久しぶりに映画館で映画を見た。
いつも一緒に行く友達がいるので今日も2人連れだって。
じいさん2人がいい年をしてと思うなかれ。
われわれは自慢じゃないがかなりのヘビーユーザーで4DX3D にはまっている。
今日見たのは007の最新作。
No Time To Die
主演のダニエルクレイグがこの作品でジェームズボンド役を降りるらしい。
さらにはこの後007を演じるのは女性になるとの話。
そういったこともあって興味が尽きない最新作だが、実際に見てみて驚くほど複雑なストーリー設定に。
この作品が今日改めて素敵だなと感じたのは、ストーリーなどまるで理解できなくても映画を鑑賞する点でさほど支障にはならないってこと。
最後まで見終わったので、もちろん納得はしているが、複雑な絡みがいまだにちょっと謎の部分もあったりしてる。
今日封切りになったばかりの映画なので、ネタバレは厳禁と思いつつ、可能な限り想像力を豊かに感想を述べてみたい。
目次
ダニエルクレイグとボンドガールたち
主役を演じていたダニエルクレイグはジェームズボンドを演じる事今作で5作目になるだろう。
私の目から見ても最初の頃は、金髪だったのでジェームズ・ボンドっぽくないなと思っていたが、最近では彼がジェームスボンドだなと納得できるレベルに。
ジェームズボンドは言わずと知れた色男。
女性と浮き名を流すことについてはどの作品も共通だが、今回もご多分にもれず浮き名を流すことに。
しかしその都度エピソードで出てくる女性たちとは意外とマジだったりする設定。
つまり、その時の遊び半分ってわけでもなさそう。
この辺の設定がかなりユニークで面白いところで、物語の中でも彼はデリケートで傷つきやすい性格と表現されていた。
今回のヒロインとなるのはフランスの女優 レアセドゥ
正直なところこの女優さんは過去にも何度か目にしているのだが、今回の作品で初めてヒロインと呼べる役柄で目立っていた。
今回はとても重要な役どころを演じている。
まさに、物語の核心部分が彼女によって語られることになる。
もう一つ 何年も前から言われていることだが、007は次回作から主人公は女性になる。
彼女は、マーベルシリーズにも出ていたよね。
キャプテンマーベルの女性パイロット役で出演していたので記憶に残る。
007シリーズは女性なしではありえない作品で、必ず作品に花を添える女性たちが出演。
ボンドガールと呼ばれる彼女たち。
こうしてみると本当に豪華メンバーだなって感じる。
ボンドカーを始め様々なアイテムが
基本的にアクション映画なのでカーチェイスなどのシーンはお手の物。
かつてのボンドカーなどとは違って最新鋭のものは装備も格段に優れているし、さらにはリアリティーが増すような工夫が。
撮影技術の進歩によって、実際にカースタントは本物と見間違うようなリアリティーで描かれる。
今回のボンドカーは新旧合わせて何台かお目見え。
最初のほうのカーチェイスで使われていたこちらの古いタイプのアストンマーチンが驚くほど映像にマッチしてかっこよく映ったね。
今回の作品ではおよそ6台の車が使われたと聞いた。
映画が始まってしまうとどれがどれやらほとんど区別がつかなくなってしまうのがたまにきず。
007の歴史は長い
ちなみに初回の007は1962年。
つまり60年の歴史が映画に込められている。
私が最初にこの映画を見たのは多分小学校6年ないしは中学1年だったと記憶。
おそらく1964年ぐらいに初めて知ったんだろうと思う。
それ以来ジェームズボンドと言えばショーン・コネリーとずっと思い続けてきたが、実際は彼が出演した007はそれほど多くは無いし、決して名作と呼べないものもあったりする。
しかし彼の風貌はどう考えても007そのものに思えた。
それから様々な俳優が演じるようになって今に至るのだが次回作からはついに女性が登場することになりそうだ。
最初の頃の男性バージョンしか知らない我々の世代だと、かなりの違和感も感じてしまう。
女性バージョンになってからの最初の作品を見てからでないとなんとも批評のしようがない。
物語のストーリーから見えてくること
世界中のロケ地で撮影を行っていたようだ。
私が見たのは吹き替え版で、字幕版でなくて良かったなとつくづく感じたね
字幕を追っていたんではあの複雑なセリフの内容はとても頭には入ってこないから。
字幕の出た英語以外の言葉も若干はわかった。
フランス語とイタリア語がなんとなく理解できたような気がする。
何よりも、あれだけの世界遺産に登録されるようなロケ地が素晴らしかった。
ここでカースタントのシーンを撮影したんだから凄いとしか言いようがないわ。
さらにはジャマイカでも撮影している。
今回の作品で、初めて過去何作品からの繰越しのモチーフが使われていた。
それは中に登場していた
ボンドガール エバグリーン演じるヴェススパーリード
実はこのシーンはうっすらとしか覚えていない。
確か愛する人ができてその人と悲しい別れをせざるを得なかった物語だったと記憶。
007のスカイフォールの時だよね。
今回はその時のエピソードをもとにエヴァグリーンがカメオ出演とだけ言っておきましょう。
どの場面に出演するかは映画を見た人だけがわかる。
さて、今回の007だと最後はかなり衝撃的な内容になる。
悪役を演じたのがラミマレック
彼はボヘミアンラプソディーで主演男優賞を受賞している。
このときのイメージが強烈だったのを記憶している。
映画はいろんな点で様々な記憶を呼び覚ます。
今回の作品も最後まで見ていて、ストーリーが全体像を理解でき始めたのは最後の方。
この映画の凄いところはストーリーがわからなくても全く違和感なく楽しめてしまうこと。
決して辻褄の合わない荒唐無稽な物語を論じているのではない。
映画の中ではタイムスパンは5年ないし6年程度の範囲内を描いているが、実際はその遥か10数年以上も前からのエピソードがきっかけになっているように描かれていた。
007の集大成になるかもしれない作品だったなと改めて感じる。