今週のエピソードは今日と明日で終了する。
車いすマラソンの選考レースまではいよいよ残りわずかとなって、様々な準備をする中、新たにプランBが提案されて、必勝を期すことに。
様々な思いが交錯する中、ついに本番レースを迎える。
テレビで見ていて感じたのだが、車いすマラソンの選考会は選手一人一人がトラックを数十周走ってタイムを計測するタイムトライアル方式。
F1レースがスタートラインの序列を決めるために、予選を行う感じによく似ている。
レースそのものは全部の車が一斉に走り出すけど、予選の時は1台ずつ全速で走ってタイムを競い合う。
車いすマラソンも全く同じ方法がとられていると感じた。
レースにかける鮫島さんと全力で応援するチームサメジマのメンバーたち。
目次
モネと鮫島さんの会話
鮫島さんは自分の感覚のみを頼りに今までレースを続け、勝てた時もあったが、最近ではいまひとつ結果が残せないでいた。
朝岡さんの主導でチームサメジマが結成。
車いすマラソンの選手のサポートをすることになるのだ。
科学的なデータを重視するチーム。
様々なデータ取りをして鮫島さんの弱点とされる暑さ対策などに取り組むことに。
今までの流れで言えば、鮫島さんの深部体温が上がることによってレース中のパフォーマンスが著しく落ちることを発見。
それはドリンクを利用することでどうやら回避できることも発見。
提案できたのは、最適な条件のもとどれだけタイムアップをできるかじっと辛抱して走り続けること。
科学的な対処方法だとベストだと思われたのだが、この方法にはランナー鮫島にとってモチベーションを下げる致命的な欠点が。
彼女の弁 面白くない😔
彼女は地道に走っていくことがどうしても苦手。
抜きつ終われつの様々なレースの駆け引きこそが励みにもなり、楽しみでもあった。
その感覚がなくなることでレースに面白みを感じなくなっていたのだ。
事実に敏感に気がついたモネ。
鮫島さんもかつての感覚でもう一度チャレンジしてみては?
しかし、この言葉は鮫島さんにとっては簡単に首を縦に振れるものではなかった。
タイムがいまひとつ伸びないことに危惧を抱いていた朝岡さん。
気象予報士としての様々なデータ分析から改めてプラムBの可能性を探ることになる。
プランB
当日の天気予報をしてみるとレース会場となる競技場は競技の途中から強風が吹く可能性が指摘された。
レース中に強風の向かい風を受けたときに力を発揮する可能性が高い鮫島さんを考慮すると、風が吹いてからは向かい風に向かって全力疾走。
トラック競技なので周回の反対側になったときに追い風を受けて体力を温存。
1連の流れの中で、かつてのレース感覚を呼び覚ましてタイムアップを狙っていく。
これがプランB
鮫島さんから素朴な疑問が出る。
もし、風が吹かんかったらどうするん?
その時は当初の計画通りラップタイムを守って地道に走っていくしかありません。
レースをするのは鮫島さん本人。
鮫島さんがどう判断されるかはご本人で考えてくださいと。
スタート
レースが始まると競技場に残ったモネが必死になって声援を送る。
天気予報で記載される風はまだ吹く気配がない。
そんな中、予定通りラップタイムを刻んで地道な走りを続ける鮫島さん。
ウェザーエクスパーツでサポートを続けるメンバーたち。
備え付けられたカメラの映像はエクスパーツ社内にネットで送られている。
現地で必死に応援しているモネと緊密に連絡を取りながら気象情報なども把握。
やはり気温は高く湿度も高い、鮫島さんにとっては最も苦手とする条件が揃っている。
そんな中頑張ってラップタイムを刻む鮫島さん。
レースも後半に差し掛かった残り20周。
がんばり続けてきた彼女もどうやらここでラップタイムが微妙に落ちてきている。
このままでは55周終わった段階で標準タイムを突破できる可能性もあやしいと思われた頃。
ついに予想していた向かい風が期待できることに。
全力疾走する鮫島さんの目にもモネが持っている「風が吹きます」のパネルが映る。
今日は物語はここまでで終了。
なんとなく物語の流れで行けば標準タイムを突破できそうな雰囲気だけど、それはレースなのでフタを開けてみなければわからないね。
向かい風に向かって挑む
ドラマを見ているものとすれば頑張って勝って欲しいと思う。
ネタバレではもう明日の結果は既にわかっているんだけど。
今日見ていて、車いすマラソンのレースがどんなふうに行われるのか初めて知った人も多いのでは。
私なども初めて知ることが多かった気が。
車いす1台1台で選考レースを行っているとも知らなかった。
本当にレーシングカーと同じ方式なんだなと。
明日結果の出るエピソードだけど、感動の場面をどんなふうに描くのかちょっと興味が湧くね。