くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おかえりモネ 海風陸風

 

今週1週間はどうやら故郷に帰省したモネちゃんと家族や仲間たちとの交流が描かれるようだ。

お盆の夜に永浦家にお泊まりした6人のうち、三生君だけがそのまま居候みたいな形で残ることに。

物語は故郷でのエピソードを描く形で、主人公モネが天気予報に興味を抱いていることを中心に話が進む。

亀島で牡蠣の養殖業を営む永浦家。

ナレーションでは牡蠣の養殖は農業に似ているとあった。

専門的には栽培漁業と言うんだそうな。

今日の物語の中で妹のミーちゃんの夏休みの自由研究が話題に。

ミーちゃんの意気込みがいかほどのものか、モネちゃんは妹のひたむきさに圧倒されてたじたじ。

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自由研究の域を超えている😳本格的😍

目次

お名前.com

三生君は流れでそのまま永浦家に居付く

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ただ居候するだけではなく仕事を手伝う❗️

昔の仲間たちは皆それぞれ用事があって散ってしまったけど、三生君は家出の真っ最中なわけで、行くあてもないのでそのままモネちゃんのところに居候することに。

しかし10代の娘2人を抱える永浦家ではそれなりの配慮も必要にはなるのだが。

物語の流れで、永浦家の仕事を手伝うことになる。

こうして写真を見てもヘルメットをかぶってライフジャケットを装着した様子は様になってるよね。

こちらでは仕事の采配は全ておじいちゃんの龍巳さんが振う。

昔気質の職人かと思いきや、意外と優しい教え方で、決して人を馬鹿にしたり上から目線のような無礼な態度をとる風でもない。

相手の仕事ぶりを尊重しながら手取り足取りってことだろうか。

龍巳さん曰く、

三生君は仕事の飲み込みが早くて筋が良いとの事。

本当はお寺の跡取りのはずなんだけれど、お坊さんになることをかたくなに拒んでいる様子。

どうやら原因はあの大震災の時の経験に基づくようだ。

ミーちゃんの自由研究は柿の種苗栽培

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ミーちゃん 演じるのは蒔田彩珠18歳

ミーちゃんの自由研究の凄いこと。

そういえばテレビ出演のときの描き方も目標は研究者と言ってたから、片手間で子供がやるような遊び半分のものとはまるで訳が違う。

夏休みといえども、自分で決めたマニュアルは決して変えることなく、きちんとこなしていくあたり並々ならぬ決意が見て取れる。

まだお盆休み期間中だけれど、お昼ご飯もそっちのけで研究に没頭。

物語の流れから判断して、彼女がこんな研究に没頭するのは他の人たちと同じくあの大震災がきっかけ。

気仙沼に限らず日本の牡蠣養殖業はあくまでも栽培事業として成り立っている。

つまり業者さんは皆稚貝を買ってそれを育てる

日本全国の牡蠣の稚貝を生産しているのは同じ宮城県の松島とか。

そこで本格的に稚貝を生産して全国に出荷。

業者さんはそれをもとに育てることになる。

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牡蠣の産卵時に用いられる原盤 ホタテの貝殻を使用している

柿の産卵時期にこのようなアイテムを海中に投入しておくとそこへ牡蠣が産卵をするのだ。

この貝殻1枚1枚にたくさんの稚貝がつくことになる。

こうして、牡蠣の赤ちゃんを出荷する形で稚貝生産は成り立っている。

大震災の時同じ宮城県にあったこれらの稚貝生産業は壊滅的な打撃を受けた。

牡蠣の養殖業は稚貝がなければ生産できないのは自明の理。

つまりそういった厳しい体験に基づく自由研究なのだ。

驚くほど本格的な研究内容

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母屋の横に本格的な研究室をしつらえている

牡蠣の稚貝といってもプランクトンのようなもの。

普通は海中を浮遊しているのだが、頼りになる居場所を見つけてそこに定着する。

ミーちゃんはその時の様子を科学的にコントロールできないかと研究に没頭している。

大きな画面を見ながら稚貝がどのくらいの数量に達したか、常に注目していたのだがどうやら希望とする数字にまで達した模様。

実は、これらの判断をもとに原盤を海中に収めるかどうかの決断を迫られる。

大切になってくるのは物語でも語られていた積算温度

私の近所ではほぼ農家ばかりなので、稲作の時にもこれら積算温度を参考に農家さん達は仕事をしている。

つまり毎日の天気のほかにその時の日中の最高気温が何度だったかを積算していって1000度以上になったときに稲刈り時期であることを判断しているらしい。

おかえりモネでは海中の積算温度が物語の中に。

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調べてみるとこういった優れもののアイテムを利用しているらしいらしい

600度を超えているかどうかと言っていたよね。

つまりその辺が判断基準に。

作業するべきかどうかは自由研究なこともあってミーちゃんの判断で行われることに。

ポイントは天気予報

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天気予報を知らなければ漁業も農業も不可能

ミーちゃんとおじいちゃんのやりとりを聞いていると、天気の話がしょっちゅう出てくる。

それに父耕治が加わるのだ。

今は天気予報を始め、また魚群探知機など優れたアイテムが漁業を手助けしているが、昔はそんなものが一切なくて、すべて経験に基づいた自分自身の天気の予想で漁をしていた。

耕治曰く、漁業は博打とおんなじだったんだ

確かに、今でも大間のマグロの一本釣り漁師なんかの話を見ると、ほとんど博打じゃなかろうかと思う。

泳いでいるマグロをなんとか餌で釣り上げようと言うのだ。

見つけ出す力や、餌を食わせるテクニックなどおよそ科学的な根拠などどこにあると言うのだろうか。

ちなみに1回漁に出かけると燃料代として10万円ほどかかると聞いた。

なるほど、ただではできない。

ここで様々な情報を扱う天気予報が精度を増すことになれば、このような仕事には大いに貢献するはず。

物語のストーリーが巧みに進行していくことを実感する。