物語は2016年の夏を描いている。
要するに今から5年前、リオオリンピックがあった時。
そして記憶の中からすっかり消えてしまったけど迷走台風ってこの時だったかも。
物語はどこまでもフィクションだけど、このときの世情はそのまま踏襲しているので、つい最近の事実がそのまま取り込まれている。
そんな中、あさクラの気象予報班は台風の動向に大きく注目していた。
今までとは全く違った動きをしそうで、そのことに激しく反応したのがモネ。
なんと故郷を直撃する可能性が。
過去に経験したことがないので、そりゃ心配にもなるわ。
と同時に汐見湯では、おじいちゃんが熱中症で倒れる事態に。
非常事態に反応したのはモネ。
とっさに菅波先生に助けを求める。
目次
迷走台風
このときの台風の状況を調べてみたところ、発生してから一旦は日本に向かいそうに見えて、その後南下を始める。
この時点で明らかに普通の動きではないとわかる。
その後Uターンをして日本の太平洋側を北上。
高い海水温に支えられてそのまま東北地方まで。
その後東北地方を横断する形で日本海へ抜けたと思ったね。
過去にこんな動きをした台風はなかったとのことで、この当時もテレビなどで想定外の言葉がよく聞かれるようになった。
降水量なども1時間あたりの雨量が100ミリを超えると、想定外とか、過去に経験したことがないなどの言い回しが増えてきたのでは。
その傾向は最近もそのまま継続している。
私にとってはただの天気予報でも、携わっている人にしてみれば想いの丈を込めた仕事の1部。
予報の後に大勢の人たちの日々の生活があると思えば、冷静でいることも大変なのかも。
故郷への連絡
台風が来るまでには若干の時間がありそうだったので心配になったモネは故郷に電話を入れることに。
やはり気象予報士らしく、誰に何を伝えるべきかをよくわきまえている。
久しぶりにした故郷への電話だけど、必ずつながる相手が母親なことをよく知っている。
そして、挨拶もそこそこにいきなりおじいちゃんを指名。
海側からかつて経験したことのない台風がやってくるのででき得る準備をきちんとしておいたほうがいいと。
それは作業小屋とか牡蠣棚とか船の係留場所とか、手を打っておくべきだと。
何気ないエピソードの中に故郷の様子とか、家族のそれぞれの人間関係とかを巧みに描いているのがこのドラマの秀逸なところ。
能天気な父親
姉に密かに対抗しようとする妹
実直に仕事に向き合うおじいちゃん
家族全体のバランスを考える母親。
ドラマを見ていてうまいなぁと感心😌
おじいちゃんオリンピック観戦中に‼️
汐見湯ではおじいちゃんが具合が悪くなってしまったとのこと。
オリンピック観戦中でろくに水分補給もせずにずっとテレビを見ていたらしい。
実は素朴な疑問なんだけど、ここ東京なんだよな。
クーラーないのかよって思った人も多いんじゃない?
しかし具合の悪くなった人がいれば直ちに反応するのが周りの人。
実はこれ救急車を呼んだ後での出来事。
もしやと思ってコインランドリーに駆け込むモネ。
洗濯中でうとうとしている菅波先生を発見。
有無を言わさずおじいちゃんの所へ連れてくる。
そこから先はさすが現役のドクター。
的確な判断ですぐに対応できる。
実はこの時おじいちゃんは意識を取り戻しつつあった。
菅波先生の判断はドラマを見ていても的確そのもの。
病院へ行って点滴を受けてもらうこと。
おばあちゃんも一緒に行って体調を確認してもらうこと。
これがドクターの判断だよね。
このときのおかげでおじいちゃんもおばあちゃんも元通りに元気になれた。
やっぱり医者はすごいわとドラマの中での話でも感心することしきり。
しーちゃん 君の鋭さは一体⁉️👏
さてこのエピソードのもう一つの注目点。
それがしーちゃんの反応。
彼女の見ているところはおじいちゃんの容体ではなく、モネがどんな行動をしたか。
知り合いの、妙齢の男性❣️
その先の行き着く先は当然恋愛関係。
男女のことに驚くほどシリアスで敏感なしーちゃん。
想像をたくましく、全てを察しているような素振り
お互いをぎこちなく紹介するモネ。
2人の関係をギリギリまで邪推するしーちゃん。
丁寧にお礼を告げるモネになぜか黙ってしまう菅波先生。
あなたのおかげで助かりました。
ありがとうございます。
このときのエピソードを今日の物語の最後で紹介していたんだなとすぐにわかったんだけどね。
菅波先生は明らかにモネに好意を抱いている。
しかしこのお礼の電話で直ちに普段のドクターモードに転換したんだね。
助けてもらった人からのお礼の言葉はまともに受け止めてはいけないんだと。
物語の中ではこの2人の関係はとても気になるところだけど、どうやらお互いのことを異性として認めるにはまだまだ時間がかかりそうだわ。
しーちゃんとか莉子ちゃんの敏感さがもうちょっとモネに備わっていればね。