今週のおかえりモネはうれしいニュースから始まる。
3回目の挑戦となった気象予報士試験。
物語の後半でついに合格の事実が。
ここまでは長かったと言えるね。
振り返ってみればちょうど一年前からのアプローチ。
最初の2回の試験は概ね結果は分かっていたようなもの。
しかし、今回の試験で言えば、それなりの手応えもあったりしたらしい。
物語は2016年の春先にかけて。
舞台は再び登米の森林組合。
サヤカさんは4月の登米能で仕舞を舞うとのこと。
そしてあの樹齢300年のひばも伐採が決まった。
様々な人たちの思いを込めて物語は進んでいく。
目次
試験の後の暮らしぶり
試験が終わった後も、日々明るく過ごすモネ。
それには理由があって、頑張って受けた試験に相応の手ごたえを感じていたから。
今回は受かるかも‼️
さて、1月から3月にかけての登米は雨も多い。
東北地方なので雪が降ってもおかしくないが、普通は雨の場合が多そう。
森林組合に併設された喫茶店は賑わいもあって、みんな忙しく仕事をしている。
仕事をしている中で、モネは登米能のお囃子隊への参加勧誘を受ける。
もともと吹奏楽部出身だから、音感は申し分ないだろう。
また、例のサヤカさんの樹齢300年のひばの伐採日は3月10日と決まった。
行事としてきちんと組み込まれたことなので、カレンダーの予定表にも書き込みが。
樹齢300年のひばは50年の乾燥期間が必要
ひばは伐採した直後に能舞台の材料にできるわけではない。
木材はとにかくひたすら乾燥しなければならないのだ。
その乾燥には50年必要と語られていたね。
木材の耐用年月は乾燥期間に比例するとされる。
つまり一年間乾燥させた木材は1年間同じ品質で存在する。
100年かけていたものは100年間長持ちすると昔から言われた。
もちろん人工乾燥も選択肢の中には入ってくるが、伝統的な建築物は天然乾燥だけで作業する場合がほとんど。
有名な伊勢神宮が実は20年ごとに立て替えられていることをご存知だろうか。
東西で、20年ごとに立て替えて引っ越しをするのだ。
これを式年遷宮と呼ぶ。
さて、このように20年ずつの普請があるので、技術が保たれているとの説がある。
聞いたところでは、20年かけて材料を準備していると聞いた。
これを延々数百年間続けてきている。
登米能の舞台も次のリニューアルに向けて材料を準備する必要が。
気になるのはウェザーエキスパーツ
モネが事務所のパソコンに向かって時々眺めているのは
東京のウェザーエクスパーツのホームページ。
朝岡さんはじめ、顔なじみになった気象予報士たちが在籍している。
気になるのは募集の部分。
気象予報士資格を持つ者とあった。
様々な仕事をする中でこの資格だけは外せないと言う所。
気になって仕方がないと言う事は、この会社で働いてみたいと思うからなんだろうね。
さて、そんな中 菅波先生にもどうやら異動の話が持ち上がる。
登米の診療所に通い始めて2年ほど。
中村先生が、そろそろ東京に戻るのもアリだよと。
もし東京に戻るのなら4月からになるので、なるべく早めに結論を出していてほしいとの話が。
本来なら菅波先生はいやいや東京から通っていたはずなんだけど。
今ではそんなこともなさそう。
だってこちらへ来ればモネちゃんと毎日会うことができるし、2人きりの時間だって持てる。
どうしても東京に戻らなければならない理由はとりあえずは希薄だよね。
祝合格㊗️
3月に入ってから試験結果が届く。
菅波先生と恐る恐る開いてみた中には合格との二文字が。
一年以上もかけた大チャレンジはここに実を結ぶことになる。
真っ先に知らせたかったのはサヤカさん。
本当は菅波先生よりも前に知らせたかったけれど、何故か見つからない。
実はそれには理由があって、サヤカさんは4月の登米能で仕舞を舞うので、練習をしていたのだ。
サヤカさんは何か思うところがあるのかもしれない。
モネを東京に送り出すための覚悟は彼女の中には既にできている。
以前自分が守ってきたひばに向かって「1人になったっていいじゃないか」と涙ながらに述懐していたね。
そんなこともあったので3度目の起床予報士試験の結果を早く知りたかったに違いない。
もし、モネが東京に出て仕事をしたいと言い出したなら、その時は明るく見送ってやろうとの腹づもり。
この物語ではセリフとしては出てこないけれど、前後の脈絡からセリフにはならない気持ちがチラリと見え隠れする。
今週はいよいよそんなことも含めて、モネが自分の胸の内をしっかりと自分の言葉で語るエピソードが紹介されるようだ。