試験に合格したことをきちんと伝えることができなかったばかりか、嘘までついてしまったモネ。
しかしそんな胸の内など周りの人にはお見通しだったのだ。
サヤカさんにきちんと伝えることによって道は開けるように。
舞台を登米から東京に移して物語はいよいよ本格的に進んでいく。
しかし、森林組合できちんと気持ちを伝えることができたあと、肝心の故郷亀島で家族に説明しなければならない。
サヤカさんの最後のアドバイス、
故郷に帰ってきちんとみんなに伝えておいで❣️
先週あたりから主人公を演じている清原伽耶の方言がそれとなく様になってきているような。
もともとは東北の田舎でのことなので、方言は外せない。
物語が始まった頃は主人公はほとんど方言を使うことなく登場していたような気がしたが、ここへきて少しずつ地元の言葉を話しているような。
目次
サヤカさんとモネ
能舞台で練習をするサヤカさんのもとへ。
本格的に舞っている姿は驚くほどの静謐さ。
どうだった?と聞かれて、
思わずかっこよかったですとベタな答え。
サヤカさんに自分の非を素直に謝罪するモネ。
笑って受け止めてくれるサヤカさん。
若者が決めたことなんだから、笑って送り出してあげる。
この言葉は何よりの励みになっただろう。
そして伊達政宗公の言葉を引用して、年寄りには優しくしすぎても良くないと。
仁に過ぐれば弱くなる
これはいくつかある中で語られている遺言のようなもの。
人に優しくしすぎると決して良い結果は得られない。
優しくする側もされる側も弱さが露呈すると。
年寄りは優しくされると一気に弱ってしまうんだと。
今は高齢者が安心して暮らせるような世の中を目指している真っ最中だけど、自分もサヤカさんと全く同じ年代なので(70歳ちょっと前)、バランス感覚はとても大切だろうなと。
コロナ禍の中では、高齢者の安心安全もさることながら、今現在生活が立ち行かなくなっている様々な人たちへどれだけ手厚い支援ができるのかが最重要課題ではと考える。
全ての物事は明るく前向きに考えたいよな❣️と考えるばかり。
森林組合にて
とうとう森林組合で職員やスタッフたち全員に自分の気持ちを伝える。
驚きとともに、困惑する仲間たち。
登米ではだめなんですか?
その恋は誰もが抱く素朴な疑問。
しかし、答えはサヤカさんが。
若者が決めたことなんだからみんなで送り出してあげましょう。
この子はここへ来たとき本当にひどい顔だったけど、
今はこんなにも晴れやか😊
なかなか言い出しにくい部分を代弁してくれる。
サヤカさんはどこまでいっても的確なアドバイスでモネを見守る。
若者ただ見守るだけでなく、所々で適切な助言を伝えられることこそ年寄りの真骨頂では。
同じ世代を生きる者として、大いに学びがあるなと実感している。
そして、年寄りは甘やかしちゃダメなんだよね。
自分の胸に手を当ててみても、自分で自分を甘やかしちゃうからね。
そんなことなんかも考えたりして。
たかだか朝ドラのはずなんだけど、思った以上に感情移入している私たち。
菅波先生の決断
昨日モネのの肩に手を置くことをためらった菅波先生。
私のブログにもたくさんの書き込みがあったような。
ここできちんとハグできれば、それは菅波先生ではなくなる。
若者2人がこれだけ仲良くなっていても、それぞれの恋愛感情にまるで無頓着なところがこの物語のユニークな設定でもあり、また歯がゆいところでもある。
私は単純にお楽しみポイントとしか受け止めていないが。
さて菅波先生は東京の中村先生に報告していたよね。
自分はまだ登米での活動を継続しますと。
中村先生はこれ幸いとばかりに喜んでいたけれど。
菅波先生は、自分の指導医である中村先生が、自分自身が考えるより先に行動することを学ぶために登米に派遣したのだと解釈していた。
意外と簡単そうで、たやすくできることではない。
困っている人や苦しんでいる人がいたなら理屈抜きに手を差し伸べる。
医療従事者だけでなく、現代社会を生きる我々にとっても真っ先に求められる資質ではなかろうか。
普段から心がけて、なにがしかの行動をするクセをつけておかなければ、絵に描いた餅になる。
ふるさと亀島
思いがけない里帰りに、喜びを隠しきれない家族たち。
しかし、父耕治は、なぜモネがこんな時期に里帰りしたのか細やかな疑問を抱く。
モネはサヤカさんの助言通りに、自分の気持ちをしっかり伝えるためにやってきたのだ。
耕治の直球質問
何が話があるんでねぇの?
口ごもるモネの代わりにお祝いだと告げるミーちゃん。
なかなか本心を語るのは勇気が要ることなんだね。
大人がよくやる手だけど、酒を飲んでごまかす。
確かおかわりして2杯ぐらい飲んだような。
日本酒をこのペースで飲んだら酒に強い人だって簡単に酔っちゃうよ。
なるほど家族にきちんと伝えるエピソードは明日語られることになりそう。
今週のエピソードではあの大震災のトラウマが全ての面で明らかにされた。
あの時、みんな何もできなかったと失意の中で自分を責め続けてきた。
その気持ちを今乗り越える時がやってくるのだ。