最近はコロナの影響で映画館も見たい映画を全然上映してくれないと思っていたところが、どうやらそろそろ憂さ晴らしできそうなアクション映画が目白押しになりそう。
そんな中今日見てきたのはモータルコンバット。
ゲームをよくする人ならかなり有名なのでよく知っているのでは。
恥ずかしながらゲームにまるで縁のない私にとっては、物語そのものからがまったくの素人で新しく勉強し直して拝見させてもらうことに。
映像がR15➕で子供向きの映画ではない。
戦闘シーンがかなり残虐とのことで、規制がかかっていると聞いた。
ちなみにアメリカでは完全なR指定。
原作に忠実に戦闘シーンを描くと、どうしてもこんなふうになってしまうとの事。
実際に見た感じいかほどのものなのかをここでちょっと考察。
目次
ゲームの世界観を実写化
これは一言で説明すれば人間社会と魔物の世界とのせめぎ合いを描いている。
人間界の英雄が真田広之だとすれば、魔界の相手はジョータスリムが演じている。
実は映画を見ていて誰が主人公なのかいまひとつはっきりしなかった。
結論から言うとそういったストーリー性を気にしなくても物語は充分理解できるし、また全編通してアクションシーンが多いので退屈することもない。
映画を見てから数時間経った今、改めて思い返してみると主人公はこの2人と言える。
実は、この2人は400年の時を越えて2度ほど対戦するのだ。
もちろん理由があってのことだが、とりあえずは深く考える必要もなく物語を楽しむことができる。
真田広之と浅野忠信
2人の日本人俳優の演技はハリウッド映画の中にすっかり溶け込んでいて英語のセリフなどもまるで違和感を感じない。
2人とも役者として長く経験を積み上げてきたこともあって、演技そのものも申し分なくしっかりとした存在感が。
特に感じたのは、
真田広之の重厚さ加減。
浅野忠信の威厳。
これはうっすらと漂ってくる雰囲気のようなもので、演技で作っていると言えばそれまでだが、やはり俳優としての2人の持ち味が遺憾なく発揮されただろう。
役柄は2人とも重要なポイントに起用されていて、物語の上からも肝になる部分と言える。
物語のストーリー分析
実は人間界と魔界で武道大会が開かれるらしい。
今回魔界の側で勝ってしまうと人間界を支配できるとの事。
そして魔界の側はあらゆる手段を使って人間界を支配しようと武道大会の前に戦いを仕掛けてきた。
実は人間界には400年ほど前に英雄が存在した。
それが真田広之扮するスコーピオン。
400年ほど前、不意打ちを受けてサブゼロに不覚をとって殺されてしまう。
物語は予告編でも冒頭で描かれるこの最初の7分間がそのまま用いられていたよね。
予告編として公開されている部分で、ここでの設定で1617年とある。
確かに物語はここから400年後の現代でストーリー展開しているのだ。
さて、ネタバレしないように分析だけ何とか紹介したいのだが、ここでの戦闘で、物語のきっかけが作られる。
見てわかるとおり真田広之扮するスコーピオンの家族は皆殺しにされてしまうのだ。
1人の赤ちゃんを除いて。
さて、多少は想定できると思うがこの生き残った赤ちゃんが400年間スコーピオンの志を知らず知らず引き継ぐきっかけとなる。
まとめ
戦闘シーンは情け容赦なく血しぶきが飛び散る。
私はいつものように4DXで見るので、今回もいつもと同じように水しぶきがしょっちゅうかかったね。
この戦闘シーンがゲームの内容そのままに描こうとするのでどうしてもR指定にせざるを得なかったと聞いた。
アクション映画でストーリーもそれほど難しい展開にはなっていない。
400年前の原因と現在の様子。
そしてそれらを結びつける時間と空間をまたいでいる何人かのキャラクターが物語を進行させる。
今回この映画を監督したサイモンマッコイドは今回が初監督作品と聞いた。
しかし、プレイステーションなどのゲームの世界ではかなり有名なクリエイターとして知られる。
ちなみにオーストラリア出身なので、マッドマックスとかちょっと思い出しちゃった。
どうやら映画作りもアメリカではコロナの規制が緩和されているようで少しずつ封切り作品も増えてくる。
今まで封切りを控えていた作品も続々と上映されるようだ。
映画好きにとっては楽しみが尽きない。