今週からは残すところ3週間でおかえりモネの物語も終了することになる。
描かれるエピソードはやはり亀島での家族。
主人公モネの幼なじみそれぞれの家庭の様子でとりわけ大切なのは永浦家と及川家。
今日はそんな両方の家庭の家族の様子が中心に物語は進んでいく。
雅代おばあちゃんの6回忌に遅れてやってきた及川家の2人。
父新次と息子亮
2人が揃ってお供物を持ってやってきた。
永浦家と及川家はほとんど家族同然の付き合いで、それぞれ気心も知れているが、地震の後は気まずい関係も若干はあったりして。
亮君は自前の船を持つことを急いでいて、父親もそのことを応援しようとしている。
モネはどうやら菅波先生がわざわざこちらを訪ねてくるとのこと。
これを機に物語は一気に進みそうな気配。
目次
及川家
物語の中ではこの親子はほとんど会話もかわさないと語られていて。
男同士の2人なので普通の家でも言葉を交わすことなんかあんまりないよなと勝手に想像するけれど。
妻をなくしたことでいまだに立ち直れないでいる父親を、必死で働きながら向き合っている息子。
地震から8年位経っているはず。
これだけの時間苦しみ続ける事は、当然あり得るけれど、当事者でない場合 周りの人はどう感じるんだろうか。
残酷な言い方だがいい加減辟易してるのではと。
しかし、物語の会話の端々に息子が父親を思う気持ちがちりばめられている。
父親はどうすれば息子のために役立つのかを必死で考えながらも、簡単に行動に移せるわけではない。
友達に頼まれてイチゴの生産農家のハウスで働いているとの事。
船には決して乗らない
この発言は今でもかたくなに変えようとはしていないようだ。
周りの人も、触れてはいけないことがあるとかなり気をつかっている様子が画面からも伝わってくる。
亮君の思い
自前の船を中古で所有しようとしている亮君。
なぜかその相談は父親ではなくモネの父親耕治。
銀行員だからお金に関する事は誰よりも詳しいのは間違いない。
その上で、3000万円の船を持つためには頭金として600万円用意できると言う事はないなと。
あともう少しで準備できると亮君。
この船にこだわる理由が、父新次が好きなタイプの船だからとポロリと発言。
この後に及んでもまだ父親の存在を意識し続けている。
凄腕漁師としての父親を今でも遜色なく尊敬できている。


そのためにどうしても手に入れたいと焦る気持ちもあったりするようだ。
そんな亮君を耕治はずいぶんと頑ななように感じた。
親父のじゃない!
お前の船だぞ!
確かにこの言葉には実感がこもっている。
それに父親には相談せずにモネの父親に相談しているのだ。
なんとなく順番が違うような、誰だってそう思うはず。
みーちゃんの思い
自分のことを必死で模索するみーちゃん。
様々な事柄を同時に土俵の上に上げていて収拾がつかなくなっていたものを、改めてじっくりと考え直してみた。
出た結論は亮君との関係をはっきりさせるために、彼とじっくり話し合いたいと。
しかし、そのための勇気がどうしても出てこない。
その辺のジレンマを演じる蒔田彩珠は周りの誰もが大絶賛する女優。
そして、妹の思いを受け止めるモネを演じる清原伽耶は筋金入りの大女優。
まだ19 20の娘さんだけど、将来を担う有望な若手の筆頭だともっぱらの噂。
菅波先生との未来


この2人の関係はとても気になるところ。
離れ離れになってから既にかなりの時間が経っていて、ほぼ会えずじまいの2人は電話でしか会うことができない。
どうやら、年明けには永浦家に赴いてきちんと挨拶をした人菅波先生。
苦手なことなのでどうか助けてくださいとモネに懇願。
全力でサポートしますとモネ。
お互い信頼しあっている様子がひしひしと伝わってきて本当にいい感じ。
菅波先生の持っているスマホをネットで調べてみたところ、どうやらギャラクシーのs20ではなかろうかと。
オークションなどではいまだに5000円に満たないけれど値がついているみたい。
どうやら、おかえりモネのこれからのエピソードの中に先生が永浦家を訪れるのではないかと想像できそう。
嵐の前
穏やかな様子で始まっている後半のエピソードだけど、実はネタバレ情報は既にネットの中でことごとく明らかにされている。
そんな中、土曜日の番組案内をしているサンドイッチマンが漁師の役で登場していたね。
それは、他ならぬ亮君がお金を稼ぐためにメカジキ漁をしながらクロマグロを狙いたいと。
今日の物語の最後の方で描かれた、亮君の焦りにも似た気持ち。
親父が気に入るだろう船を手に入れて彼は何をするんだろう。
余計な詮索だが、もう一度父親に船に乗ってほしいと思っているのは明らか。
そういった息子の側の気持ちは、果たして形になるのだろうか。
このまま穏やかに物語が進むとは思えなくなってきた。