今週から始まったおかえりモネ。
先週までの大阪の物語から、舞台を東北地方に移してヒロイン19歳の女の子が悩みながら迷いながら自分の進むべき道を見つけていくストーリー。
主演はNHK御用達の若手女優清原伽耶。
まだ19歳ながら何度も主役をこなしてきて押しも押されぬ大女優。
彼女が主人公永浦百音を演じる。
そしてこのドラマの最も注目すべき点は、脚本家安達奈緒子。
彼女は調べてみても謎の多い脚本家だが、その実力は誰もが認めるところ。
今回の作品は今までの朝ドラとは違って、数少ない書き下ろし作品となっている。
目次
実家は気仙沼の亀島
物語のコンセプトとして東北の自然を詳しく紹介している。
と同時に東北は2011年3月11日、大震災に見舞われた。
この物語の設定が2014年となっているので、震災から3年後。
やっと復興し始めた頃の物語で、まだみんなが後始末に追われているころでもある。
島で生まれ育ったモネちゃんは高校までを地元で過ごしたが、その後は家族やおじいちゃんの紹介もあってこの島を出ることになる。
実は詳しくは語られていないが、最初に島を出たいと言ったのは他ならぬモネちゃん。
島で暮らすことを苦痛と感じているようなそんな雰囲気。
実はこの辺のいきさつも1週間かけてやっと語られる状況。
震災の時に惨状を見たモネちゃんは自分の無力さを痛烈に思い知らされた。
私は何もできなかった😨
震災の記憶が色濃く残る故郷をどうしても離れたいと考えたようだ。
1週間ではまだ語りきれていないが、本当はもっと別なところを目指していた可能性もありそう。
この時代なら高卒の後は上京して大学に行くとか、専門学校とかいろんな道がありそうな気がするけど。
その辺のいきさつはこれから。
ちなみに主人公の家族構成はおじいちゃんと両親、それと妹。
本当はおばあちゃんがいるけれど(竹下景子が演じている)、今はなくなっていて物語のナレーションを担当している。
設定では牡蠣に生まれ変わっているらしい⁉️
モネちゃんが明るく朗らかに振る舞っているドラマだけど、心の奥には震災のトラウマを抱えていて、そこからどんなふうに這い上がっていくのか、その辺の物語。
高卒後は登米の森林組合へ
ちなみにこちらは登米の山主新田サヤカさん。
おじいちゃんの知り合いとの設定だが、いまだに未婚。
聞けば伊達家の家老の末裔とのこと。
伊達政宗公の五條訓を毎朝お唱えする。
これを毎朝唱える位、藩祖伊達政宗を尊崇している。
森林組合といっても、複合施設で様々な機能が併設されているね。
診療施設、カフェ、その他誰でも集えるような集会場が。
施設は、濡れ縁があったりして外観はほとんど仕事をする事務所には見えない。
仕事といっても林野事業では木材の販売とかが中心になるが、それほど忙しさは見えてこない。
登米能
この地域独特の薪能が伝統芸能として受け継がれている。
地元の人たちも参加する本格的な能舞台。
ちなみに、伊達政宗が能の愛好者として特に有名。
徳川幕府と変わらない位の予算をかけて自前の能舞台を所有していたと聞く。
こちらの登米能と石ノ森章太郎記念館がこの地方の有名なアイテムとして紹介されていたね。
物語は粛々と進んでいくが、割と謎の部分はそのまま残したままなので、とりあえずは描かれているままに感じ取るしかない。
気象予報士
この登米町にテレビでも有名な気象予報士朝岡覚さんが訪ねてきたことで物語は一気に進むことになる。
う天気予報って未来が分かるんですね❣️
モネちゃんの嬉々とした表情がとても印象的で、全編通して描かれていた心の暗い部分の影を一掃するような雰囲気。
モネちゃんは自分が進むべき道を彼女なりの感覚で必死に探し続けている。
天気についての様々なエピソードを紹介しつつ、主人公の心の内のトラウマを巧みに描いていく。
脚本家が多分得意としている手法なんだろうね。
透明なゆりかごをこの間一気見させていただいたが、伏線の張り方がとにかくうまい。
見ているものがドラマの中に引き込まれるような巧みな描き方。
この朝ドラが放送する前に私がアップしたブログ。
さて、今日の1週間振り返りで出ていたのは漫才コンビサンドイッチマン。
どうやら土曜日の振り返りの担当者はこれから彼らが続けるのかな?
来週の予告編が少し紹介されていたけれど、どうやら天気予報とお医者さんの力を借りつつ遭難した少年を助けるシーンが描かれていた。
物語はまだ気象予報士を目指すところまでは描かれていないがモネの胸の内を描くためにはどうしても必要なエピソードになってくるらしい。
物語のコンセプトは少しずつ明らかにされているが、この先でさらに詳しく語られることになりそう。