おかえりモネは残すところ今月1ヵ月の放送となった。
先月の最後の方から物語はいよいよ東京での暮らしに別れを告げて気仙沼に戻って1連のストーリーが描かれることに。
おかえりモネの言葉通りの展開になってくる。
新しく気仙沼の市民プラザで仕事を見つけ、ボランティアながら気象予報士としての活動を再開。
およそ6年半のブランクがあったので、気仙沼はそれなりに復興を遂げて、今までと勝手の違うことも多くなっている。
しかし、故郷である以上は幼なじみも家族もいたりして、普通に考えるならば決して居心地が悪いなんてことにはならないのだが。
実はこの物語の重要なテーマに2011年の東北大震災がある。
このときの莫大な被害が、地元で暮らす人たちにとってy耐えられないほどの苦しみや辛さを与え続けて今日に至るのだ。
よその地域とは事情が全く違うんだってことがこの物語で改めて見せつけられる。
東京から気仙沼へ
東京から故郷気仙沼に戻ろうと決意させたのは菅波先生の元患者宮田さんが奏でるホルンの音色。
「ロンドンデリーの歌」はモネの背中を押してくれることに。
このことがあってから東京を離れることがはっきり決まった。
そして結婚をわざわざ保留にしてまで故郷へ帰って自分の務めを果たそうと考えたモネ。
東京で気象予報士として様々な経験を積み、なんといってもテレビの中継キャスターを担当した事は彼女を格段に成長させたと言える。
今まで通りデリケートでナイーブな優しさを残しつつも、本質には力強さが加わって、菅波先生曰く“くそ度胸があるので何をやったって大丈夫”。
物語の不思議な設定だが、笛から生えてきたブナの苗木はおばあちゃんの転生とのこと。
ユーモアを交えながら物語は「おかえり」の言葉通り気仙沼へ。
故郷で仕事探し
故郷に帰ってみてもそんなにのほほんとしているわけにはいかない。
ウェザーエキスパーツから言い渡されたのは、新規事業としてはモネの提案は受け入れられないが、特別に気仙沼出張所の立ち上げを認めるとのこと。
ただし自分なりにトライして2年間で結果を出さなければそのままボツとなる。
はっきり言って、能書きを言っている間もなく様々な行動を起こす必要が。
しかし、彼女の知名度などを利用するとすぐにいろんな人と出会うことになる。


気仙沼の影の実力者と言ってもいいかもしれない。
他にも様々な女性達と出会うことになる。
モネが最初にいただけた仕事はFMラジオのパーソナリティー。
主に天気予報を中心に地元の情報を広く伝える。
なんといっても東京で傘イルカくんとコサメちゃんのお姉さんで知名度は抜群。
様々な経験を積みながらいよいよみんなに知ってもらえるような活動ができるようになる
家族と幼なじみたち
地震で大津波を経験している家族や幼なじみたち。
モネは津波を見ていないのでどうしても気持ちの中で後ろめたい気持ちが先立って、それが自分自身を責めてしまうことにつながっていた。
結局故郷にはいられなくなって逃げ出してしまった辛い過去がある。
彼女が故郷に戻ったのはその逃げた過去をきっちりと乗り越えて精算したかったから。
ただし、そのことを素直に受け入れてくれている人たちはわずかだったようで、幼なじみの亮ちんは「キレイゴト」と全く評価する姿勢を見せない。
今までのモネならそこですっかりしょげてしまっただろうに、今回は少し訳が違った。
そんな事はハナから覚悟の上で戻ってきていたのだ。
多少の批判があってもめげることなく自分のやるべきことをしぶとく頑張ろうとする。
そんな姿がやがて周りの人たちにもじわりと浸透することに。
気象予報士としての実績
プロとして、気象予報士の本業はいかにしてリードタイムを作ることができるか。
様々な提案をしていく中で、綱渡り的なこともせざるを得なかった。
みんなが楽しみにしているお祭りを1週間延期させる必要に迫られたが、なかなか当事者たちは首を縦に振らない。
そこで彼女の持ち前の知識と実力を発揮して、このときの1番の関心事、アワビの開口日を
ぴたりと言い当てる。
実はこのときの実績が、後々のものに大きくプラスになるのではと。
離れ離れの2人


電話での2人のやりとりも何度か画面に映し出されていた。
結婚保留と言いながら、2人の関係には大きな気持ちの上での変化はなさそうだ。
お互いにこの人ならばと思っているんだよね。
何よりも信頼できる。
今現在、世の中で何が大切かって、信頼すること、される事に勝るものはそうたくさんは無いね。
将来的にはやっぱり一緒になるんだろうなと勝手に推察。
さてそんなこんなでネットではもう来週の予告編はすでに昨日の段階でアップされていた。
時代の流れが一段と進んでいくような。
特にびっくりしたのは達己さんがどうやらカキ養殖業を廃業するつもりでいるらしい。
自分の代で閉じてしまおうと。
家族全員がどんな気持ちでその話題に向かおうと言うのだろうか。
もうあと4週間分のストーリーしか残っていない。