おかえりモネは登場人物たちの胸の中の描き方がとにかく丁寧。
物語の冒頭では朝岡さんの気象予報にかける想いが詳しく描かれた。
これは最近の気象変動にも言及していて、今リアルタイムで起こっている洪水や土砂災害など
どのように向き合うべきか真剣に悩んでいる。
と同時に、主人公モネが菅波先生との関係をどのように発展させるかもとても重要なこと。
このドラマを見ている人たちにとって唯一、恋バナとも言える2人の関係。
どうやら今日の物語で大きく進展するようなことが。
目次
朝岡さんの苦悩
気象キャスターを引退することを宣言してからもあちこち飛び回ってスポーツ気象に取り組む様子を見せている朝岡さん。
しかし、彼が本当に考えている事は物語の中ではどうやら違っているような雰囲気。
地元に特化した気象予報を真剣に考えているようだ。
真っ先に考えているのが東北地方。
そこで起こった災害がどうしても、想定外の事柄で気象予報の力も及ばない。
そういったことにどう対処すべきかを長い時間かけて模索している。
気象予報が対応すべき現実
最近の予報では想定外の事柄とは言わずに、かつて経験したことがないようなといった形容詞をつける場合が多い。
データを検証してみると過去に土砂災害等起こったことのない場所でありえないような土砂災害が繰り返されている。
なぜそんなことが繰り返されるのか、気象異変と言ってしまえばそれまでだが、それでは起こってくる災害に全く無抵抗で手をこまねいて見ているしかない。
彼はそのことを良しとはしていなかったのだ。
個人的なことになるが私の住む地域は石狩川のほとりで、この川の水位の上昇が災害を呼ぶこともある。
北海道でも有数の田園地帯だが、この石狩川が氾濫すると川のすぐそばの田んぼは冠水することになる。
その頻度が最近特に近くなっているような気が。
この5年間で2回ほど水害が。
その前は記憶をたぐれば昭和56年頃なので、今から30数年前になるのでは。
気象異変と言ってしまえばそれまでだが、地元で暮らしている者にとっては簡単に良しとはできない。
今でこそ、金銭的な補償があってそれなりに農家の人たちの生活は保障されるが、昭和56年当時はその保証すらなかったと聞いている。
朝岡さんはこのような災害事例を含めた気象予報ができることを提案しようとしているふうだ。
報道番組が取るべき姿勢
報道番組でも今回の物語上の災害について特集番組を組む予定が。
それは地元に住む人たちが自分たちの独自の判断で避難行動をとって広範囲な土砂災害があったにもかかわらず、1人の犠牲者も出すことがなかった。
人間の心理として、災害が起こりそうな時でも自分は大丈夫と思い込んでしまう悪いクセが。
避難勧告や指示が出てもなかなか従わない人がいるのも事実。
誰かの命令に従うと思ってしまうのだろうか。
そのことを嫌がる人がいるのが事実。
結局そういった考えの人たちが災害に巻き込まれる場合が圧倒的に多い。
そこを乗り越える方法は上から目線の指示伝達ではなく、自分たちで自主的に取り決めした事柄こそが有効な場合もある事は、最近のニュースでも感じること。
避難場所などをあらかじめ決めておいて有無を言わさずそこまで行動することを周知徹底しておく。
災害は、今まで経験したことのない状況で起こってくる。
経験したことがないことこそきちんと認識しておくべき事柄かも。
モネの故郷の事なので彼女も気が気ではない。
そのことも踏まえて朝岡さんは今後の対応のことを考えているようだ。
モネと菅波先生 進展するの?
ウィークデーのお昼前後。
普通の人は仕事に出ていて決していないはずだけどこちらのコインランドリーではこの時間を利用する人たちも。
偶然出会ったモネと菅波先生。
2人ともまだ恋愛関係には至ってはいない。
何気ない会話の中から蕎麦でも食べに行きませんかと。
思いがけない誘いにドギマギしながらも従うモネ。
寝起きの彼女も、この物語には何気なく登場してくるので。
さて、今日のエピソードでは一番最後にちょっとしたハプニングが。
実は驚かすつもりでこっそりやってきたところが、菅波先生とモネがびっくりするほど近い距離で親しげに。
その様子を見ると、驚きを隠せない父親。
びっくりしたなぁ😳
と言いつつ、微笑んで見せるが瞳はまるで笑っていない。
この状況で今日のエピソード終わるあたりがおかえりモネのいつものやり方。
明日の物語に期待を持たせる。
こんなふうに終わるとどうしても続きをみたい気になっちゃうからね。