今週のエピソードは最初の気象予報士試験に落ちたことから始まった。
想定されていたことなので本人はすこぶる明るく振る舞っていたね。
モネは気象予報士を目指してはいるが、なんといっても本業の木材の仕事がやりがいも出て軌道に乗ってきている。
特に先週描かれていた4000台の学童机が無事納品できたことが何よりの実績になり、と同時に励みにもなっていた。
そんな中二足のわらじを追いかける生活だとどうしても予報士の試験の準備が追いつかない。
車の免許も取得したことがあって以前とは比較にならないほど行動範囲も増えて、さらに仕事も忙しさで披露の蓄積する毎日が。
満足な準備もできないまま2度目の試験を受けてみたが、結果は散々。
このまま気象予報士を目指すべきかそれとも踏みとどまるべきか悩みが好きなときになんとかつてお世話になった気象予報士朝岡さんが仲間と共に現れる。
やはり、気象予報からは簡単に離れることにはならないみたい。
目次
跳ね返された最初のチャレンジ
最初の受験失敗は準備期間が短かったことが挙げられるだろう。
この時は菅波先生がマンツーマンで助けてくれた。
先生の感触でも最初の受験を突破できる事はほぼないと見ていたに違いない。
しかし何事も行動を起こすことに大切な意味が。
仕事をしながらの受験勉強は、楽しくもありモネを大きく成長させる時間でもあった。
菅波先生は好意で自分の時間を割いていたと思う。
この物語の不思議な設定だが、主人公モネはちょっとハラハラする部分もあったりして周りの人はどうしても放って置けない気持ちになるらしい。
菅波先生の場合は知らず知らずのうちに好意を抱いている可能性がとても大。
それはモネ自身にも言えることだが。
仕事へのやりがい
学童机がうまく納品できたことで、他からも仕事の問い合わせが多くなった。
さらにサヤカさんが怪我をしたことを受けてモネは車の免許を取得する。
実はこれで行動範囲が格段に広がるのだ。
いわゆる現場回りと言うヤツができるようになる。
外に出ればそこはすなわち営業の場所になるので、お客さんとのやりとりも出てくるし、また人間関係も格段に大きく発展。
仕事は忙しく、そしてやりがいがあって楽しくなってくる。
それはすなわち仕事が終わる頃にはぐったり疲れて何もできなくなることも意味する。
モネは2度目の気象予報士試験に向けて準備をしなければならなかった。
しかし、仕事と試験の準備はどうしても背中合わせで存在する。
試験の準備が整わないまま2度目の試験を受けることに。
当然のことながら結果は無残なものに。
3度目の挑戦をするべきかどうかを真剣に考えねばならない。
菅波先生はやるのであれば協力すると言ってはくれているが、モネは自分のモチベーションにいまひとつ自信が持てない。
やめてもいいかな?
そんな思いがよぎるようなことではまともな準備などできるはずもなく、菅波先生もその辺のところを見抜いていたね。
気象予報士にならなくても、今のやりがいのある仕事を続けていけば誰かの役に立つ事は当然可能なわけで。
ウェザーエキスパーツに興味津々
おかえりモネが優れているなと思うのは、本人がくじけそうになると必ず周りから励ましの様々なアイテムが発生する。
今回はかつてお世話になった
気象予報士朝岡さんが仲間とともに登米を訪れることに。
そしてその仲間は、自分と同世代ながらすでに気象予報士として活躍。
その仕事内容も驚くほど興味深いものだった。
気象予報の世界では、リードタイムはすなわち準備をするための時間と。
予報することによって先に起こる様々なトラブルに準備をする時間が生まれる。
その時間を正確に生み出せることこそが気象予報の力。
熱弁を振るう朝岡さんから激しくモチベーションをかき立てられるモネ。
気象予報士の仕事にはモネの心の中のトラウマに立ち向かえる可能性があるのかも。
東北の大きな地震の後、たくさんの犠牲とともに生き残った人たちも様々な苦しみや悩みを持ち続けることになった。
内容は様々だが、自分は何もできなかったと自分自身を責める気持ちは何にも増して辛いだろう。
気象予報士になれば自分の過去にしっかりと向き合える可能性が。
過去から未来へ紡いでいくもの
お世話になっている菅波先生に必死で食い下がる。
どうしても自分の進むべき道を決めかねているが、果たしてそれは自分にとってとるべき道なのか。
何よりも自分は今の仕事を愛していて、ひょっとしたらそれ以上に気象予報士の仕事を目指したい。
話をじっくり聞いていた菅波先生は、気象予報士を目指すべきだと優しく諭す。
今までとは違ったアプローチで、気象予報士の試験を目指すことになる。
それは自分が尊敬して止まないサヤカさんの真心に報いるため。
彼女がこのひばに向かって語っていたセリフ。
それは涙混じりのもの。
また1人になったっていいじゃない。
それは家族同然で暮らしているモネが気象予報士として東京で働くことを応援しようとする切ない胸の内が含まれている。
この物語に登場する人たちは皆優しさに満ちている。
あの大きな地震の様々なトラウマをいる人たち。
物語はこうして来週へ。