実はコマーシャルの入るテレビドラマはあまり得意ではない。
ちょうどいいところで寸断されるのがどうしても興ざめしちゃうので。
とは言いつつも、さまざまなドラマを見てきた中で記憶に残るものもいくつか。
コマーシャルが入らないことを条件に見るとなれば、有料放送かNHKぐらいしかない。
もっとも、NHKも有料放送なので、要はお金を払わなければコマーシャルなしで楽しむわけにはいかないってことだ。
最近はもっぱらNHKの朝ドラと大河ドラマを見ることを常としているが、かつてwowowを契約していた時期があった。
その時にはまったドラマなどもある。
現役をリタイヤする年齢になって毎日テレビを見るようになると、民放のドラマも見ないわけにはいかない。
今見ているドラマも含めて、医療ドラマに特化して少し振り返ってみたい。
ちなみに、全てが私の独断と偏見に基づく。
目次
Wowowで知ったグレイズアナトミー
Wowowとかスカパーでは様々な映画ドラマを放映。
こういった放送タイプのものと今はNetflixに代表されるような、ネットにアクセスして自分が見たい番組をチョイスしてランダムに視聴できるものがある。
これからの主力はやっぱりネットを利用するタイプになるだろうか。
番組表を眺めながら、録画の予約をしたりなんて事は正直めんどくさいので。
一覧表で一括渡された中から好きなものを選んでその場で見る方法のほうがはるかに理にかなっているかも。
しかし、有料放送でwowowを契約していた期間は10年ちょっとになる。
その時ずっと継続して見ていたのが映画の外では、
この「グレイズアナトミー」。
これは、医療ドラマとはいっても恋愛ドラマ風の作りに。
この手のドラマがなんといっても好奇心をくすぐるのは、専門的な医学用語や用法があちこちに見え隠れすること。
どんな場合にも必ず優秀な医者が登場。
そして手術シーンが出てきて、てきぱきと指示を出し、そして神業的な技術力で成功させ人を救っていく。
当たり前すぎるくらい、ベタな内容。
そういえば、昔から力作が多いのでは
医療系ドラマは昔から、人間関係のドロドロした部分を描くには格好の題材だったのでは。
白い巨塔も医局を中心とした人間ドラマで描かれた。
最新の医学をテーマにしながら、描かれるのはそれぞれの人間のメンツと建前。
要するに人と人とのつながりや駆け引きなどが綿密な味付けとともに描かれる。
実はドラマで描かれるのはすべてこういったことに終始するのでは。
時代劇なども私は好きでよく見かけるが、結局のところはこの人間の欲望についての描き方が全てと言って過言ではなかろう。
白い巨塔は内容がエキセントリックだったこと、そして確か当時は胃がんがどんなふうに治療するかで大きなテーマに取り上げられていた。
専門的な説明が随所に入ってくるのに、見ているものを引き込む力は、それがすなわち明日は我が身かもといった思いがどこかしらあるからではなかろうか。
特に、難しい用語が入ってきて、それだけでも引き込まれてしまうよね。
俳優たちに求められるもの
医療ドラマを取り扱った場合、登場人物のキャラクターはくっきり鮮やかに描かれる。
もちろんどんなドラマでも同じように描かれるが、医療ドラマはどうしても人の生き死にを描くことが多くなるので、登場人物の人となりはくっきりと際立つことに。
脚本家も、物語のストーリーを仕立てる上で、描きやすい部分もあるのではと思う。
ただし、ドラマの重みは専門的な用語をどれだけ駆使できるかにあると思うので、そういったことが脚本内に入ってくると、当然苦労はするだろうな。
まとめ
これからもさまざまに目線を変えてこのようなドラマが量産されるに違いない。
特に今巷をにぎわせているコロナ禍。
医療現場が今崩壊の危機に瀕しているのは誰もが知るとおり。
新しい治療方法と、病気が拡散することをどれだけ防げるのか、そのことが未だ暗中模索の中では、簡単に見切り発車するわけにもいかないだろう。
今医療現場で、全力を尽くしている人たちがいることを私たちは知らねばならない。
守るべきは守るし、自粛すべきものは自粛してことに当たろうとは思う。
この1連のコロナ騒動が、なるべく早く過去のものとなるよう、せいぜいお気に入りの医療ドラマを見て溜飲を下げたい。