昨日から登場した女の子。
中学校3年生で15歳。
石井あかりちゃん(伊藤蒼)
かなり引っ込み思案な設定で、問いかけたって簡単には口を開かない感じ。
しかし、少しずつ話すうちにモネと打ち解けていく。
物語はそんな中で、気象予報士として防災関係のいくつかの提案をしてみることに。
さすがに住んでいる人たちも役所の依頼ならばある程度は情報提供を受け入れ可能だが、民間の業者とでは簡単には首を縦に振れないとのこと。
そんな中、妹のみーちゃんがいつになく悩みが深そうで、モネに少しずつ話し始める。
物語の後半に向けて、登場人物の胸の中にどんな苦しみがあるのかが少しずつ明らかに。
モネは物語が始まった頃と違って、今は他の人たちを支え励ます側にしっかり回ってるんだよね。
知らず知らずに、物語のコンセプトが変化していることに気づいちゃう。
目次
石井あかりちゃん
ふと気になって声をかけてみた中学生風の女の子。
彼女からも素朴な疑問が投げかけられる。
永浦さんはなぜ気象予報士になったんですか?
誰かの役に立ちたかったから
少し間があって女の子は答える
なんとなく綺麗事っぽい
ちょっと真顔になるモネ。
しかしすぐに気を取り直して作り笑いをしながら答える。
実は、つい最近他の人にもおんなじことを言われたの。
誰かの役に立ちたくて地元で仕事をしているって答えは額面通りに受け取ってくれる人は少ないのかもね。
ひがみやっかみも若干はあるとして、やっぱりいい子ぶってるように見えるのかもしれない。
モネは女の子とのやり取りで、かろうじて名前までは知ることが。
あかりちゃんは中学3年生?
うなずく女の子。
あかりちゃんは自分の口からはほとんど語る事は無い。
そんな様子がモネは多少気になった。
今日のところはそんな説明までで彼女とのエピソードは終了してしまう。
坊主DJ 三生
幼なじみの三生をDJに抜擢してはどうかと提案したのはどうやらモネ。
心配する悠人君をよそに太鼓判を押すモネ。
確かに、マイクの前に座らせてみると不思議な説得力と親近感がたっぷり。
古いお寺の副住職として、日々仕事をしているが、修行のつもりでこの仕事を引き受けたと語る。
24歳のお坊さんだから人前に立って話をすることでまるで自信は無いけれど、人生についてひょっとしたら何か語れることがあるのかもと。
呼びかけは誰からも好感がもたれるような優しさがあったね。
話題になっていたのは気仙沼と亀島との地域差。
気仙沼は都会だから簡単に人との交流ができそうでできない。
個人的に誰かに問いかけてみても、通りいっぺんの答えしか返ってこないんじゃなかろうかと。
その点、亀島は島全体が家族のようなもので、隣近所みんなオープン。
町内会とか漁協とかいろいろな集まりはあるけれど、基本近所付き合いや家族ぐるみの付き合いは同じレベルで行われている。
防災計画は一筋縄にはいかないね
モネはこの日、自分自身の防災計画を気象予報士として提案していた。
地域密着型の気象予報士を広めようとしたとき、一番頼りになるのは防災に関しての詳しい情報提供や、いざと言う時の案内など。
普通こういった事は役所の担当で、近年は各地方自治体に防災担当の専門職が置かれていたりする。
モネが目指していたのはこういった人たちと連携することで気象予報士が活躍できる場、あるいは貢献できることが必ずあるに違いないと目をつけた。
着眼点は申し分ないし、ストレートだが、必要な情報を得るためには各家庭の個人情報もあった方がより詳しい計画が可能になる。
最近では当たり前になったけど、個人情報保護法が声だかに叫ばれるようになってから、簡単な問い合わせにもたやすく答えることにはならなくなった。
私も仕事柄役所で様々な問い合わせの電話を受けるが、意外に答えられないのが、担当の誰それさんの携帯電話を教えて。
100%お断りするしかないのだ。
個人情報を電話などで許可なく明かす事は守秘義務違反。
守られなければ厳しい罰則の対象となる。
私自身も、後輩たちに仕事の説明をした時、違反すればクビだからなと釘を刺した。
それでも、乗り越えて何とか聞き出そうとする輩も結構いたりするんだよね。
残念ながら答えないよね。
モネはお年寄りの世帯ではどうやら情報収集ができたみたい。
民間の会社の調査だからね、やっぱり一般家庭は簡単には明かさないと思う。
みーちゃん…
電話がかかってきてみーちゃんを迎えに行くモネ。
どうやら、亮ちんと飲んでいたようだ。
しかし、酒の強いみーちゃんにしてはずいぶんと酔っ払っている。
あまりにも深酒している雰囲気がありありなのですぐには家に連れて帰らずに市民プラザで一休みさせることに。
そこでの、モネとみーちゃんの会話。
亮ちんはもう何年もみーちゃんと付き合っているように見えていまだに心を開いているようではなさそう。
そのことがみーちゃんは苦しくて仕方がない。
私はいつもこの時間に返される。
船が港に戻ってから会う時も必ず私から声をかけて亮君から呼ばれる事は無い。
彼は今でも誰も好きになってはいけないと思っているのかな?
私は一体何がしたいんだろう?
そう語ったみーちゃんは涙ぐんでいる。
思いを寄せる男性は決して心を開こうとはしていない。
もう何年も彼に寄り添って力になってあげようとするけど、それはほとんど独りよがりの行為にしか過ぎないのだ。
酒を飲むと本音がポロリ。
ここでのモネの対応は今までとは全く違う立場だったよね。
今までは周りから応援してもらうことが圧倒的に多かったモネだけど、ここ最近の物語では彼女が励ます側にしっかりと回っていること。
おかえりモネのキーパーソンとしての役割を果たし始めているのだ。