くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おかえりモネ 姉と妹の約束

 

15分の物語の中で

半分以上の時間をかけて描かれたモネとみーちゃんのやりとり

この物語の核心部分を描く。

2011年の東北大震災は多くの人を傷つけ、また大勢の犠牲を強いた。

この物語の登場人物はほぼ全ての人が地震によってトラウマを抱えることに。

永浦家の姉妹も本当は仲の良い年頃の娘たちでなければならなかったが。

地震の経験で歯車が少しずつ狂う。

姉は痛みに耐えきれず、その土地を逃げ出してしまった。

そして、妹はそんな姉を知らず知らず責め続けていたのだ。

どちらが先でどちらが後の物語ではない。

2人は1つの出来事をきっかけにどうしても乗り越えなければならない壁の前で逡巡していた。

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2人とも辛かったんだよね😭

目次

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姉の負い目

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この家を支えてきたのはみーちゃん

女優清原伽耶と蒔田彩珠の実力のほどが伺えた名シーン。

この2人が絡むシーンは以前からいくつか描かれてきたと言える。

そしてその都度2人の演技力に魅入られてきたのが私だなと。

今回のやり取りで、それぞれのわだかまりとなった胸の内がしっかりと告白されていたね。

モネは戻りたいと言った。

それに対してみーちゃんはなぜ?と

さらに言葉を続けて私の了解がどうして必要なの?

答えは、永浦家を支えてきたのがみーちゃんだからだと。

だから、妹の了解が欲しいんだと。

そしてこんなやりとりも語られていた。

私がダメだと言ったら戻っては来ないの?

故郷には戻らない きっぱりとモネ。

このやりとりが意味するものは、2人が乗り越えなければならない壁をまさに超えた瞬間だったと言える。

イイに決まってるじゃない😭

みーちゃんは姉の真摯な胸の内を嬉しく思っていた。

信頼できる😍そう思ったに違いない。

あんまり嬉しくて感動したから、泣き顔を恥ずかしくて見せられなくて自分の部屋に引きこもった。

モネは故郷からいなくなったことを、自分は逃げ出したんだと素直に告白。

そして、もう一度やり直したいんだと。

そのためには仕事でクリアすべき課題がいっぱいあるけれど、乗り越えて故郷に戻りたいと素直に告白していたんだよね。

乗り越えられた壁

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三生君の断髪式にかこつけて🤣

亀島のそれぞれの人たちが、それぞれのやり方で地震のトラウマを克服しようとしている。

おかえりモネはそういった前へ進もうとする人たちを励ます物語。

最初に壁を乗り越えたと思われるのがモネとみーちゃん。

もっとも、モネは心に思っている

まだ何もできていない

これからやることがみんなの役に立つんだと確信に満ちた決意。

東京に戻ってウェザーエキスパーツで新規事業の発表会で、もし首尾よく採用されたなら地域密着型の気象予報士津々浦々計画が機能しそう。

モネの希望としては会社に籍を置きながら気仙沼で気象予報の仕事がしたい。

はっきりってハードルはかなり高いんだけどね。

東京汐見湯にて

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お互いを思いやる心がなんとも素敵😍

故郷で確認作業を終えたモネは東京に戻って菅波先生と再会。

この2人は相変わらずすれ違いが多いのだが、お互い連絡を取り合って何とか会えるように。

モネの決断が2人の今後の関係に大きな影響を落とす事は間違いないのだが。

ただし、お互いの仕事や人生観をそれぞれきちんと尊重することができている2人の関係は、現代人では理想的かもしれない。

遠距離恋愛でなかなか会うことができないのはかなり手痛い現実だが、会えないから別れるといったあいまいな関係ではなさそう。

菅波先生は仕事へ行く前の時間、モネの帰りをずっと待っていたようだ。

真っ先に聞いたのは、故郷の様子

大丈夫だったの?

何とかなってました  モネ。

しかし、この段階ではモネはまだ自分の決心をきちんと話せてはいない。

菅波先生の優しさ

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紹介したい人は宮田さん

モネに合わせたい人がいると菅波先生。

宮田さんは菅波先生が医者として唯一失敗したと思わせるに至った最初の頃の患者さん。

肺がんだった宮田さんを手術を勧めて治療にあたったが、本当ならば担当の主治医の意見を聞いていったん抗がん剤か何かで予備治療をするべきだった。

命は助かったが、ホルン奏者としての身分は失うことに。

今はボイラー技師として働いているところ、偶然再会。

菅波先生の方から声をかけた事実がある。

実は宮田さんには息子がいて、音楽が大好きだと言う。

自宅にしまってあったホルンを見つけられて、演奏してくれと懇願されたが。

何気なく演奏してみたところが拍手喝采。

かつてのようには演奏できないが、音楽の楽しさや喜びは再び味わえるようになった。

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息子に頼まれて演奏するホルン かつてのように息は続かないが

吹奏楽部出身の私から見て、このホルンがどこのメーカーなんだろうと素朴な疑問。

プロの演奏家なので、普通はアレキサンダー社製のものを使っているよね。

プロ用となれば100万円以下ってことはないよなと思いつつ。

勝手な想像を楽しみながら、演奏の音がどんなものなのかと思いを馳せている。

新たな音楽の楽しみにいたく感動した菅波先生は宮田さんにモネの前で演奏を聞かせてほしいと頼んだようだ。

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明日演奏が聞かれるでしょう

今日の放送ではまだ音は聞こえていない。

これは明日のお楽しみと言うことになるが、明日で今週のエピソードに決着が。

モネは高校卒業と同時に故郷を離れた時、もう音楽には戻らないと語っていた過去がある。

ここでもう一度音楽が物語に登場する事はどんな意味があるんだろうなと勝手に考えてはみるが。

明日その答えが。