今週ふるさと亀島で過ごしたモネちゃん。
懐かしさ以上に様々な思い出を振り返り、そして新しい経験や気づきも。
今日の物語で、天気がどれだけ世の中で大きな役割を果たしているのか実感することになる。
家族に限らず人たちは誰かのために真心を込めて何かをしてあげようと。
そして自分自身が誰かの真心で助けられている。
妹のミーちゃんは本気で牡蠣の稚貝生産に取り組むことになりそう。
そして龍巳じいちゃんはそんな孫の様子が嬉しくて仕方がない。
さらにモネちゃんは気象予報士を目指す志に追い風が吹くことを実感。
目次
ミーちゃんの真心龍巳じいちゃんの喜び
高校生の自由研究の形を借りているが、実際のところ、もし種牡蠣を生産できるなら養殖業にとってはこの上もない心強い味方になるはず。
しかし設備投資が求められること、必ずしも成功できる約束は取り付けられないこと、そして大人たちは何よりも今ある事業を何とかして震災から立ち直らせるためには、他の新しいことに目を向けることにはならなかった。
しかし若者の目線は違う。
将来を見据えたならば、自前ですべての工程が行えることが何よりも望ましい。
ミーちゃんは龍巳じいちゃんに喜んでもらえると頑張っていた。
しかし、種牡蠣の原盤の出し入れで大雨が降るアクシデントがあって、結果は散々。
いい経験になったと言えばそれまでだが、何よりも家族全員が家の仕事を本気で受け止めることのきっかけになったのは事実。
1日おきに繰り返されるバーベキュー。
その席で、近所の人から種牡蠣生産についてダメ出しをされるミーちゃん。
しかし、モネちゃんが激しく反論。
本当は先を見据えた事業計画が望ましいのだと。
思わずたじろいでしまう大人たち。
肝心の龍巳じいちゃんは内心嬉しさを隠しきれずニヤニヤ。
天気予報が描き出す未来
いよいよ登米に帰る前日の話。
部屋で荷物の整理をしていたときのミーちゃんに気象予報士受験の参考書を見つけられる。
モネちゃんが気象予報士を目指そうとしていることを察するミーちゃん。
思わず、大げさにならないように謙遜するモネちゃんだが、実は3年前の地震の後2人には切ないやりとりがあった。
大丈夫だからと姉に声をかけられても素直にはありがとうと言えない。
むしろ、無責任な励ましをされても嫌悪感を抱いてしまう。
妹のそんな反応は姉モネちゃんの心を深く傷つけることに。
本当はすぐにでも故郷に飛んで帰りたかったけれどそれができなかった悔しさが。
このやりとりで、どちらにも悪気はなく責任はないが、しかし発した言葉でそれぞれ傷ついてしまう。
震災のときのことを考えるとどうしてもおおらかな気持ちにはなれない姉妹。
ミーちゃんは姉が地震のことで苦しんでいることをよく知っていた。
自分の故郷に対してどんな気持ちを抱いているかもなんとなく理解できる。
そんな中、初めて姉が何かをやろうと一生懸命になっている姿はうれしくもあり、何をさておいても応援したい気持ちが溢れてくる。
モネちゃんにとって最初の理解者となってくれたミーちゃん。
その足でおじいちゃんの所へ。
天気のことを勉強すればミーちゃんや登米の林業にも役に立つかな?
漁業は博打
あらかじめ天気が予想できれば言う事は無い。
この先、天気のことで相談することがあったら頼むぞ!
ここでも応援される。
山と海はつながっているのさ。
おじいちゃんがなぜ子供の頃から登米の山に連れて行ってくれたか。
それは登米の山から流れた養分が自分たちの牡蠣を育ててくれているから。
そのことが今はっきりと理解できるモネちゃん。
気象予報士を目指すことにどうやら確固たる信念が生まれたらしい。
母と娘たち
母亜哉子さんにとって2人の娘は自慢の娘。
ミーちゃんが龍巳じいちゃんと牡蠣の原盤について激しいやりとりをしたときに厳しく諭すシーンがあった。
感情が激こうした家族は本気で相手のことを罵り合っていたね。
それには父耕治も含まれていた。
亮ちんの家のことが話題に出ていて、どうやら大掛かりな設備投資をして設けた船を津波で失ったようだ。
奔走した耕治に亮ちんの家の窮状を救うことができなかった。
それは父親にとってもおじいちゃんにとっても震災の辛く厳しいトラウマとなって残っている。
そんな相手の傷口をえぐるような発言をしたミーちゃんに
いいかげんにしなさい(怒💢)
母親のこの発言でその場にいた家族全員が冷水を浴びせられたように静まり返ったのだ。
朝イチ出演 亜哉子役鈴木京香
放送直後の朝イチに出演中。
彼女のプロフィールなども紹介されていて、初めて知ったのが彼女実は仙台の出身。
女優歴30年の大ベテランだが、方言のセリフには思い入れがあるとのこと。
東北地方の方言は仙台や気仙沼、また登米それぞれで違うとの事。
彼女自身は、今回のドラマであてがわれる脚本は標準語で書かれているらしい。
しかし、ドラマ内では亀島に嫁いでいるので、そこの方言の影響を受けているだろうとのことで、少しずつスタッフと相談しながら方言によるセリフを心がけているそうな。
彼女の舞台の様子も紹介されていたが、中で話していた東北便は圧巻。
ズーズー弁のうまいこと。
東北弁の鈴木京香は抜群の存在感で、この舞台見てみたいなとさえ思った次第。
様々なシーンについて本人の口から語られていた事はほとんどがレア情報。
今日の放送枠の中でモネちゃんに坂道を登ってお土産を渡すシーン。
最後に息が切れてしゃがみ込む描かれ方だったが、あの部分は全てアドリブとのこと。
彼女自身は陸上部の出身で体力に自信があるとの事だが、役柄の亜哉子はきっとそんな事はないだろうなとあのような演じ方を採用したようだ。
ドラマは、今日のエピソードで亀島里帰りの物語は一旦終了。
来週から再び登米でのエピソードが始まる。
お土産で持ち帰る大量の牡蠣。
みんなどうやって食べるんだろうね?