていて藤竜也が演じる。
この俳優さんも私の中ではかなりなメジャーな俳優。
大島渚の愛のコリーダで信じられないような演技を見せていた。
役者としての度胸がとにかくスゴい。
もうかなり古い思い出になってしまったけれど。
モネちゃんには妹も1人いる。
気仙沼での暮らしぶりが何となく想像できるけど、今日始まったばかりで一体どんな設定になっているのかはこれからボチボチだね。
なんと森林組合で働いているんだね
モネちゃんは気仙沼を出てから宮城県の内陸部の森林組合で働くことになった。
その時のお世話をしてくれて下宿もさせてくれているのがおじいちゃんの古くからの知り合い
サヤカさん。
彼女が森のこと、木の事など教えてくれる設定になっているようだ。
こちらの森林組合は実はかなりユニークな作りで、事務所といってもカフェがあったり病院があったり、およそ木材関係の専門の職場の雰囲気ではない。
私ごとだが、30年間木材会社に勤めた過去があるので、木材は今でもちょっと思い入れが強いかも。
森林組合に代表される林野事業は2000年以前に林野庁で破綻しているとの発表があった。
日本での木材産業は正直なところ、ほぼ経営が立ち行かないところが多い。
理由はとても簡単で、海外の廉価版の商品に駆逐されてきたから。
とにかく値段でまるで勝負にならない。
何割か安いなんてレベルじゃない、半額以下 3分の1以下の値段で売られてしまっては太刀打ちしようもない。
木材産業は、とにかくお客さんからどんな需要を取り付けるかでその値打ちが決まる。
とにかく安いものが欲しいと言うお客さんは、日本のメーカーでは役目をなさないだろう。
企画製品しかないけれど安い外国製品を買えば良いのだから。
さて、おかえりモネの設定は今はこちらの森林組合が舞台になるけれど、やがては東京へ行くと聞いている。
本来の彼女の目的がもう少ししたら語られるけれど、天気予報士を目指すことになる。
そういった設定の予告編もたくさん流れているので、これからどんなふうに描かれるのだろう。
実家の様子も詳しく語られる
こちらの実家のおじいちゃんが一家の大黒柱のようなもの。
つい最近連れ合いのおばあちゃんをなくしてしまった。
このおばあちゃんを演じていたのが竹下景子。
このおばあちゃんが実は物語のナレーションも務めることに。
女優竹下景子は純情きらりの時も母親役で、亡くなった後ナレーションを務めていたと思ったな。
やはり朝ドラではお馴染みの女優さんと言える。
あまり大きな声では言えないが、彼女は私と同い年。
昭和28年生まれだと思った。
いったいいくつになるのかな?
私はじいさんなのでどうってことないが女性の場合はやはり年齢は不詳と言うことにしておきましょう。
これから始まる物語
物語の設定も最初の15分だけではなかなかわかるはずもない。
彼女がなぜ高校を卒業してから家を出て内陸の森林組合に就職した経緯なども全く語られていなかったし、また家族がそれぞれどんな思いで暮らしているのかも今日の内容からはまだ。
ただ舞台設定で色々と見所もあるような気がする。
それは東北のこの地方特有の海岸線と、森の中の木漏れ日の様子とか。
清原伽耶のインタビューの中にあったけれど、朝見てもらった人たちが少し上を向いて空を見て元気をもらえるようになれたらいいなと。
コロナ禍で前作同様かなりの苦労を強いられているはずだ。
東北地方の物語なので、前々回のエールとも少し被るかもしれない。
物語のこれからの展開に大いに期待する。