くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おかえりモネ1週間振り返り 音楽から離れてしまった理由

 

1週間振り返ってみて謎の部分がいよいよ明らかになりつつある。

おかえりモネは作家安達奈緒子さんの書き下ろしのオリジナル作品になるが、彼女の持ち味としてあらかじめ謎の部分を残しておいてそれを布石に先々の物語を組み立てる。

モネちゃんは2011年の地震の体験がもとで心にトラウマを持つことになった事は、なんとなくわかっていたが、その時の詳しいいきさつが今週1週間で明らかにされることとなった。

物語は登米の森林組合で正式採用されたモネちゃんが

雅代ばあちゃんの初盆に帰るところからエピソードが始まる。

かなり凝った流れになっていて、お盆の時の法要をめがけて仲間たちが集まるが、3年前の地震の思い出を映像として描くことによって体験の厳しさを語るように作られていた。

ふるさと亀島には当時の仲間6人が結集。

中学校時代から音楽を通じて集まった仲間だが、地震以降音楽から離れていた。

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故郷の大切な仲間たち

目次

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新しい道 気象予報士

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参考書を買ってはみたけれど専門的で難しそう(汗)

1週間前の流れで遭難しかけたモネちゃん。

彼女の持っていたネットワークを駆使してピンチをうまく切り抜けることができた。

その時に、1番役に立ったのが天気予報のピンポイント予報。

気象予報を追求すればそれはひょっとして人の役に立つかもしれないと思い至る。

そんな流れの中、いよいよ彼女も森林組合の職員として本採用になった。

最初の給料をもらったときに、今年は里帰りしてみんなに顔を見せておいでと山主のサヤカさん。

久しぶりに故郷の海が見たいと思うモネちゃんは数ヶ月ぶりで亀島へ。

雅代ばあちゃんの初盆 

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お坊さんも呼んで地域の人みんなが集う

放送を見ていて感じたのはおばあちゃんの法要が驚くほど立派で古風な作法に従っていたこと

祭壇のしつらえはもちろん、迎え火を炊くときの子供たちのあの呪文のような言葉は初めて聞くものだったね。

物語はしっかりしたストーリーで淡々と進むけれど、その土地土地の名産品のようなものもさりげなく紹介するあたり、よくできていたなと。

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お盆の棚は今回から組手什で

モネちゃんがわざわざ担いで持ってきた組手什は祭壇を作るときに大活躍したし、お土産で持ってきた料理も皆お参りの人たちに振る舞われることに。

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直会では近況報告も兼ねていろんな話題が。

おばあちゃんの初盆と言うことで集落の人たちがほぼ全員集まったようなもの。

大人たちばかりではなく、子供たちも何人かは同級生として合流する。

ちなみに、モネちゃんたちは今19歳。

就職したものや大学に行っているもの、皆それぞれ進む道を決めて歩み始めたところ。

ちなみにこの法要の時に呼ばれていたお坊さんは父耕治の友人でもあり、子供の三生君はもねちゃんたちの仲間でもある。

彼らの集まりの中で、決して大きな声では言わないが東北大震災の記憶はやはりそれぞれ重く辛い思い出として心に残る。

雅代ばあちゃんはこのときの自身の体験のあと、2年後に亡くなってしまうのだ。

民宿永浦でお泊まり

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昔話に花が咲いて時間の経つのも忘れちゃう

かつては民宿もやっていた永浦家。

急なお泊まりのお客さんが来てもまるで慌てる事は無い。

子供たちの話が弾んでなかなか解散するタイミングがつかめないでいたところ、夜遅くになってから気を利かしてくれたお母さん亜哉子さんがそれぞれの家庭に電話をして泊まる旨を報告してくれた。

夜お泊まりしながら、昔話や今現在の恋バナなど話に花が咲く。

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モネちゃんと明日美ちゃん 恋バナやら色々とね😍

布団の中、うとうとした記憶の中で3年前の震災のことを思い出していく。

物語は記憶の中のことがリアルタイムで描かれていて、ドラマとしてはやや複雑な作りになっていたかも。

高校受験のときの様子とか、吹奏楽部で活躍していた頃のあの子たちはみんな中学生。

そして高校卒業の時の3月11日が大震災のあった日

その時のことを思い出している設定だが、物語的には種明かしをしている最中でもあった。

高校受験失敗と東北大震災

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受験の結果発表当日で故郷にはいなかった

高校受験はほぼ全部失敗したとモネちゃん。

高校の音楽部に進もうと試験を受けたが残念な結果に。

帰り際、戻らなければいけないと思いつつふと立ち寄った父親なじみの店、そこで食事をして帰ろうと思ったところにジャズの生演奏が行われる。

その演奏に聞き入ってしまったところで地震が起こるのだ。

マグニチュード9の大地震であの時はライフラインはおろかすべてのシステムが停止。

地震の後の大津波で街は沿岸線全てが壊滅的な打撃を受けた。

モネちゃんは数日間故郷に帰ることができずに気仙沼に足止めされてしまった。

地震の後故郷は大変な事態になっているのに自分は何もできずにただひたすら待ち続けるしかない。

その歯がゆい数日間がモネちゃんの心の中で人生観を一変させたのだ。

音楽は何の役にも立たない

自分は何もできなかった

この2つの思いはモネちゃんを完膚なきまでに叩きのめした。

ここで抱えたトラウマが3年以上も続いていることになる。

仲間たちみんなが抱えた苦悩

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何もできなかったことで激しく自分を責めるモネ

1週間まとめの後は予告編が描かれるのだが、ネットでは既にあらすじとして紹介されている。

ここに登場している人たちは皆それぞれに地震の時のトラウマを心に抱えている。

それはモネちゃんだけに限ったことではない。

それから来週のエピソードの中で主に語られるのは、どうやら妹の未知ちゃんの牡蠣研究。

永浦家に限らず亀島の人たちは家族仲は良いのだが、それぞれ自己主張が強いと見える。

何やらトラブルの匂いがしないでもない。

うまいことオチは用意されているのだろうが、モネちゃん自身の進路も含めて気象予報士に至る道すがらも描かれると思う。