昨日、漁協に赴いて創業している船を港に戻すように全力で訴えたモネ。
今日はそのエピソードの続きが描かれる。
モネが予想した通り海は大荒れ、ほとんどの船は港に戻ることができたが、肝心の亮の乗った船1隻が海上に取り残された。
海上の波は5メートルを超える大荒れ、しかも強風が吹き荒れている。
船は港に戻ろうにも身動き取れずにその場で耐えるしかない。
自分の持てる力を駆使してなんとかして力になろうとするモネ。
しかし、東京ウェザーエキスパーツと気仙沼をつないだ連絡網で朝岡さんからモネに厳しい忠告が。
あなたはやれるだけのことを全てやった。
後は祈るしかありません🙏
ただ祈って待つだけが、どれほど心もとないものなのかを思い知らされる緊迫したエピソードが今日の物語。
目次
事態は急変
操業している船はすべて戻ってきたと思った矢先、ただ一隻 亮の乗った船だけが大しけから脱出できずに現場に取り残されてしまった。
組合長は、ホネ折ってくれたモネに詳しく連絡をよこしてくれた。
あんたすごいなぁ
言う通りになったな
しかし、今頃褒められてみたところで、これからまだ取り残された一隻の船のサポートが。
モネが真っ先に行ったのは、東京の野坂さんに連絡をして専門家同士の詳しい打ち合わせを。
パソコンの画面に映し出される現地の正確な情報。
すでに波の高さは5メートルを超えてきて 風も強風で、船が航行するにはあまりに厳しい状況。
確かに、海の上は風も吹けば波もあるので、自分の行きたい方角に思い通りに進めるわけではない。
横波を受ける状況ではとてもじゃないが操船などできるはずもなく。
モネの連絡網
すでに昨年のお正月の頃の様子なので、ウェザーエクスパーツのパソコン画面にはリアルタイムの気象情報が常に反映されるようになっている。
特に船舶などの航行に関しては野坂さんは現役のプロ。
しかし今回は風の専門家とされる内田くんも参加してもらうことに。
彼らの見解では、亮君の乗った船は19t。
近海で操業する小型漁船なのだ。
外海の激しい気象条件では航行する事はおろか転覆の危険だってあると。
その厳しい事実を知らされて、思わず凍りつくモネ。
専門家3人で話し合った結果、現地にいる船にアドバイスできる事はその場を動かないこと。
そして風が弱まり波が収まるのはおよそ6時間後なので、それまで大揺れの海上で辛抱するしかないと。
得られた情報は漁協と市民プラザで待機しているみーちゃんたちにも伝えられる。
なんとかしなければと焦るモネ。
野坂さんに必死で食らいつく。
この付近を航行している大型商船はありませんか?
海上保安庁の救助だと間に合わない可能性が😭
その時朝岡さんからアドバイスがされた。
私たちは科学的なデータに基づいて気象予報を行うことができるが、万能ではない。
後は祈ることしかできない経験を今している。
永浦さんはやるべきことを全てやった。
後は祈ってください。
残念ながらこの言葉は普通励ましとは受け取られる事は無い。
不謹慎なことだが“諦めろ❗️”と受け取る人だってかなり多いのでは。
漁協と新次
漁協ではギリギリの対応で船に乗っている家族も続々と詰めかけていた。
その中に久しぶりにここを訪れた新次の姿。
挨拶もそこそこに、現場の船と話をさせてくれと。
その時の会話は、かつての時と同じ。
仲間同士の会話。
そして全力で伝える。
風上に船首を向けろ
アンカーをおろして踏ん張れ。
要するに、その場に留まり続けろと伝えるしかなかったのだ。
実際に動けるようになるまでは専門家たちが予想した通り6時間かかるとされた。
未知の思い
市民プラザには悠人君とみーちゃん。
もう夜遅いと言うのに、全く帰ることもできずにじっと待ち続ける。
船の乗組員の命がかかっているのだ。
安否確認のためにとてもじゃないがその場を動くことなどできるはずもなく。
厳しい状況が伝えられるたびにみーちゃんの気持ちは激しく攻めさいなまれる。
本当は船が戻ってきたら、将来のことを話したかった。
できれば、船なんか海に関わることなんかも全て止めてしまうことも話してみたかったと。
彼女は心配のあまりモネに抱きつく。
私、まだ亮君と何も話せてない(涙)
後は連絡を待つしかない。
既に日付が変わって1月4日。
耕治は窓を見上げて思わずつぶやく
亮までとられてたまるか(怒)
祈るしかなくなったときに東京でもすーちゃんが同じように心配していた。
そして時間は午前3時。
どうやら海が少し穏やかになった様子。
そんな中港から電話が入るのだ。
実は今日の物語はここで終了して、明日結論が出ることになるが。
ネットではもう明日の情報は散々出回っているようだ。
明らかにネタバレなんだけど、しかし明日の物語を見てどんな様子でみんなが帰ることができたのか、それはちょっと興味が湧くね。
とにかく気仙沼の嵐はなんとかみんな乗り越えたんじゃなかろうか。